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大学教育における教員の省察  新刊

持続可能な教授活動改善の理論と実践

大学教育における教員の省察

「ふりかえる」だけでなく熟考するために――持続的な授業改善のために自らを対象として熟考し,行動の指針を得る「省察」を支援する

著者 大山 牧子
ジャンル 教育・文学 > 高等教育
出版年月日 2018/03/31
ISBN 9784779512629
判型・ページ数 A5・192ページ
定価 本体3,200円+税
 

目次

はじめに

序 章
 1 大学における教授活動の現状
 2 大学教育研究における課題
 3 本書の目的
 4 本書の構成

第Ⅰ部 理論編

第1章 省察理論研究の系譜
 1 省察理論研究の発展
 2 教師教育における省察理論を用いた研究

第2章 大学教育における教員の省察を捉えるための枠組み
 1 教育者としての大学教員の特徴
 2 大学教員が教育についてもつべき知識:ShulmanのPCKに着目して
 3 大学教育のカリキュラムの特徴
 4 大学教員の教育における省察の定義と省察のステップ
 5 省察の支援環境を構築・分析するための観点
 6 大学教育における教員の省察と支援の枠組み

第Ⅱ部 ケーススタディ編

第3章 学生からの情報に基づいた省察
 1 学生からの情報を捉えるための方法
 2 コンセプトマップを用いた教員の省察〈ケーススタディ1〉:京都大学文学部プレFDプロジェクトを事例に
 3 小  括

第4章 同僚からの情報に基づいた省察
 1 同僚からの情報を捉えるための方法:ICTを用いた実践
 2 異分野の同僚との協調的な省察〈ケーススタディ2〉:MOSTを用いた授業デザインプロジェクトを事例に
 3 同分野の同僚との協調的な省察〈ケーススタディ3〉:MOSTを用いた理学療法学科内の同僚との協調的な省察プロジェクトを事例に
 4 小  括

第5章 学生・同僚・自分(教員)の関係性に基づいた省察
 1 三者間の関係性に基づいた情報を捉えるための方法
 2 公開授業・検討会が大学初任教員の省察に与える影響〈ケーススタディ4〉:カード構造化法を用いて
 3 小  括

終 章 省察プロセスのモデル化と今後の課題
 1 大学教育における教員の省察プロセスのモデル化
 2 本書の意義
 3 本書に残された課題と展望

あとがき

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内容説明

「ふりかえる」だけでなく,深く熟考するために――持続的な授業改善のために,自らを対象として熟考し,次の行動の指針を得る「省察」を支援する


本書は,目まぐるしく状況が変化する大学教育において,教員が授業を持続的に改善するための省察の手立てについて,理論と実践の両側面から教育工学的にアプローチする。省察を単なるふりかえりではなく,深く熟考して次の指針を得るための思考パターンとして示すために,省察の観点,支援環境やツールについて紹介し,モデル化を試みる。持続的な授業の改善に取り組む大学教員の方々に手にとっていただけると幸いである。(「はじめに」より)


●著者紹介
大山牧子(おおやま まきこ)
京都大学大学院教育学研究科・修士課程修了,同研究科博士後期課程学修認定退学(2014年3月)。博士(教育学,京都大学)。日本学術振興会特別研究員(DC2),大阪大学教育学習支援センター特任助教,大阪大学全学教育推進機構特任助教を経て,現在,大阪大学全学教育推進機構・助教。専門は教育工学・大学教育学。

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