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『マルセル・デュシャンとアメリカ』が第27回吉田秀和賞受賞!
受賞書籍 - 2017/11/24
平芳幸浩・京都工芸繊維大学教授の著書『マルセル・デュシャンとアメリカ 戦後アメリカ美術の進展とデュシャン受容の変遷』が、優れた芸術評論に贈られる第27回吉田秀和賞(水戸市芸術振興財団主催)を受賞しました。
https://www.arttowermito.or.jp/yoshida/yoshida01.html
平芳幸浩の『マルセル・デュシャンとアメリカ』は、デュシャン論の力作です。
関連本が無数にあるなか、著者は戦後アメリカ美術家のなかで、デュシャンの仕事に触発されて独自の方法を捜したアーティストに標的をしぼり、異説でもつれ合った糸のようになっている世界の現代美術言説網の一点突破を試みます。寝技、めくらましなど、禁じ手を駆使したデュシャン(さえも)を正攻法で押し切ろうとしている。賭けともみえる戦略ですが、並々ならぬ強腕、明晰な説得力に充ちている。要領よくアカデミックにまとめられている他の候補作品からは抜きんでているとみえます。(審査委員 磯崎 新氏による選評より) 全文はこちらから
2017年12月15日(金)『京都新聞』
https://www.arttowermito.or.jp/yoshida/yoshida01.html
平芳幸浩の『マルセル・デュシャンとアメリカ』は、デュシャン論の力作です。
関連本が無数にあるなか、著者は戦後アメリカ美術家のなかで、デュシャンの仕事に触発されて独自の方法を捜したアーティストに標的をしぼり、異説でもつれ合った糸のようになっている世界の現代美術言説網の一点突破を試みます。寝技、めくらましなど、禁じ手を駆使したデュシャン(さえも)を正攻法で押し切ろうとしている。賭けともみえる戦略ですが、並々ならぬ強腕、明晰な説得力に充ちている。要領よくアカデミックにまとめられている他の候補作品からは抜きんでているとみえます。(審査委員 磯崎 新氏による選評より) 全文はこちらから
2017年12月15日(金)『京都新聞』
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定価 3,740円(税込)