曽我 千亜紀 著 『情報体の哲学』の書評が『図書新聞』6/17付に掲載されました。
評者は、大黒岳彦さん(明治大学教授)です。
「…著者は、最近完結した記念すべき訳業『デカルト全書簡集』(全8巻、知泉書館)の訳者陣にも名を連ねる新進気鋭のデカルト研究者である。著者は本書で哲学史的に甚だ評判の悪いデカルトの「身-心(ないし物-心)二元論」を救い、擁護する域を超え、デカルト研究の最新成果、デカルト思想の継承者(アラン、ベルグソン)さらにはメルロ=ポンティを援用しつつ、解釈=改釈を重ね「情報体」という概念に改鋳、結実させる。…」
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