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家族主体ソーシャルワーク論  新刊

家族レジリエンス概念を手がかりに

家族主体ソーシャルワーク論

家族レジリエンス概念を手がかりとした「家族主体」ソーシャルワークの可能性を、システム論に基づき、理論と調査を通して論じる大著

著者 得津 愼子
ジャンル 心理学 > 臨床
心理学 > 福祉
社会・文化 > 社会学
出版年月日 2018/02/10
ISBN 9784779512544
判型・ページ数 A5・488ページ
定価 本体10,000円+税
 

目次



1.研究の目的
2.研究の背景と意義
3.研究の方法 
4.本書の構成 

第1部 理論篇 家族主体ファミリーソーシャルワークに向けての概念整理

第1章 ジェネラリストソーシャルワークに至るシステム論の影響

1.はじめに:本章の目的  
2.米国におけるソーシャルワークの萌芽と家族
3.現代ソーシャルワークの基盤理論としてのシステム論 
4.一般システム理論のソーシャルワーク理論への導入  
5.システム論からライフモデル,エコロジカルアプローチへの歩み
6.ジェネラリストソーシャルワーク 
7.日本におけるジェネラリスト視点のソーシャルワークの展開

第2章 米国における家族とのソーシャルワークの展開

1.はじめに:本章の目的 
2.米国における家族とのソーシャルワークの展開
3.ハートマンとレアードの「家族中心ソーシャルワーク実践」
4. ジョンソン,ヤンカの家族とのジェネラリストファミリーソーシャルワーク 
5. 家族とのジェネラリストソーシャルワークへの展開:主に児童福祉分野にみる家族志向ソーシャルワークから 

第3章 システム論に基づく家族療法概説とそのソーシャルワークへの影響

1.はじめに:本章の目的 
2.システム論に基づく家族療法の基本的な認識論
3.家族療法の理論の歴史的展開の概要 
4.伝統的家族療法の実際  
5.日本における家族療法の展開
6. ソーシャルワークにおけるポストモダニズムと家族療法:その相互作用における変容
7.ポストモダニズムの専門性を巡る議論

第4章 レジリエンスと家族レジリエンス概念

1.はじめに:本章の目的
2.レジリエンス概念の展開と家族レジリエンス
3.家族レジリエンス概念のまとめ

第5章 家族を巡る実相と言説

1.はじめに:本章の目的 
2.語られる家族:家族と家族の変化を巡る言説 
3.日本の家族の変遷  

第6章 家族支援から家族とのジェネラリストソーシャルワークへ:家族支援,家族福祉,ファミリーソーシャルワークと家族政策

1.はじめに :本章の目的 
2.家族福祉から家族支援:家族福祉にまつわる用語のいろいろ
3.ミクロに見る家族の変化とマクロに見る家族への関わりの変化
4.米国の家族政策と家族福祉から 
5.家族福祉とファミリーソーシャルワーク
6.ファミリーソーシャルワークの要請  

第7章 第1部のまとめ

1.はじめに:本章の目的
2.調査の報告に先立って


第2部 調査篇 家族を巡る実際:障害者家族の家族レジリエンスについての質的研究

第8章 障害者家族という言説

1.はじめに:本章の目的  
2.統計に見る障害者の生活実態
3.障害者家族と脱施設化・脱家族の現状  
4.知的障害者の当事者主体の「脱家族」という視点  
5.家族ストレス論と障害受容段階説  
6. 脱家族から「家族主体」へ:家族愛の呪縛からliving system としての家族ヘ

第9章 強度行動障害をもつ知的障害者家族を巡る調査

1.はじめに:調査の目的
2.強度行動障害をもつ知的障害者家族と家族支援を巡る調査
家族への聞き取り調査のM-GTA による分析(調査1)と施設のスーパーバイザークラスの職員への家族レジリエンスについてのFGI(調査2)
3. 調査1・2 の結果の考察:知的障害者家族の家族レジリエンスとそれを支えるもの

第10章 中途障害者家族 の「家族の危機と回復」についての系時的調査

1.はじめに:調査3の目的
2.調査3 の概要 
3.調査3 の分析1・2:臨床的アセスメントの手がかりによる分析
4.分析3:複線径路・等至性アプローチ(TEA:Trajectory Equifinality Approach)による家族のプロセスの分析 
5.調査3 の考察 

第11章 第2部のまとめ

終  章

1.ジェネラリストアプローチの基礎理論としてのシステム論  
2.家族とソーシャルワーク  
3.「家族主体」の家族とのソーシャルワーク 
4.調査からの考察 
5.「家族主体」の家族とのソーシャルワークと家族レジリエンス実践
6.おわりに:本研究の限界と今後の課題

文  献  
おわりのことば 
お礼のことば

資料
資料1 「第9章・第10章調査関係資料」
資料1-1 「調査計画書」
資料1-2 「調査依頼書」(所属長用)
資料1-3 「調査依頼書」(家族用) 
資料1-4 「FGI 調査依頼書」
資料1-5 「FGI に先立ってのお願い」
資料1-6 「家族支援についてのアンケート」 
資料1-7 「アンケート用紙」
資料2 第9章 M-GTA 分析「分析ワークシート」(一部の例示)
資料3 家族レジリエンス概念の研究の成果(初出)一覧 

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内容説明

家族というシステムが良好な状態=ウェルビーイングを保ち続けるようなソーシャルワークを求めて

家族レジリエンス概念を手がかりとした「家族主体」ソーシャルワークの可能性を、システム論に基づき、数多くの理論を狩猟し、地を這うような調査を通して論じる大著

●著者紹介

得津愼子(とくつ しんこ)
関西福祉科学大学教授
米国ペンシルヴァニア大学社会福祉事業大学院(1991年修了)

専門分野
ソーシャルワーク(社会福祉相談援助の方法),システム論に基
づく家族療法,家族支援

主な著作
「ソーシャルワーク―ジェネラリスト・ソーシャルワークの相
談援助」(単著:ふくろう出版 2017年)
「改訂 家族援助の理論と実際―システム論に基づいた家族福祉の実践」(単著:西日本法規出版 2005年)
「家族支援論―一人ひとりと家族のために」(編著:相川書房,2005年)

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