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言語発達  新刊

言語発達

近年の言語発達研究をレビューし、発達的観点から言語発達の様相に迫る。臨床的研究から得られた資料も盛込み保育・臨床家にも役立つ

著者 小山 正
ジャンル テキスト
心理学 > 臨床
心理学 > 発達・保育
出版年月日 2018/12/10
ISBN 9784779512872
判型・ページ数 A5・136ページ
定価 本体2,400円+税
 

目次

第1章 前言語期の発達  
1.前言語期における認知発達  
2.前言語期における「物との世界」と「人との世界」  
3.物に関わる力が発生する条件  
4.対象の表現性  
5.意図的伝達行為の出現  
6.言語学習とその足場作り(scaffolding)  
7.対人的文脈における「場の構造化」  

第2章 指さし行動の発達的意義  
1.人間に固有な指さし行動  
2.指さしの出現とその発達をめぐって  
3.重度の知的障がいのある子どもの遠距離指さし出現の背景にある発達  
4.対物活動との関連  
5.指さし行動とクレーン現象に見る認知発達の差  

第3章 言語学習の認知的基盤  
1.乳児のもつ初期の認知能力  
2.生得性と領域固有性  
3.コア認識  
4.身体化された認知  
5.言語に組み込まれた時空間モデル  
6.ダウン症,ウィリアムズ症候群の子どもの言語発達研究から
7.神経構成主義  
8.ダイナミックシステムズ・アプローチ  
9.基盤主義  

第4章 初語出現期の発達  
1.はじめに  
2.初語期の発達  
3.初語出現期の特定  
4.理解と産出に見られるずれ(asymmetry)  
5.自閉スペクトラム症の子どもにおける原言語期の発達から

第5章 1語発話期の発達  
1.物の名称の獲得―語と対象とのペアリング  
2.内的状態語・心的状態語の発達  
3.空間語彙の発達  
4.動詞の学習  
5.イメージスキーマと動詞の獲得  
6.身振りと表出言語との関係  

第6章 ボキャブラリースパートをめぐって  
1.1語発話期後半における語彙の急増  
2.言語的発達と意味や概念化  

第7章 シンタクス,語結合の発達  
1.2語発話の出現  
2.統語の発達―ブートストラップ仮説  
3.語と身振りの結合  
4.2語発話の発達と他者認識  
5.養育者の発話との関係  

第8章 言語発達における個人差・発達スタイル  
1.言語獲得初期に見られる個人差・発達スタイルをめぐって
2.指示型・表現型再考  
3.言語発達過程における個人差・発達スタイル  
4.多様性の問題  
5.言語発達過程における複雑性を示す個人差  

第9章 他者の心の理解の発達と言語学習  
1.「心の理論」の発達  
2.「心の理論」と言語学習に関する近年の研究動向  
3.乳児期からの他者理解の発達  
4.like me 仮説  
5.他者の心の理解の基礎としての,対人・社会的表象  
6.養育者の言語―マインド・マインディドネス  
7.他者や自己の情動を反映するToM  
8.おわりに  

第10章 言語と思考  
1.言語と思考との関係  
2.意味的経験と言語的思考  
3.言語の内面化  
4.内言の発達に向けて  
5.言語が思考を決定しない

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内容説明

就学前期を中心に、近年の国内外における言語発達研究をレビュー。筆者らによる研究も加え、発達心理学的立場から、言語発達の様相を明らかにする。臨床的研究から得られた資料も盛り込み、保育・臨床家にも役立つ。

●著者紹介
小山 正(こやま ただし)
神戸学院大学心理学部教授
博士(学術)
主著に,『乳幼児期のことばの発達とその遅れ―保育・発達を学ぶ人のための基礎知識』(共著,ミネルヴァ書房, 2015),『言語獲得期にある子どもの象徴機能の発達とその支援』(単著,風間書房, 2009),『言語獲得期の発達』(編著,ナカニシヤ出版, 2008),『乳幼児臨床発達学の基礎―子どもと親への心理的サポート』(編著,培風館, 2006)など。

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