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フードビジネスと地域  新刊

食をめぐる文化・地域・情報・流通

フードビジネスと地域

ファミレス、カレー、給食、醤油、養殖カキ、ラーメン、即席めん、B級グルメなど現代の食と地域をめぐる関係性を多角的に考察

著者 井尻 昭夫
江藤 茂博
大崎 紘一
松本 健太郎
ジャンル 社会・文化 > 社会学
社会・文化 > 文化研究
地理学・人類学 > 地理学
シリーズ 人文・社会 > シリーズ・21世紀の地域
出版年月日 2018/03/31
ISBN 9784779512728
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 本体2,700円+税
 

目次

はしがき

第I部 「文化」と「地域」からみるフードビジネス

第1章 美からBへの食文化論:日本食の変遷を概観する(江藤茂博)
 1 はじめに
 2 戦後の食糧事情から
 3 生活環境の変化と食エッセイ
 4 ファストフードとファミレスの登場
 5 バブル期とB級グルメ
 6 おふくろの味とB級グルメ
 7 デジタル情報化社会と食
 8 結びにかえて

第2章 モダン,ロマン,カレーライス:「共栄堂のスマトラカレー」と「中村屋のカリー・ライス」(平崎真右)
 1 はじめに
 2 カレーと「モダン」
 3 カレーと「ロマン」
 4 結びにかえて

第3章 現代中国の旅と食:屋台事情から考える(楊 爽)
 1 はじめに
 2 開封の屋台の歴史
 3 開封のさまざまな「夜市」
 4 おわりに

第4章 フードビジネスとしての学校給食:岡山県瀬戸内市における学校給食への地場産食材導入を事例として(岸田芳朗)
 1 はじめに
 2 地場食材を学校給食に提供する実証調査
 3 実証調査からの考察と今後の展望
 4 結びにかえて:瀬戸内市民で支える学校給食

第5章 薄(淡)口醤油産地の形成と発展:龍野を中心にして(天野雅敏)
 1 はじめに
 2 近世龍野醤油の成立
 3 近代龍野醤油の動向
 4 戦後の龍野醤油の市場動向

第6章 養殖カキの現状と課題:寄島町漁協での試みを中心に(木村史明・井尻昭夫)
 1 はじめに
 2 カキ養殖の現状
 3 養殖カキ流通の現状
 4 結びにかえて:養殖カキの課題

第7章 B級グルメにみる食と観光の地域性(大石貴之)
 1 はじめに:食と観光
 2 B級グルメとB-1グランプリ
 3 B級グルメと観光の事例:ひるぜん焼そば
 4 ひるぜん焼そばにみる食と観光の地域性
 5 おわりに:B級グルメを生かした観光の展望

第8章 「食」に対する「欲望」の精神分析:妄想するフード・ツーリズム(遠藤英樹)
 1 はじめに
 2 「社会」を食べる:ブルデューの言説を手がかりに
 3 ラカンのテーゼ:人間の欲望は他者の欲望である
 4 妄想するフード・ツーリズム:フード・ツーリズムにみる「食」をめぐる「欲望」と「対象a」

第II部 「情報」と「流通」からみるフードビジネス

第9章 ラーメン文化をめぐるコミュニケーションの行方:情報過剰から派生するその奇妙な共同性(松本健太郎)
 1 はじめに:多様化するラーメン文化
 2 饒舌化するメディア:ラーメン情報のデータベース化
 3 差異化の手段としてのコミュニケーション
 4 結びにかえて

第10章 記号としての食文化:インスタント食品を例に(河田 学)
 1 はじめに:〈食〉における〈文化/記号〉の次元
 2 即席めんの誕生:未来の食品としての即席めん
 3 即席めんの新しい時代:高級化路線以降
 4 結びにかえて

第11章 グルメサイトにおける「地域」の位置を再考する:「食べログ」と「ぐるなび」の比較を起点として(山﨑裕行)
 1 はじめに
 2 グルメサイトにおける「地域」の位置
 3 予期を前提とした欲望の再生産
 4 フードテーマパーク化する地域
 5 結びにかえて

第12章 現代中国にみる「食」行動とその意識:メディアテクノロジー前後の変化に注目して(平崎真右・李艶萍・張 元・鄭 歓)
 1 はじめに
 2 ファストフードの展開にみる意識の変容
 3 「出前アプリ」の登場とその利用
 4 「インターネット+」政策からみる食O2O産業の現状
 5 おわりに

第13章 「農」と「食」との新しい接続を求めて:CSA/FoodAssembly/食べる通信/ポケットマルシェ(大塚泰造)
 1 はじめに
 2 アメリカにおけるCSAの現状
 3 フランス発祥のフードアッセンブリー
 4 東北からはじまった「食べる通信」
 5 ポケットマルシェの挑戦
 6 結びにかえて

第14章 広告戦略からみる地方卸売市場:川崎幸市場を事例に(海野 裕)
 1 はじめに
 2 川崎南部市場とその事業環境
 3 広告戦略とは何か
 4 川崎南部市場の広告戦略
 5 結びにかえて:卸売市場に未来はあるか

第15章 地域フードのPR,販促のための情報収集プラットフォームの開発:岡山県新庄村の「ひめのもち」を事例として(箕輪弘嗣・大﨑紘一)
 1 はじめに:魅力的な特産物をもつ新庄村
 2 「ひめのもち」のふる里を掲載するプラットフォーム
 3 スタンプラリーゲームの展開
 4 アプリについて
 5 eスタンプについて
 6 ソフトウェアの公開

第16章 地域特性におけるフードビジネスと地域振興:岡山県総社市のパンを事例に(渡邉憲二)
 1 はじめに
 2 総社市の概要
 3 総社市におけるパンの取り組みとブランド構築
 4 「パンわーるど総社」の商品開発と活動展開
 5 結びにかえて

コラム①:中国の膠東地方における酒文化:風習や作法など(張天波/倉持リツコ[訳])
コラム②:中国における麺文化(黄碧波)
コラム③:中国における食と健康への意識(松田貴博)

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内容説明

ファミレス、カレーライス、中国の屋台、学校給食、薄口醤油、カキの養殖、B級グルメ、フード・ツーリズム、ラーメン、即席めん、グルメサイト、フードアッセンブリー、中国のファストフード事情など、多様な事例をふまえて、現代の食と地域をめぐる関係性を多角的に考察




●執筆者紹介(執筆順,*は編者)

江藤茂博*(えとう しげひろ)
二松學舍大学文学部長,文学部教授:1章

平崎真右(ひらさき しんすけ)
株式会社EED,二松學舍大学大学院文学研究科:2章,12章

楊 爽(よう そう)
二松學舍大学大学院文学研究科
担当:3章

岸田芳朗(きしだ よしろう)
岡山商科大学経営学部教授:4章

天野雅敏(あまの まさとし)
岡山商科大学経営学部教授:5章

木村史明(きむら ふみあき)
岡山商科大学附属高等学校:6章

井尻昭夫*(いじり あきお)
岡山商科大学学長,経営学部教授:6章

大石貴之(おおいし たかゆき)
岡山商科大学経営学部講師:7章

遠藤英樹(えんどう ひでき)
立命館大学文学部教授:8章

松本健太郎*(まつもと けんたろう)
二松學舍大学文学部准教授:9章

河田 学(かわだ まなぶ)
京都造形芸術大学芸術学部教授:10章

山﨑裕行(やまざき ひろゆき)
二松學舍大学大学院文学研究科:11章

李艶萍(り えんぺい)
浙江財経大学東方学院外国語分院教学秘書:12章

張 元(ちょう げん)
二松學舍大学大学院文学研究科:12章

鄭 歓(てい かん)
二松學舍大学大学院文学研究科:12章

大塚泰造(おおつか たいぞう)
株式会社フラッグ取締役,二松學舍大学文学部非常勤講師:13章

海野 裕(うみの ゆたか)
株式会社インターテクスト代表取締役:14章

箕輪弘嗣(みのわ ひろつぐ)
岡山商科大学経営学部准教授:15章

大﨑紘一*(おおさき ひろかず)
岡山商科大学副学長,経営学部教授:15章

渡邉憲二(わたなべ けんじ)
岡山商科大学経営学部准教授:16章

張天波(ちょう てんは)
魯東大学文学院党総支部書記:コラム①

倉持リツコ(くらもち りつこ)
二松學舍大学大学院文学研究科:コラム①翻訳

黄碧波(こう へきは)
安徽外国語学院専任講師:コラム②

松田貴博(まつだ たかひろ)
北京外国語大学中文学部東京事務所・北京専任理事:コラム③

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