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2022/07/19
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宮野真生子『言葉に出会う現在』刊行記念イベントのお知らせ(7/23 福岡)
2022/07/14
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宮野真生子『言葉に出会う現在』刊行記念トークイベントのお知らせ(7/19東京)
2022/06/21
言葉に出会う現在
九鬼周造を出発点にオリジナルに発展・深化した、恋愛論、押韻論、共食論、母性論等、切れ味鋭い11の論考に加え、書評・エッセイも多数収録。
早逝の惜しまれる著者の珠玉の哲学論考集。
●著者紹介
宮野真生子(みやの・まきこ)
1977年大阪府に生まれ,その後和歌山県で育つ。京都大学大学院文学研究科博士課程(後期)単位取得退学ののち,福岡大学人文学部准教授。2019年,大阪大学より博士(人間科学)。著書に,『なぜ,私たちは恋をして生きるのか――「出会い」と「恋愛」の近代日本精神史』(ナカニシヤ出版,2014 年),『出逢いのあわい――九鬼周造における存在論理学と邂逅の倫理』(堀之内出版,2019年),『急に具合が悪くなる』〔共著〕(晶文社,2019年)など。
2019年逝去。
●編者紹介
奥田太郎(おくだ・たろう)
南山大学人文学部教授。南山大学社会倫理研究所所長。著書に,『倫理学という構え――応用倫理学原論』(ナカニシヤ出版,2012年)など。
早逝の惜しまれる著者の珠玉の哲学論考集。
●著者紹介
宮野真生子(みやの・まきこ)
1977年大阪府に生まれ,その後和歌山県で育つ。京都大学大学院文学研究科博士課程(後期)単位取得退学ののち,福岡大学人文学部准教授。2019年,大阪大学より博士(人間科学)。著書に,『なぜ,私たちは恋をして生きるのか――「出会い」と「恋愛」の近代日本精神史』(ナカニシヤ出版,2014 年),『出逢いのあわい――九鬼周造における存在論理学と邂逅の倫理』(堀之内出版,2019年),『急に具合が悪くなる』〔共著〕(晶文社,2019年)など。
2019年逝去。
●編者紹介
奥田太郎(おくだ・たろう)
南山大学人文学部教授。南山大学社会倫理研究所所長。著書に,『倫理学という構え――応用倫理学原論』(ナカニシヤ出版,2012年)など。
【エッセイ】恋とはどういうものかしら?
第一章 道具・身体・自然
――宗悦と宗理――
1 近代化と生活する身体
2 柳宗悦における風土的身体
――フィクションとしての自然――
3 柳宗理における風土的身体
――別な自然への視線――
【書評】伊藤徹編『作ることの日本近代―一九一〇― 四〇年代の精神史』世界思想社、二〇一〇年
第二章 押韻という夢
――ロゴスからメロスへ――
序
1 『日本詩の押韻』という試み
2 呼びかけとしての押韻
結
【書評】佐藤康邦・清水正之・田中久文編『甦る和辻哲郎――人文科学の再生に向けて』ナカニシヤ出版、一九九九年
第三章 恋愛・いき・ニヒリズム
序
1 「いき」をめぐる諸言説
2 「恋愛」を求めて
――透谷・泡鳴・有島の試行錯誤――
3 「恋愛」と「他者」をめぐる問題
結
【エッセイ】ここにいることの不思議
第四章 死と実存協同
―――無常を超えて偶然を生きる――
はじめに
1 「無常」を語る危険性
2 「メメントモリ」
3 「愛」としての「死者からのはたらきかけ」
4 偶然性における実存協同
おわりに
【書評】佐藤啓介『死者と苦しみの宗教哲学――宗教哲学の現代的可能性』晃洋書房、二〇一七年
第五章 恋愛という「宿痾」を生きる
1 問題の所在
2 北村透谷の「恋愛」
3 「コケットリー」とは何か
4 「賭け」の先にあるもの
5 「いき」とは何か
6 「コケットリー」と「いき」
7 「いき」の魅力
8 さいごに
【エッセイ】愛
第六章 近代日本における「愛」の受容
1 「愛」をめぐる問題状況
2 「愛」という言葉は何を意味しているのか
3 「色」から「ラブ」へ
4 恋愛としての「ラブ」に託されたもの
5 恋愛としてのラブの危険性
6 「愛」があれば、どうなるのか
7 「一つになる」愛の果てに
8 さいごに
【エッセイ】性
第七章 母性と幸福
――自己として、女性として生きる――
はじめに
1 母と子の関係をめぐる変化
2 子どもへの違和感
3 「自己」として生きること
4 平塚らいてうの「自己」と「自然」
5 「母性」への転回
6 母性という桎梏、その別の可能性
さいごに
【エッセイ】家族
第八章 「いき」な印象とは何か
――「いき」をめぐる知と型の問題――
はじめに
1 印象とは何か
2 「いき」という美意識
3 「いき」の「意味体験」とは
4 印象を成立させる動性
5 「二次元動的可能性」としての自己と他者
おわりに
【書評】谷口功一・スナック研究会編『日本の夜の公共圏――スナック研究序説』白水社、二〇一七年
第九章 カウンターというつながり
――『深夜食堂』から考える――
はじめに
1 『深夜食堂』以前
2 『深夜食堂』の紹介
3 居酒屋とサードプレイス
4 カウンターという空間
5 『深夜食堂』における食の機能
6 「サードプレイス」の「やわらかな公共性」
さいごに
――ふたたび『深夜食堂』――
【エッセイ】カウンターには何があるのか?
第十章 食の空間とつながりの変容
はじめに
1 どのように共食するか
2 共食に何が託されてきたか
3 どこで食事をするのか
4 「家事」という大問題
5 戦後の「共食」のあり方と現代の「食」
【書評】伊藤邦武『九鬼周造と輪廻のメタフィジックス』ぷねうま舎、二〇一四年
第十一章 言葉に出会う現在
――永遠の本質を解放する――
はじめに
1 偶然性における「永遠の現在の鼓動」
2 回帰的時間における「永遠の今」
3 詩の時間性
4 押韻と偶然性
おわりに
編集後記(奥田太郎)
初出一覧
第一章 道具・身体・自然
――宗悦と宗理――
1 近代化と生活する身体
2 柳宗悦における風土的身体
――フィクションとしての自然――
3 柳宗理における風土的身体
――別な自然への視線――
【書評】伊藤徹編『作ることの日本近代―一九一〇― 四〇年代の精神史』世界思想社、二〇一〇年
第二章 押韻という夢
――ロゴスからメロスへ――
序
1 『日本詩の押韻』という試み
2 呼びかけとしての押韻
結
【書評】佐藤康邦・清水正之・田中久文編『甦る和辻哲郎――人文科学の再生に向けて』ナカニシヤ出版、一九九九年
第三章 恋愛・いき・ニヒリズム
序
1 「いき」をめぐる諸言説
2 「恋愛」を求めて
――透谷・泡鳴・有島の試行錯誤――
3 「恋愛」と「他者」をめぐる問題
結
【エッセイ】ここにいることの不思議
第四章 死と実存協同
―――無常を超えて偶然を生きる――
はじめに
1 「無常」を語る危険性
2 「メメントモリ」
3 「愛」としての「死者からのはたらきかけ」
4 偶然性における実存協同
おわりに
【書評】佐藤啓介『死者と苦しみの宗教哲学――宗教哲学の現代的可能性』晃洋書房、二〇一七年
第五章 恋愛という「宿痾」を生きる
1 問題の所在
2 北村透谷の「恋愛」
3 「コケットリー」とは何か
4 「賭け」の先にあるもの
5 「いき」とは何か
6 「コケットリー」と「いき」
7 「いき」の魅力
8 さいごに
【エッセイ】愛
第六章 近代日本における「愛」の受容
1 「愛」をめぐる問題状況
2 「愛」という言葉は何を意味しているのか
3 「色」から「ラブ」へ
4 恋愛としての「ラブ」に託されたもの
5 恋愛としてのラブの危険性
6 「愛」があれば、どうなるのか
7 「一つになる」愛の果てに
8 さいごに
【エッセイ】性
第七章 母性と幸福
――自己として、女性として生きる――
はじめに
1 母と子の関係をめぐる変化
2 子どもへの違和感
3 「自己」として生きること
4 平塚らいてうの「自己」と「自然」
5 「母性」への転回
6 母性という桎梏、その別の可能性
さいごに
【エッセイ】家族
第八章 「いき」な印象とは何か
――「いき」をめぐる知と型の問題――
はじめに
1 印象とは何か
2 「いき」という美意識
3 「いき」の「意味体験」とは
4 印象を成立させる動性
5 「二次元動的可能性」としての自己と他者
おわりに
【書評】谷口功一・スナック研究会編『日本の夜の公共圏――スナック研究序説』白水社、二〇一七年
第九章 カウンターというつながり
――『深夜食堂』から考える――
はじめに
1 『深夜食堂』以前
2 『深夜食堂』の紹介
3 居酒屋とサードプレイス
4 カウンターという空間
5 『深夜食堂』における食の機能
6 「サードプレイス」の「やわらかな公共性」
さいごに
――ふたたび『深夜食堂』――
【エッセイ】カウンターには何があるのか?
第十章 食の空間とつながりの変容
はじめに
1 どのように共食するか
2 共食に何が託されてきたか
3 どこで食事をするのか
4 「家事」という大問題
5 戦後の「共食」のあり方と現代の「食」
【書評】伊藤邦武『九鬼周造と輪廻のメタフィジックス』ぷねうま舎、二〇一四年
第十一章 言葉に出会う現在
――永遠の本質を解放する――
はじめに
1 偶然性における「永遠の現在の鼓動」
2 回帰的時間における「永遠の今」
3 詩の時間性
4 押韻と偶然性
おわりに
編集後記(奥田太郎)
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