ホーム > 地域文化観光論

地域文化観光論  新刊

新たな観光学への展望

地域文化観光論

「地域の人々」が自らの仕方で世界を作り変えるために―― 観光学にアクターネットワーク理論を用いた分析を導入する最新テキスト

著者 橋本 和也
ジャンル 地理学・人類学 > 地理学
地理学・人類学 > 人類学
地理学・人類学 > 観光学
出版年月日 2018/02/17
ISBN 9784779512469
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 本体2,600円+税
 

目次

はじめに


第I部 「観光学」と「地域文化観光論」:観光学への展望

第1章 大衆観光から「地域文化観光」へ:真正性への問いかけ
1 大衆観光の特徴
2 真正性と「地域文化観光」

第2章 「地域性」「地域文化」の創造,そして「地域文化観光論」へ:
「地域化」と「真正化」
1 「地域化=ローカル化・土着化」について 
2 真正性について 
3 「地域化」と「真正化」

第3章 アクターネットワーク論(ANT)と「地域文化観光」
1 アクターネットワーク論(Actor Network Theory:ANT)
2 ANTへの批判  
3 「存在論的転回」へ  
4 積極的評価と発展的応用
5 観光研究とANT 
6 まとめ:ANTと歴史的過程

第4章 「地域文化観光論」と「観光学」:
部分と全体との「つながり合い」
1 部分と全体 
2 部分的つながりとANT
3 大学における「新たな観光教育」の展開とアクターネットワーク理論


第II部 「地域文化観光」論:地域性,地域文化の創造

第5章 「九州ツーリズム大学」の試み
1 「九州ツーリズム大学」
2 小国町での展開
3 「地域文化観光」へ

第6章 二つのツーリズム大学:
「北の観光まちづくりリーダー養成セミナー」と「九州ツーリズム大学」
1 「観光まちづくり教育」の目的と教授法 
2 二つの「ツーリズム大学」:地域からの「観光まちづくり」


第III部 「アクターネットワーク理論」と「地域芸術祭」:
「地域化」の過程

第7章 「越後妻有 大地の芸術祭」
1 「大地の芸術祭」 
2 「地域おこし」と「アートフェスティバル」:北川フラムの視点から
3 現代アートと地域 
4 行政の視点 
5 山地は何で芸術祭を受け入れたか
6 まとめ 

第8章 「地域文化観光」としての芸術祭:
「瀬戸内国際芸術祭」と「大地の芸術祭」
1 アートプロジェクトの展開
2 「瀬戸内国際芸術祭」  
3 アクターネットワーク理論(ANT)より
4 「地域化」について:「ローカル化」か「土着化」か
5 まとめ


第IV部 「交流によるまちづくり」と「地域化」論:まとめ

第9章 交流人口を活かす小布施
1 さまざまな仕掛け  
2 セーラ・マリ・カミングスの小布施での事業 
3 小布施の力:まとめ  

第10章 交流人口の「地域化」
1 「地域化論」にむけて
2 現代アートの「地域化」:越後妻有,瀬戸内,神戸,京都,木津川アート
3 アートプロジェクト批判への批判
4 まとめ

第11章 「観光まちづくり」と「地域文化観光」
1 アフォーダンスとモノのエージェンシー  
2 「部分」としての「地域文化観光論」と,「全体」としての「観光学」 

おわりに 

このページのトップへ

内容説明

「地域の人々」が自らの仕方で世界を作り変えるために――
観光学にアクターネットワーク理論(ANT)を用いた分析を導入する最新テキストブック

「観光学」に求められていることは,地域目線での「地域文化観光」を「制作」することによって新たな価値観が「制作」され,世界が新たな仕方で意味づけられる過程を考察することである。一過性の大衆観光ではなく,地域の人・モノとの「交流」を通していか新たなネットワークが構築されるかを究することである。そして自らをその実践のなかに位置づけることが観光人材には求められており,そのような人材の育成を可能にする「観光学」が求められ
ているのである。
(本文より)

●著者紹介
橋本和也(はしもと かずや)
1947年生まれ。國學院大學文学部卒業,大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学)。現在,京都文教大学総合社会学部教授。観光学,文化人類学専攻。観光学術学会会長(2期,3期)。『キリスト教と他界観』(人文書院,1996年),『観光人類学の戦略』(世界思想社,1999年),『観光開発と文化』(共編著,世界思想社,2003年),『ディアスポラと先住民』(世界思想社,2005年),『観光経験の人類学』(世界思想社,2011年),『観光学ガイドブック―新しい知的領野への旅立ち』(ナカニシヤ出版,2014年)他。

このページのトップへ

関連書籍

観光学ガイドブック

観光学ガイドブック

観光学研究はこの一冊からスタートしよう。

 
 

このページのトップへ