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触覚の心理学  新刊

認知と感情の世界

触覚の心理学

「触る」ことの心理学的究明が,人間生活のあらゆる局面にどのような光を投じ,どのような心をあぶりだし,人間をどのように捉えるか

著者 田﨑 權一
ジャンル 心理学
出版年月日 2017/10/20
ISBN 9784779511547
判型・ページ数 A5・150ページ
定価 本体2,500円+税
 

目次

序  文

【基礎編】
第1章 五感の一つとしての触覚
1.感覚様相
2.触覚研究の始まりと触覚の種類
3.触覚と視覚との関係   

第2章 触覚の生理的基礎  
1.触覚の中枢:脳地図   
2.触覚の末梢神経:皮膚感覚受容器の構造
3.触筋肉運動感覚とラテラリティ
4.触覚の神経経路:認知と情緒  
5.指  紋  

第3章 触覚の知覚現象のいろいろ
1.触知覚様相の分類:機械的刺激
2.触覚の継時的入力の特徴
3.皮膚感度2 点閾   
4.触覚のパターン認知
5.触覚における錯覚:錯触
6.触覚の幻肢体験  
7.日常生活における触覚と視覚との関係  
8.オノマトペ語彙による触覚の研究ほか  

第4章 触覚と開眼手術後の世界
1.先天性全盲者の研究
2.中途失明者の事例  


【応用編】
第5章 触覚が教育に及ぼす影響
1.手や皮膚感覚による感性教育の歴史
2.モンテッソーリ教育と幼児教育   
3.日常意識されない触覚の意識化   

第6章 触覚が感情に及ぼす影響
1.触覚・皮膚接触と情緒・感情
2.触覚による精神療法

第7章 触覚と視覚障がい
1.触覚と点字  
2.触空間の知覚と表現

第8章 触覚が健康(医療・介護)に及ぼす影響
1.触診の意味と重要性   
2.触覚による脳の活性化:予防とリハビリ

第9章 手・皮膚感覚と産業  
1.道具としての手  
2.触覚のアフォーダンス
3.伝統工芸と触覚   
4.触覚による官能検査

第10章 利 き 手  
1.利き手の測定尺度  
2.利き手の発達

第11章 手と指のしぐさと運動
1.指のしぐさの意味   
2.手と指の運動と記憶  

第12章 触覚の芸術と表現
1.芸術作品と触覚   
2.触覚印象の表現方法  

第13章 触覚に関するその他の話題
1.自然環境における五感と癒し  
2.触覚センサーとロボットへの応用例
3.メディアへの応用例
4.医療への応用例   

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内容説明

触覚の科学と人間生活・文化との関係を考察――

触ってみなければわからない。人間の心は触覚にどのような機能を持たせ,そこから何を探ろうとさせているのだろうか。触ることで人間はどのような世界を築いてきたのだろう。
触覚から改めて精神・教育・医学・芸術の世界を眺める。


著者紹介
田﨑權一(たさき けんいち)
  1952年1月 宮崎県 高千穂町 生まれ
  1980年3月 広島大学大学院教育学研究科実験心理学専攻 博士課程後期単位取得満期退学
  2003年3月 博士(心理学)(広島大学)
  2013年4月 公立大学法人 熊本県立大学 文学部 教授
        同 大学院文学研究科 教授
  2017年3月 同 定年退職

≪主要論文・著書≫
  「文字の能動的触認知に及ぼす刺激文字の大きさの効果」 心理学研究(1992,単著)
  「文字の能動的触認知に及ぼす刺激セットの大きさの効果」基礎心理学研究(1997 年,単著)
  「メタ認知質問紙法MCQ-30(Wells & Cartwright-Hatton, 2004)の手引」熊本県立大学文学部紀要(2017 年,単著)
  「心理学基礎実習マニュアル」 北大路書房(2009,共著)
  「学習・認知心理学」 ミネルヴァ書房(2012,共著)
  「新教育心理学図説」 福村出版(1986,共著) ほか

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