ベジタリアン哲学者の動物倫理入門

ベジタリアン哲学者の動物倫理入門

畜産、動物実験、ペット、動物園など、身近な動物の境遇を倫理的に問いながら、「種差別」を乗り越える新しい関係性を共に考える

著者 浅野 幸治
ジャンル 哲学・倫理  > 倫理学
出版年月日 2021/02/26
書店発売日 2021/03/10
ISBN 9784779515521
判型・ページ数 4-6 ・ 220ページ
定価 2,530円(税込)

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倫理は人間のためだけのものじゃない。畜産、動物実験、ペット、動物園、競馬、介助動物など、いま身近にある動物の境遇を倫理的に問いながら、「種差別」を乗り越え、人間をも対象に含み込む「動物倫理」の構築を目指す入門書。


●著者紹介
浅野幸治(あさの・こうじ)
1961年 兵庫県に生まれる。
1984年 東北大学文学部卒業。
1989年  東北大学大学院文学研究科哲学専攻博士前期課程修了。
1997年  テキサス大学オースチン校大学院哲学科博士課程修了。
現在  豊田工業大学准教授。哲学博士(テキサス大学オースチン校)。専攻/哲学・倫理学
著書 『 因果・動物・所有──一ノ瀬哲学をめぐる対話』〔共著〕(武蔵野大学出版会,2020 年),『いまを生きるための倫理学』〔共著〕(丸善出版,2019 年),H・スタイナー『権利論──レフト・リバタリアニズム宣言』〔翻訳〕(新教出版社,2016 年),M・ヘルウィッグ『悩めるあなたのためのカトリック入門』〔翻訳〕(南窓社,2012 年),他。
 はじめに

第1章 基本的人権から「基本的動物権」へ
 1 基本的人権って何?
 2 基本的人権はなぜあるのか
 3 ならば、動物にも基本権がある
 4 「生き物」について
 5 まとめ

第2章 動物権利論と飼育動物の問題 その一
     ――畜産動物、実験動物
 1 動物を解放しよう
 2 現代の畜産と動物権利論
 3 動物実験と動物権利論
 4 まとめ

第3章 動物権利論と飼育動物の問題 その二
     ――動物園/水族館、競馬、伴侶動物、介助動物
 1 動物園や水族館って、なんであるの?
 2 競馬って、そもそも必要か?
 3 伴侶動物は飼ってもよいのか?
 4 介助動物はどうなのか
 5 まとめ

第4章 動物権利論と飼育されていない動物の問題
 1 野生動物についてどう考えるか
 2 境界動物というのもいる
 3 外来種の問題は難しい
 4 まとめ

第5章 動物倫理と世界観
 1 キリスト教は動物に優しくないか
 2 仏教は動物の味方のはず
 3 非暴力は素晴らしい
 4 まとめ

   *

 参考文献一覧
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 あとがき

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