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現代中東の難民とその生存基盤  新刊

難民ホスト国ヨルダンの都市・イスラーム・NGO

現代中東の難民とその生存基盤

最大級の難民受入国・ヨルダンを事例に,フィールドワークや統計資料から100万もの難民の生存を可能とするメカニズムを解明する。

著者 佐藤 麻理絵
ジャンル 法律・政治 > 国際政治
社会・文化 > イスラーム(イスラム)
出版年月日 2018/03/10
ISBN 9784779512391
判型・ページ数 A5・204ページ
定価 本体3,800円+税
 

目次

 序章 中東の難民問題とは何か

  1 はじめに

  2 中東の難民研究と課題

  3 本書のねらいと構成

 第1章 難民問題の構造
     ――最前線に位置する中東――

  1 はじめに

  2 難民問題の誕生と変質
    ――難民研究の成立と国際的保護――

  3 難民問題の震源地としての中東
    ――拮抗する価値――

  4 現代中東における国家と領域
    ――国境線の揺らぎ――

  5 おわりに

 第2章 熱帯乾燥域としての中東
     ――イスラームの都市性――

  1 はじめに

  2 中東の起源とその形成
    ――結節点としての都市――

  3 熱帯乾燥域における空間と移動
    ――生態的特徴の把握――

  4 ヨルダンの形成と地域の論理

  5 おわりに

 第3章 難民ホスト国ヨルダンの歴史的展開
     ――慈善空間に生成するNGO――

  1 はじめに

  2 難民流入経験の蓄積
    ――難民ホスト国ヨルダンの成立――

  3 イスラーム世界におけるNGO

  4 難民受入のアクターと支援構造

  5 難民の流入と法規範から見るNGOの展開

  6 おわりに

 第4章 都市型生存基盤の構築
     ――アンマンの形成と発展――

  1 はじめに

  2 都市アンマンの構造

  3 バドル地区におけるイスラーム的NGOの活動と特徴

  4 長期化する難民状態への都市型対応の構図

  5 おわりに

 第5章 沙漠に生成される社会生態空間
     ――新都市マフラク――

  1 はじめに

  2 沙漠に生成される社会生態空間
    ――都市マフラクの構造――

  3 都市マフラクにおけるイスラーム的NGOの活動と特徴

  4 移動する存在としての難民
    ――熱帯乾燥域の性質と都市伸張の背景――

  5 おわりに

 終章 現代中東の生存基盤を読み解く


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内容説明

「イスラーム的NGO」の力を抜きに,中東の難民支援は成り立たない。最大級の難民受入国・ヨルダンを事例に,フィールドワークや統計資料から100万もの難民の生存を可能とするメカニズムを解明する。


●著者紹介
佐藤 麻理絵(さとう・まりえ)
 1989年 東京都に生まれる。
 2016年 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了。
     博士(地域研究)。
 現 在 日本学術振興会特別研究員(PD)。
 著 作 「ムスリムNGOによる難民支援」(『市民のためのイスラーム社会経済入門』、2017年)、「ヨルダンにおける難民受入と支援ネットワークの即応的対応力――都市アンマン・バドル地区の事例から」(『イスラーム世界研究』9、2016年)、『中東・アジアにおける市民社会組織』〔編著〕(京都大学総合地域研究ユニット臨地教育支援センター、2014年)、他。

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