青年期の時間的展望

現在を起点とした過去のとらえ方から見た未来への展望

青年期の時間的展望

青年の時間的展望はどのように変化し発達するのか。質問紙法、面接法による調査から新たなモデルを構築。主体的に生きる青年を描く。

著者 石川 茜恵
ジャンル 心理学  > 発達・保育
出版年月日 2019/02/28
書店発売日 2019/02/28
ISBN 9784779513527
判型・ページ数 A5 ・ 184ページ
定価 6,380円(税込)

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未来志向といわれる青年期でも、現在・過去・未来の連関は変化している。質問紙法、面接法を用いた調査から、青年の時間的展望がどのように質的に変化し発達するのか、新たなモデルを構築。主体的に生きる青年を描く。

●著者紹介
石川茜恵(いしかわ・あかね)
立正大学社会福祉学部助教。博士(心理学)。主著に,『ノードとしての青年期』(分担執筆,ナカニシヤ出版,2018),『レクチャー青年心理学』(分担執筆,風間書房,2017)など。
第1章 問題提起
第1節 青年における未来への見通しのなさと不安
第2節 青年期における時間的展望研究の流れ
第3節 青年の未来を過去からとらえる必要性

第2章 青年期における時間的展望研究の概観
第1節 青年期における未来への展望が現在の行動に与える影響
第2節 過去のとらえ方から見た未来への展望
第3節 研究の到達点と本研究の目的

第3章 尺度の開発
第1節 過去のとらえ方尺度の開発(調査1,調査2)
第2節 時間的関連性尺度の開発(調査3,調査4)
第3節 本章のまとめ

第4章 現在の状況によって規定される過去のとらえ方
第1節 現在における充実感の程度による過去のとらえ方の違い(調査5)
第2節 現在における空虚感の程度による過去のとらえ方の違い(調査6)
第3節 現在の大学生活の過ごし方タイプによる過去のとらえ方の違い(調査7)
第4節 本章のまとめ

第5章 過去のとらえ方が未来への展望に与える影響
第1節 過去のとらえ方タイプによる自己形成意識の違い(調査8)
第2節 過去のとらえ方タイプによる目標意識の違い(調査9)
第3節 過去のとらえ方タイプによる目標-手段関係の違い(調査10)
第4節 本章のまとめ

第6章 時間的関連性による現在・過去・未来の連関過程の検討
第1節 現在の充実感の程度による時間的関連性の違い:面接法を用いた検討(調査11)
第2節 時間的関連性が現在における行動に与える影響(調査12)
第3節 本章のまとめ

第7章 過去・現在・未来の語り方による時間的展望の変化
第1節 過去・現在・未来の関連づけ方による時間的展望の変化:展望地図法と面接法を組み合わせた短期縦断調査(調査13)
第2節 本章のまとめ

第8章 討論および結論
第1節 本研究で得られた知見
第2節 成果と討論
第3節 結  論

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