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ポスト情報メディア論  新刊

ポスト情報メディア論

最新理論と事例から情報メディアに留まらない、さまざまな「人・モノ・場所のハイブリッドな関係性」を読み解く視点と分析を提示する

著者 岡本 健
松井 広志
ジャンル テキスト
社会・文化 > 社会学
社会・文化 > 文化研究
教養・共通科目 > 教養科目
シリーズ 人文・社会 > メディアの未来
出版年月日 2018/09/30
ISBN 9784779512858
判型・ページ数 4-6・236ページ
定価 本体2,400円+税
 

目次

まえがき

第1章 ポスト情報メディア論へ:人・モノ・場所のネットワーク(松井広志・岡本 健)

 1 はじめに
 2 情報とメディアをめぐる理論
 3 ポスト情報メディア論の可能性
 4 各章について

第Ⅰ部 人・モノ・場所のメディアミックス

第2章 〈複合的メディア〉としてのゲーム:TRPGをめぐる人・モノ・場所から考える(松井広志)

 1 「ゲーム」の現在的状況
 2 デジタルゲームとアナログゲーム
 3 TRPGをめぐる「人」
 4 TRPGをめぐる「モノ」
 5 TRPGをめぐる「場所」
 6 ポスト情報ゲーム論へ

第3章 物流するメディア:メディアミックス・ハブとしてのコンビニエンスストア(マーク・スタインバーグ/岡本 健・松井広志[訳])

 1 コンビニの「物流領域」と「メディア領域」
 2 循環する物流(ロジスティクス),宣伝の構造(アーキテクチャ)
 3 コンビニとキャラクター(グッズ):食玩とホビートイ
 4 コンビニがメディアを生み出す:製作委員会,雑誌『ヒーローズ』
 5 ヴァーチャルとリアルにおけるコンビニ:『スナックワールド』
 6 デリヴァリング・メディア:物流するメディア

第4章 現代コスプレの分析:キャラクターに近づく写真画像上の身体(貝沼明華)

 1 はじめに
 2 コスプレとデータベース消費
 3 コスプレの現状調査
 4 現在までのコスプレ研究との違い
 5 若者を取り巻く写真文化
 6 キャラクター解釈による表現を目的とした加工
 7 SNS上の他者評価
 8 まとめ

第Ⅱ部 人・モノ・場所のメディア史

第5章 「ポストメディア」の考古学:ミニFMをめぐる思想と実践を手がかりに(飯田 豊)

 1 はじめに:ミニFMのかすかな再生(リバイバル)
 2 ミニFMとは何だったのか
 3 「ポストメディア」の地層
 4 おわりに

第6章 求人メディア利用の変化から「人=メディア」を考える:新規大卒就職を例に(妹尾麻美)

 1 就職活動と情報源
 2 就職活動の歴史と求人メディアの変化
 3 就職―採用における「人=メディア」の役割
 4 求人メディアのゆくえ

第7章 着こなしの手本を示す:読者モデルからインフルエンサーへ(藤嶋陽子)

 1 はじめに:ファッションメディアの変容
 2 本章のねらい
 3 「読者モデル」という身近なファッションアイコン
 4 おわりに:夢から醒めたファッションの消費,その象徴としてのインフルエンサー

第Ⅲ部 人・モノ・場所の表象

第8章 越境・多層化する「アイドル」:人・物・場所の「アイドル」メディア論(田島悠来)

 1 「アイドル」の〈メディア性〉
 2 「アイドル」=人の射程
 3 「アイドル」に関わる物,場所の射程
 4 おわりに

第9章 ほつれ,つむがれるなかで「人はメディアになる」:身体文化実践としてのよさこい踊りから(ケイン樹里安)

 1 ほつれゆくなかで,人はメディアになる
 2 非日常が日常と結び合わさるなかで,人はメディアになる
 3 メディアと人々の身体
 4 〈身をもって〉媒介すること
 5 結論に代えて

第10章 ラブドールはガラテアの夢を見るか:メディアとしての,メディアのなかのラブドール(関根麻里恵)

 1 はじめに
 2 ラブドールとは
 3 メディアとしてのラブドール
 4 メディアのなかのラブドール
 5 おわりに:ラブドールはガラテアの夢を見るか

第Ⅳ部 人・モノ・場所のコミュニケーション

第11章 社会運動におけるメディア,社会運動というメディア(富永京子)

 1 社会運動におけるメディア:携帯電話の場合
 2 メディアとしての社会運動
 3 二つのメディアから立ち現れる「日常」と「出来事」

第12章 人=メディアとしてのバンドマン:共有される夢の実現/断念物語(野村 駿)

 1 はじめに
 2 夢を追うバンドマンの夢の実現/断念物語
 3 共有される二つの物語の内実
 4 メディアの多元性・物語の複数性
 5 おわりに

第13章 〈廃墟〉を触発するメディア:〈廃墟〉が生成するネットワーク(木村至聖)

 1 廃墟の「額縁(フレーム)」としてのメディア
 2 インターネット・SNS時代の廃墟趣味
 3 メディアとしての廃墟と廃墟マニア

第14章 多様な「空間」をめぐる多彩な「移動」:ポスト情報観光論への旅(岡本 健)

 1 メディア環境の変化を複層的に捉える
 2 観光におけるメディア
 3 観光概念のアップデート:現実空間,情報空間,虚構空間
 4 現実を「脱出」する観光
 5 スマートフォンと観光
 6 観光とアーカイブ
 7 ポスト情報メディア時代の観光研究

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内容説明

最新理論と事例から新たなメディア論の可能性に迫る論集テキスト。

情報メディアに留まらない、さまざまな「人・モノ・場所のハイブリッドな関係性」を読み解く視点と分析を提示する。各章末にディスカッション用の問題を付す。

一見すると「両極端な現象」や「混沌とした状況」,そして,「人・モノ・場所のハイブリッドな関係性」を,どのように分析していけばよいのだろうか。それらを読み解く視点を整理しておく必要があるのではないか。本書の目的はここにある。(「第1章」より)


執筆者紹介(*は編者)

松井広志*(まつい ひろし)
愛知淑徳大学創造表現学部講師
担当章:第1・2章・第3章(訳)

岡本 健*(おかもと たけし)
奈良県立大学地域創造学部准教授
担当章:第1・14章・第3章(訳)

マーク・スタインバーグ
カナダ・コンコルディア大学准教授
担当章:第3章

貝沼明華(かいぬま あすか)
金城学院大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程・後期課程
担当章:第4章

飯田 豊(いいだ ゆたか)
立命館大学産業社会学部准教授
担当章:第5章

妹尾麻美(せのお あさみ)
立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構専門研究員
担当章:第6章

藤嶋陽子(ふじしま ようこ)
東京大学大学院学際情報学府博士課程
担当章:第7章

田島悠来(たじま ゆうき)
帝京大学文学部社会学科助教
担当章:第8章

ケイン樹里安(ケイン じゅりあん)
大阪市立大学都市文化研究センター研究員
担当章:第9章

関根麻里恵(せきね まりえ)
学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程
担当章:第10章

富永京子(とみなが きょうこ)
立命館大学産業社会学部准教授
担当章:第11章

野村 駿(のむら はやお)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程
担当章:第12章

木村至聖(きむら しせい)
甲南女子大学人間科学部准教授
担当章:第13章


・第1刷・正誤表
出版にあたっては,誤字誤植等の無いよう細心の注意をはらっておりますが,以下の点においてミスが生じております。お手数をおかけいたしますが,修正していただけますようお願いいたします。

p.113、第3節 第1段落 5行目 

誤)1958年
正)1970年

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