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新版キャリアの心理学[第2版]  新刊

キャリア支援への発達的アプローチ

新版キャリアの心理学[第2版]

キャリア・カウンセリング理論を学ぶ基本テキスト。変化していく理論をより正確に記述、関連性の近い理論家で章を配置しなおして改訂

著者 渡辺 三枝子 編著
ジャンル 心理学 > 発達・保育
心理学 > カウンセリング
心理学 > キャリア研究
出版年月日 2018/07/30
ISBN 9784779512940
判型・ページ数 4-6・264ページ
定価 本体2,000円+税
 

目次

第1章 「キャリアの心理学」を学ぶにあたって
1.理論を学習する意味  
2.キャリアの心理学を支える基礎理論  
(1)発達とは  
(2)「キャリア」とは  
(3)キャリア発達論の背景  
(4)社会構成主義とは  

第2章 ドナルド・スーパー:現象学的アプローチの追究
1.個人的背景  
2.理論的背景  
(1)現象学的心理学の追究  
(2)差異心理学との関係(人と職業との融合)のダイナミズム 
(3)発達心理学との関係  
3.理論上の主要概念  
(1)ライフ・スパン
(2)ライフ・スペースとライフ・ロール:ライフ-キャリア・レインボー  
(3)アーチ・モデルの構築
4.考  察  

第3章 ジョン・ホランド:環境との相互作用によるキャリア行動の発達
1.個人的背景
2.理論的背景
(1)「類型論的―交互作用的理論」の提唱と従来の類型論との相違
(2)キャリア発達段階説への批判  
(3)職業選択からキャリアへ  
3.理論上の主要概念
(1)6角形モデル  
(2)パーソナリティ・タイプの発達  
4.考  察

第4章 マーク・サビカス:キャリア構築理論
1.個人的背景  
2.理論的背景  
3.理論上の主要概念  
(1)職業パーソナリティ  
(2)キャリア・アダプタビリティ  
(3)ライフテーマ  
4.キャリア・カウンセリングへの応用  
5.考  察

第5章 ハリィ・ジェラット:キャリア発達における意思決定
1.個人的背景 
2.理論的背景 
(1)予測システムと価値システム
(2)ジェラットの前期理論① 主観的可能性(Subjective Probability)
(3)探索的決定と最終的決定
(4)ジェラットの前期理論② 連続的意思決定プロセス(The Sequential Decision-Making Process)
3.理論上の主要概念(後期理論:左脳だけでなく,右脳も使った意思決定)
(1)後期理論の社会的背景  
(2)積極的不確実性(Positive Uncertainty)
4.キャリア・カウンセリングへの応用  
5.考察:ジェラットの理論の日本における有用性  

第6章 ジョン・クランボルツ:学習理論からのアプローチ
1.個人的背景  
2.理論的背景  
(1)行動の獲得:学習
(2)自己効力感
3.理論上の主要概念  
(1)キャリア意思決定に影響を与える要因
(2)4要因の結果としての信念・スキル・行動
4.キャリア・カウンセリングへの応用
(1)クライアントが対処しなければならない動向
(2)キャリア・カウンセリングの目標
(3)キャリア・カウンセリングの介入方法
(4)計画された偶発性
5.考  察  

第7章 エドガー・シャイン:組織内キャリア発達
1.個人的背景  
2.理論的背景  
(1)発達的視点
(2)臨床的視点
3.理論上の主要概念  
(1)3つのサイクルとその段階
(2)仕事・キャリアサイクル
(3)キャリア・アンカー
(4)キャリア・サバイバル
4.キャリア・カウンセリングへの応用(ダイナミックなマッチングプロセスの改善)
(1)キャリア・アンカー
(2)職務・役割プランニング
(3)問いかけることの重要性

第8章 ダグラス・ホール:関係性アプローチ
1.個人的背景  
2.理論上の主要概念  
(1)キャリアについて
(2)プロティアン・キャリア
(3)プロティアン・キャリアに必要な2つのメタ・コンピテンシー
(4)キャリア意思決定
3.キャリア・カウンセリングへの応用  
(1)プロティアン・キャリアを促進させる10 のステップ
(2)キャリア発達を促す人間関係
4.考  察

第9章 ナンシィ・シュロスバーグ:人生上の転機(トランジション)とその対処
1.個人的背景  
2.理論的背景  
(1)成人の発達を捉える4つの視点
(2)転機への対処プロセス
3.理論上の主要概念  
(1)トランジション(転機)へのアプローチ:転機の識別,転機のプロセス
(2)対処のための資源を活用する
(3)転機に対処する:資源を強化する
4.カウンセリングへの応用  
5.考  察  

第10章 サニィ・ハンセン:統合的キャリア発達
1.個人的背景
2.理論的背景
3.理論上の主要概念
4.キャリア・カウンセリングへの応用
5.考  察

第11章 新しい潮流
1.カオス理論の応用  
(1)「複雑系(Complex System)」とは
(2)カオス理論とは
(3)キャリア行動への応用
(4)まとめ
2.キャリアから「働くこと(working)」へ  

結び:外国で育った理論の理解の困難さを再認識

■コラム
フランク・パーソンズ(Frank Parsons)キャリア発達の父  
シャーロッテ・ビューラーについて  
発達的アプローチに関する14の命題  
VPI(Vocational Preference Inventory)
ストロング職業興味検査(SVIB: Strong Vocational Interest Blank)
類型論(typology)と特性論(trait theory)
個人―環境適合(Person-Environment fit)理論  
Adaptationの語源と意味  
アドラーの個人心理学 
「自己」の捉えかた  
連続的意思決定プロセスに沿ったガイダンス  
決定―未決定の2分類から,プロセスとしての職業選択  
8つのキャリア・アンカー  
トランジションとは

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内容説明

キャリア・カウンセリングの基盤となる理論を9名の代表的研究者を取り上げて解説。改訂にあたり、「理論を学習する意味」をより強調し、変化していく理論をより正確に記述、関連性の近い理論家で章を配置しなおした。


●著者紹介
渡辺三枝子
(わたなべ・みえこ)
筑波大学名誉教授
ペンシルバニア州立大学大学院博士課程修了,Ph.D.取得(カウンセリング心理学・カウンセラー教育専攻)

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