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バイオグラフィーの哲学  新刊

「私」という制度、そして愛

バイオグラフィーの哲学

自伝(=自分語り)の構造の多角的検証を通じ、「自分を愛し、語ることを強いられる現代」の一歩先に進む、「自分語り」の系譜学

著者 入谷 秀一
ジャンル テキスト
哲学・倫理 > 哲学
出版年月日 2018/11/20
ISBN 9784779513213
判型・ページ数 4-6・306ページ
定価 本体2,400円+税
 

目次

はじめに バイオグラフィーの哲学とは何か――その立ち位置とコンセプト
                        
第1回講義 この愛すべき「私」という制度――世界に一つだけの花の就職活動

第2回講義 告白する「私」――アウグスティヌスと告解の伝統

第3回講義 自己愛、あるいは「私らしさ」の発明/見――ルソーという自然(1)

第4回講義 「私らしさ」の適量――ルソーという自然(2)

第5回講義 悲しめない「私」――フロイト・メランコリー・他者への愛 

第6回講義 愛の葬送、そしてその再生――昇華・転移・言語行為 

第7回講義 告白の(暴)力(1)――苦しみを共有することの苦しみ 

第8回講義 告白の(暴)力(2)――苦しみは誰のもの? 

第9回講義 家族愛の神話に抗して――野坂昭如の様々なる「私」(1)  

第10回講義 覗く者・除かれる者――野坂昭如の様々なる「私」(2) 

第11回講義 「私」を捧げよ――愛国心・民族主義・バイオグラフィー 

第12回講義 よき代弁者とは……――灰色の「私」  

第13回講義 スピリチュアルな「私」――変容する非日常 

第14回講義 ふつうで自然な「私」――バイオグラフィーとバイオテクノロジーの未来  

第15回講義 「私」の残り香――バイオグラフィーの生理学へ  

 注

 あとがき

 索引

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内容説明

人はいつ、自分について物語ることを始めるのか。古今のバイオグラフィーの構造を多角的に検証することを通じて、「自分を愛し、語ることを強いられる現代」の一歩先に進む、「自分語り」の系譜学。

●著者紹介
入谷秀一(にゅうや・しゅういち)
 1975年 岡山県に生まれる。
 2002年 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
 現 在 龍谷大学文学部講師。博士(文学)。専攻/哲学・倫理学・ドイツ思想史。
 著 書 『かたちある生――アドルノと批判理論のビオ・グラフィー』(大阪大学出版会,2013年),『ハイデガー――ポスト形而上学の時代の時間論』(大阪大学出版会,2008年),『バイオサイエンス時代から考える人間の未来』〔共著〕(勁草書房,2015年),他。

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