入門数理マルクス経済学

入門数理マルクス経済学

マルクス経済学とは何だったのか。今後何でありうるのか。現代経済学と比較対照しながらマルクス経済学の現代的意義を平易に解説。

著者 山崎 好裕
ジャンル 経済・経営  > 経済学
テキスト
出版年月日 2019/12/20
書店発売日 2019/12/20
ISBN 9784779514258
判型・ページ数 4-6 ・ 168ページ
定価 2,420円(税込)

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マルクス経済学とは何だったのか。今後、何でありうるのか。現代経済学と比較対照しながら、マルクス経済学の現代的意義――所得分配の何が問題であり、どのような改善策があるのかという理論的問い――を平易に解説する。

●著者紹介
山﨑好裕(やまざき よしひろ)
福岡大学教授(経済学部・大学院経済学研究科)。東京大学大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科修了。『経済学の知恵』『おもしろ経済学史』『経済学オープンセサミ』(いずれもナカニシヤ出版)、他。
序章 マルクス経済学とは何であったのか
      1 21世紀の資本論
      2 『資本論』と経済学批判
      3 搾取をどう考えるか


第1部 マルクス経済学のミクロ理論

 第1章 搾取と利潤
      1-1 小麦だけの経済
      1-2 マルクスの基本定理
      1-3 たくさんの品物のある経済
      1-4 たくさんの品物のある経済でのマルクスの基本定理

 第2章 搾取と階級
      2-1 資産のある場合の小麦だけの経済
      2-2 階級の形成
      2-3 階級と資産
      2-4 階級と搾取

 第3章 価値と価格
      3-1 転形問題
      3-2 総計一致の3命題
      3-3 労働価値から生産価格への転形

第2部 マルクス経済学のマクロ理論

 第4章 所得分配
      4-1 勤労者が資本を持たないケース
      4-2 勤労者がわずかながら資本を持っているケース
      4-3 勤労者の貯蓄性向は何を決めているのか

 第5章 経済成長
      5-1 経済成長率と資本蓄積率
      5-2 微分を使った変化の分析
      5-3 弾力性と経済成長の二つのパターン

 第6章 景気循環
      6-1 不安定な経済
      6-2 金融のある経済
      6-3 資本ストックも考慮した経済


 終章 マルクス経済学とは今後何でありうるのか
      1 労働は価値なのだろうか
      2 所得分配は何によって決まるか
      3 階級とは 代表的個人とは
      4 なぜ代表的個人なのか
      5 みんなが景気循環を望んでいるのか


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