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社会運動と若者  新刊

日常と出来事を往還する政治

社会運動と若者

社会運動の規範や作法はどのように形成されるのか。「若者」とその運動の特質を、出来事と日常についての語りから浮き彫りにする。

著者 富永 京子
ジャンル 社会・文化 > 社会学
出版年月日 2017/03/31
ISBN 9784779511646
判型・ページ数 4-6・280ページ
定価 本体2,800円+税
 

目次

はじめに  

序 章 問題意識
 第一節 「若者の社会運動」論  
 第二節 出来事と日常を行き来する若者たち  
 第三節 各章の構成  

第一章 若者と社会運動、社会運動と若者
 第一節変数の布置と連関を問う研究
 第二節 変数の発見とその作用を問う研究 
 第三節 本書の意義と「若者」に対する分析視角  

第二章 分析枠組、対象、方法
 第一節 分析枠組  
 第二節 分析の対象と方法  

第三章 出来事としての社会運動
 第一節 フロントステージ  
 第二節 バックステージ  
 第三節 本章のまとめ   

第四章 日常としての社会運動
 第一節 生い立ちが作り出す「政治」との距離   
 第二節 「今思い出すと、あれが政治に目覚めたきっかけだったのかな」  
 第三節 そして大学へ   
 第四節 本章のまとめ  

第五章 日常と出来事をめぐって
 第一節 学校化された政治的無関心  
 第二節 個人の尊重と組織の放棄  
 第三節 劇的でも危険でもない運動  

終 章 考察と結論
 第一節 社会運動サブカルチャーとしての若者   
 第二節 本書の貢献  

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内容説明

「若者」たちの語りから見えてくるものは何か。
社会運動の規範や作法(社会運動サブカルチャー)はどのように形成されるのか。
「若者」と2011年以降の社会運動の特質を、当事者が集合するデモなどの「出来事」と、他者との関わりの中で揺れる「日常」生活についての語りから浮き彫りにする。

 

誰もが個別に特殊な形でしか政治を体験できないのが現代の日本社会であり、彼らは自らが体験した政治を、自らの文法で語っているにすぎないのではないか。(中略)私たち年長者は自分たちが思うほど若くないし、若者たちは思った以上に年長者とは異なる体験を生きている。だからこそ、彼らの意味世界を汲み尽くす試みからまずは始める必要があるのではないか。(「はじめに」より)

 

著者紹介
富永 京子(とみなが きょうこ)
1986年生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。
専攻は社会運動論・国際社会学。北海道大学経済学部卒。東京大学大学院人文社会研究科修士課程・博士課程修了後、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2015 年より現職。
著書に『社会運動のサブカルチャー化――G8 サミット抗議行動の経験分析』(せりか書房)、『奇妙なナショナリズムの時代――排外主義に抗して』(共著、岩波書店)、『サミット・プロテスト――グローバル化時代の社会運動』(共著、新泉社)。主な論文として、“Social Reproduction and the Limitations of Protest Camps:Openness and Exclusion of Social Movements in Japan”, Social Movement Studies, Vol.16(3)など。

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