残された酸素ボンベ

主体的・対話的で深い学びのための科学と社会をつなぐ推理ゲームの使い方

残された酸素ボンベ

楽しみながら科学技術と社会への多面的な見方や思考力を鍛えるために東京大学で開発されたコミュニケーション型推理ゲーム教材を解説

著者 標葉 靖子
福山 佑樹
江間 有沙
ジャンル 教育・語学・文学  > 教育学
その他  > 建築・工学
出版年月日 2020/01/30
書店発売日 2020/02/15
ISBN 9784779514418
判型・ページ数 A5 ・ 128ページ
定価 2,640円(税込)

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東京大学で開発された、楽しみながら科学技術と社会への多面的な見方や思考力を鍛えるコミュニケーション型推理ゲーム教材とその使い方・作り方を具体例を通してわかりやすく解説する

科学技術の進展が現代社会にもたらす影響には, 生活様式や価値観の変化, 倫理的・法的・社会的課題などのさまざまな側面がある。「文系」「理系」の枠を超えて「科学技術と社会」を多面的に考えるきっかけとなるような、誰もが気軽に楽しく使えるツールはないだろうか? こうした問いのもと、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構に所属していたメンバーが集まり議論しながら開発されたコミュニケーション型推理ゲーム教材「nocobon」の初めての解説書。
本書では遊び方、考え方、そしてゲームの使い方、作り方について実例を示しながらわかりやすく解説する。【ウェブサイトで電子データを提供しています。なお,データアクセスの際には本書記載のパスワードが必要です。】

nocobonとは
nocobonとは、一枚のカードに記された科学や社会にかかわる不思議なストーリーの謎を、ひとりが出題者兼進行役となり、他の人たちがその出題者に対して「はい」か「いいえ」で答えられる質問をすることによって解き明かしていくゲームです。その謎解きのプロセスを通して、科学技術と社会への多面的な見方や思考力を鍛えることができます。

公式サイト:
http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/nocobon/


著者紹介
標葉靖子(しねは せいこ)
東京工業大学 環境・社会理工学院 助教。
博士(生命科学)(京都大学)。

福山佑樹(ふくやま ゆうき)
明星大学 明星教育センター 特任准教授。
博士(人間科学)(早稲田大学)

江間有沙(えま ありさ)
東京大学 未来ビジョン研究センター 特任講師。
博士(学術)(東京大学)。
1 導入編:nocobonってなに?

第1節 nocobonとは
第2節 nocobonのルール
第3節 各プレイヤーの役割
第4節 本書に収録されているnocobonの読み方

2 理論編:nocobonの背景にある理論

第1節 「科学技術と社会」とは
第2節 主体的・対話的で深い学び
第3節 「新しい能力」と思考力
第4節 ゲーム学習とは何か

3 問題編:さあ,発想の広がりを楽しもう!

【例題】殺人物質
【Q1】エビをとると…?
【Q2】不健康志願者?
【Q3】信じられない光景
【Q4】どうしてこうなった
【Q5】壊れやすい洗濯機
【Q6】救世主
【Q7】血は水よりも濃し
【Q8】美しい橋
【Q9】配慮した人々
【Q10】残された酸素ボンベ

4 解答・解説編

【例題】殺人物質
【Q1】エビをとると…?
【Q2】不健康志願者?
【Q3】信じられない光景
【Q4】どうしてこうなった
【Q5】壊れやすい洗濯機
【Q6】救世主
【Q7】血は水よりも濃し
【Q8】美しい橋
【Q9】配慮した人々
【Q10】残された酸素ボンベ

5 実践編:nocobonを活用しよう!

第1節 基本の授業デザイン
第2節 nocobon活用事例1 文系学部の大学生が「科学技術と社会」について考えてみる
第3節 nocobon活用事例2 中学1年生の理科で科学的思考をトレーニングする
第4節 nocobon活用事例3 スーパーサイエンスハイスクールの国語の授業で表現力を磨く
第5節 nocobon活用事例4 情報系専門学校生が身近な社会に興味をもつ
第6節 nocobon活用事例5 国際系学部の大学生がプロジェクト学習でnocobonをつくる

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