ホーム > 若者たちの食卓

若者たちの食卓  新刊

自己、家族、格差、そして社会

若者たちの食卓

写真、データから食生活を明らかにし、自己、家族、格差など、若者たちを取り巻く現実を心理学・社会学など分野を横断して読み解く

著者 外山 紀子
長谷川 智子
佐藤 康一郎
ジャンル 心理学 > 社会
社会・文化 > 社会学
出版年月日 2017/03/10
ISBN 9784779511424
判型・ページ数 A5・234ページ
定価 本体3,500円+税
 

目次

第1部 写 真 法 
 第1章 写真から見える食(外山紀子)
 第1節 写 真 法  
 第2節 調査対象者の背景
 第3節 現在の食  
 第4節 栄養評価  
 第5節 思い出の食 

第2章 中学生・大学生の食事:食の外部化とダイエット(長谷川智子)
 第1節 はじめに  
 第2節 長谷川ら(2013)の調査方法の概要  
 第3節 中学生と大学生の欠食と食事バランス 
 第4節 さまざまな食事の実際  
 第5節 食器の代用品  
 第6節 食生活は1 年で変化するか? 家族と住まう大学生の場合
 第7節 おわりに 

第3章 食から見える大学生の生活(佐藤康一郎)
 第1節 食生活調査のきっかけ 
 第2節 調査方法の概要  
 第3節 コンビニエンスストア 
 第4節 外  食  
 第5節 食事の時刻と回数
 第6節 食事の場所 
 第7節 おわりに  

第2部 データからみる大学生の食
第4章 いまどきの大学生(外山紀子)
 第1節 はじめに  
 第2節 お金の使い道 
 第3節 節約志向の大学生
 第4節 身体と食  
 第5節 おわりに  

第5章 大学生世代の家族の歴史(長谷川智子)
 第1節 女性の出産・家族構成の推移  
 第2節 家族の就労状況・母親の仕事  
 第3節 家庭における経済状況の推移  
 第4節 家族の食と家計について  
 第5節 おわりに  

第6章 食品産業の変化と大学生の食(佐藤康一郎)
 第1節 大学生の親世代に起きたこと 
 第2節 外食の産業化 
 第3節 スーパーマーケットの台頭 
 第4節 コンビニエンスストアの成長
 第5節 中食市場の拡大
 第6節 学生食堂離れ 
 第7節 デフレーションの影響:牛丼を例に
 第8節 おわりに

第3部 大学生の食をみる視点
第7章 家族と共食(外山紀子)
 第1節 孤  食 
 第2節 共  食 
 第3節 家族の個人化と共食

第8章 世代による食行動の違い(長谷川智子)
 第1節 はじめに  
 第2節 食物選択に影響を与える要因 
 第3節 団塊ジュニア世代前の世代と以降の世代の食行動
 第4節 食の思い出  
 第5節 家族の食の継承 
 第6節 おわりに  

第9章 青年期の自己・パーソナリティと食(小塩真司)
 第1節 はじめに 
 第2節 自己・パーソナリティ
 第3節 自己・パーソナリティと食との関連
 第4節 ま と め  

第10章 青年期の対人関係と食(岡田 努)
 第1節 はじめに 
 第2節 ランチメイト症候群 
 第3節 ふれ合い恐怖  
 第4節 孤独感の発達といわゆる「ぼっち席」について 
 第5節 ま と め  

第11章 大学生の階層的位置と食習慣(橋本健二)
 第1節 格差拡大と大学教育の社会的位置  
 第2節 大学教育の構造的位置  
 第3節 大学生の出身階層と大学類型
 第4節 大学類型と学生生活  
 第5節 出身階層・大学類型と食習慣 
 第6節 朝食をとることの意味  
 第7節 おわりに  

第12章 社会階層と食生活 : 量的データによる食格差の分析(小林 盾)
 第1節 食生活に格差はあるのか  
 第2節 量的データで食生活をとらえる  
 第3節 青年期と成人期の食生活  
 第4節 成人期の食生活に格差はあるのか
 第5節 ま と め  

第13章 学生食堂における朝食支援(佐藤康一郎)
 第1節 学生食堂の変遷 
 第2節 朝食の支援  
 第3節 学生食堂と企業・組織との協業 
 第4節 食事づくりの支援  
 第5節 おわりに  

第14章 飽食環境に生きる大学生たち(今田純雄)
 第1節 はじめに 
 第2節 飽食環境 
 第3節 飽食環境は人々に何をもたらせたか 
 第4節 食の代行と依存 
 第5節 これからの若者(大学生)に求められること

コラム1 大学生がイメージする「バランスのよい食事」(手島陽子)
コラム2 いまの大学生と飲み放題・食べ放題(長谷川智子)
コラム3 家計調査から読み取る食の地域性(佐藤康一郎) 
コラム4 料理男子(外山紀子)
コラム5 子どもをもつ夫婦の家事関連時間の変化と妻の調理(長谷川智子)
コラム6 大学生と期限表示(佐藤康一郎) 
コラム7 つくられた家族団らん(外山紀子)
コラム8 食の思い出:マクドナルドは高級品!?(長谷川智子)
コラム9 動機はダイエット(小塩真司)
コラム10 現代青年と「食」の場の意味(岡田 努)
コラム11 格差拡大と若者の飲酒行動(橋本健二)
コラム12 子どもの食格差(外山紀子)
コラム13 学生食堂の国際化(佐藤康一郎)
コラム14 カップ麺のヒミツ(今田純雄)

このページのトップへ

内容説明

食の写真が映し出す若者たちの現実とは?

写真、データから若者の食生活を明らかにし、若者の自己、そして家族、格差、社会など、若者たちを取り巻く現実を心理学・社会学・経営学など分野を横断して読み解く

「ネットの世界には食べ物の写真があふれている。「これ,食べました」と,ゴージャスなフレンチを写した一枚,「今日のお弁当です」と,彩りよく詰められた野菜メインの弁当など,食べ物の写真からはその人の生活や趣味,もっといえばその人の哲学がみえてくる。本書の主役もこうした食卓写真である。若者たちに数日間,食べたもの全てをカメラに収めてもらった。その写真から現代のリアルな青年像に迫っていこうというのが本書の企画意図である。」(「まえがき」より)



●執筆者紹介(執筆順,* は編者)
外山紀子*
現 職:早稲田大学人間科学学術院教授
学 位:博士(学術)(東京工業大学)
専 門:発達心理学(認知発達,食発達)
主要著書・論文:
『 発達としての共食』(単著)(2008年,新曜社),『子どもと食』(共編著)(2013年,東京大学出版会)など
担 当:第1章,第4章,第7章,コラム4,7,12

長谷川智子*
現 職:大正大学心理社会学部教授
学 位:博士(文学)(早稲田大学)
専 門:発達心理学(母子関係,食発達)
主要著書・論文:
『子どもの肥満と発達臨床心理学』(単著)(2000年,川島書店),『子どもの食と栄養―健康なからだとこころを育む小児栄養学 改訂第2版』(共編著)(2014 年,診断と治療社)
担 当:第2章,第5章,第8章,コラム2,5,8

佐藤康一郎*
現 職:専修大学経営学部准教授
学 位:修士(商学)(専修大学)
専 門:フードマーケティング
主要著書・論文:
『写真分析による大学生の食生活調査』(単著)(2012 年,専修大学社会科学研究所社会科学年報),『現代フードサービス論』(共著)(2015 年,創成社),など
担 当:第3章,第6 章,第13 章,コラム3,6,13

小塩真司
現 職:早稲田大学文学学術院教授
学 位:博士(教育心理学)(名古屋大学)
専 門:パーソナリティ心理学,発達心理学
主要著書:
『性格を科学する心理学のはなし』(単著)(2011 年,新曜社),『Progress &Application パーソナリティ心理学』(単著)(2014 年,サイエンス社),など
担 当:第9章,コラム9

岡田 努
現 職:金沢大学人間社会研究域教授
学 位:博士(心理学)(学習院大学)
専 門:青年心理学(対人関係,自己)
主要著書・論文:
『現代青年の心理学―若者の心の虚像と実像』(単著)(2007 年,世界思想社),『自己心理学 5 パーソナリティ心理学へのアプローチ』(共編著)(2008 年,金子書房)など
担 当:第10章,コラム10

橋本健二
現 職:早稲田大学人間科学学術院教授
学 位:博士(社会学)(武蔵大学)
専 門:社会学(階級・階層論,労働社会学)
主要著書:『階級都市』(筑摩書房,2011 年),『「格差」の戦後史[増補新版]』(河出書房新社,2013 年),『居酒屋の戦後史』(祥伝社,2015 年),『はじまりの戦後日本』(河出書房新社,2016 年),『現代貧乏物語』(弘文堂,2016 年),など。
担 当:第11章,コラム11

小林 盾
現 職:成蹊大学文学部現代社会学科教授
学 位:修士(社会学)(東京大学)
専 門:社会学(数理・計量社会学,家族,文化)
主要著書・論文:『アクティブ・ラーニング入門』(単著)(2016 年,ハーベスト社),『数理社会学の理論と方法』(共編著)(2016 年,勁草書房)など
担 当:第12章

今田純雄
現 職:広島修道大学人文学部教授
学 位:文学修士
専 門:動機づけ・感情心理学,食行動科学
主要著書・論文:
『 食べることの心理学―食べる,食べない,好き,嫌い』(編著)(2005年,有斐閣),『動機づけと情動』(共編著)(2015 年,培風館),『食行動の科学―「食べる」を読み解く』(編著)(2017 年,朝倉書店),など
担 当:第14章,コラム14

このページのトップへ