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日本と韓国における多文化共生教育の新たな地平  新刊

包括的な平和教育からホリスティックな展開へ

日本と韓国における多文化共生教育の新たな地平

平和教育を学校に根づかせるには何が必要か。教科書分析や中学校での実践をもとに、NGOとの協働など新しい教育プログラムを提案。

著者 孫 美幸
ジャンル 教育・文学 > 教育学
社会・文化 > 異文化・多文化
出版年月日 2017/02/20
ISBN 9784779511356
判型・ページ数 A5・312ページ
定価 本体9,300円+税
 

目次

はじめに

1.包括的な平和教育の視点に基づく「多文化共生教育」
1-1 平和教育の理論的背景と課題
1-2 多文化社会の進展と包括的な平和教育
(1)平和教育における包括性
(2)包括的な平和教育における学習領域
(3)包括的な平和教育の一領域としての「多文化共生」―「多文化共生教育」の意義
(4)包括的な平和教育の方法としてのNGOとの協働
1-3 中学校段階における包括的な平和教育の視点の必要性―平和教育の変遷と現状
(1)日本の場合
(2)韓国の場合

2.包括的な平和教育による日・韓の中学校カリキュラムの転換―「道徳」・「社会科(公民的分野)」を中心に
2-1 「道徳」・「公民」と「平和」の関連性
2-2 中学校「道徳」・「社会科(公民的分野)」の歴史的変遷と現況
(1)日本の場合
(2)韓国の場合
2-3 中学校「道徳」・「社会科(公民的分野)」における包括的な平和教育の視点の必要性
2-4 中学校「道徳」・「社会科(公民的分野)」の教科目標における平和理念の反映
(1)日本の場合
(2)韓国の場合
2-5 中学校「道徳」・「社会科(公民的分野)」における包括的な平和教育の比較分析方法
3.日・韓が共有できる包括的な平和教育の主要テーマの考察―中学校「道徳」副読本・教科書の内容分析
3-1 いのち・子どもの権利
(1)日本の場合
(2)韓国の場合
3-2 さまざまな形態の差別
(1)日本の場合
(2)韓国の場合
3-3 両国の比較分析

4.日・韓が共有できる包括的な平和教育の主要テーマの考察―中学校「社会科(公民的分野)」教科書の内容分析
4-1 いのち・子どもの権利
(1)日本の場合
(2)韓国の場合
4-2 さまざまな形態の差別
(1)日本の場合
(2)韓国の場合
4-3 両国の比較分析

5.日・韓が共有できる包括的な平和教育の主要テーマの総括―中学校「道徳」・「社会科(公民的分野)」の教科書内容比較分析
5-1 いのち・子どもの権利
5-2 さまざまな形態の差別

6.日・韓の中学校における包括的な平和教育の視点に基づいた「多文化共生教育」の実際
6-1 「多文化共生」をめぐるさまざまな言説―多文化主義,植民地主義との関連
6-2 「多文化共生教育」プログラムの構成要素―脱植民地化の視点
6-3 中学校段階における「多文化共生」をテーマにしたプログラムの変遷と現状
(1)日本の場合
(2)韓国の場合
6-4 NGOと協働した「多文化共生」がテーマのプログラム実践事例の考察
(1)日本の場合
(2)韓国の場合

7.日・韓の中学校における「多文化共生教育」プログラムモデルの検討
7-1 「多文化共生教育」プログラム改善モデル―包括的な平和教育の視点に基づいた基本構造の提示
7-2 「多文化共生教育」の深化段階を充実させるためのいのちの視点―ホリスティックな構造へ
7-3 いのちの視点を取り込んだ「多文化共生教育」プログラム実践事例の考察
(1)多文化共生教育にいのちの視点を取り込むことの必要性―包括的な平和教育を基盤にしたホリスティックな学びへ
(2)いのちの視点を取り込んだ多文化共生の授業の概要
(3)生徒の意識の変容―在日コリアンの印象を問うアンケート結果の分析を通して
(4)本実践の成果と課題

8.「多文化共生教育」への教員の理解を促す人権研修―自分史交流を通した対話
8-1 人権に関わる自分史交流を,校内の教員研修に取り込むことの必要性―ホリスティックな教員研修を実施するために
8-2 人権に関わる自分史交流を取り入れた教員研修の概要
8-3 研修を通して教員が学んだこと―ふりかえり用紙の分析を通して
8-4 本実践の成果と課題―ホリスティックな教員研修への示唆
(1)日常の中の非日常性の創出
(2)緊張からの解放と学び
(3)語りなおしを通したゆるやかなつながり


おわりに
添付資料
参考文献・資料
索  引

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内容説明

平和教育を学校に根づかせるには何が必要か。教科書分析や中学校での実践をもとに、NGOとの協働など、開かれた多角的な新しい教育実践プログラムを提案。平和的なネットワークを両国で展開する基礎づくりをめざす。

●著者紹介
孫 美幸(そん みへん)
大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター講師
2010年立命館大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了
論文に,「韓国民話における「異人」への眼差し―韓国社会の多文化教育のあり方を考えるために」『ホリスティック教育研究第19号』(2016),「授業の成立が困難な学校で多文化共生を語る―ゲストティーチャーとしての関わりから」『多言語・多文化実践と研究第5巻』(2013)ほか。

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