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無神論と国家  新刊

コジェーヴの政治哲学に向けて

無神論と国家

現代思想に影響を与えた哲学者にして,官僚としてヨーロッパ共同体への道を開いたアレクサンドル・コジェーヴの政治哲学を解明。

著者 坂井 礼文
ジャンル 哲学・倫理 > 哲学
出版年月日 2017/02/01
ISBN 9784779511219
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 本体4,400円+税
 

目次

凡例
序論
第Ⅰ部 無神論
序 無神論の系譜
第1章 コジェーヴとシュトラウス――著述技法及び無神論をめぐって――
 はじめに
 1 『ユリアヌス帝とその著述技法』が書かれた背景
 2 秘教的著述技法
 3 無神論者としてのユリアヌス
 4 コジェーヴによるユリアヌスの神話論読解
 5 無神論的立場と有神論的見解の対立
 おわりに
第2章 プラトン読解入門――概念及び永遠性の関連に着目して――
 はじめに  
 1 プラトン解釈の特質
 2 概 念 
 3 パルメニデス的存在論の解釈  
 4 プラトン的存在論及び現象学の解釈  
 おわりに  
第3章 「無神論的」あるいは人間学的なネオ・ヘーゲル主義――「三位一体論」の観点から――
 はじめに  
 1 ヘーゲル自身が展開した存在論  
 2 コジェーヴの存在論――存在・無・差異――
 3 コジェーヴとタオのヘーゲル解釈の相違  
 4 ネオ・ヘーゲル主義における無の観念及び無神論  
 おわりに  
第Ⅰ部の結びに代えて  
第Ⅱ部 国家
序 国家論の系譜  
第4章 コジェーヴとシュミット――国家の終焉以降における政治的なもの及び法的なもの――
 はじめに  
1 敵  
 2 終焉  
 3 歴史終焉以降の世界情勢  
 4 法的なもの  
 5 プラトン・アリストテレス・ヘーゲル読解から導出された第三者  
 6 シュミットにおける第三者としての外部性  
 7 均衡理論の限界とカテコーンの観念  
 おわりに  
第5章 普遍同質国家の予示――未来の,来たるべき国家について――
 はじめに  
 1 ラテン帝国  
2 シュトラウスとの関連  
 3 贈与型国家  
 おわりに  
第Ⅱ部の結びに代えて  
結 語

参考文献 
あとがき
初出一覧 
人名索引  
事項索引

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内容説明

哲学者は“神”となりうるのか? 現代思想に多大な影響を与えた哲学者にして,官僚としてヨーロッパ共同体創設への道を切り開いたアレクサンドル・コジェーヴ。その政治哲学を解明する本邦初の本格的研究書。


●著者紹介
坂井礼文(さかい・れいもん)
1983年 鹿児島市に生まれる。
2015年 博士号(人間・環境学)(京都大学)取得。
現在 京都外国語大学ほか非常勤講師。フランス思想・政治哲学専攻。
著作 「贈与型資本主義に基づいたコジェーヴの国家論――合衆国はなぜ「共産主義」の最終段階に到達したと考えられるのか」(『社会思想史研究』39号, 2015年), 「コジェーヴの「無神論的」あるいは人間学的存在論――「三位一体論」の観点から」(『アルケー』22号, 2014年), 「コジェーヴとシュミット――国家の終焉以降における政治的なもの及び法的なもの」(『政治哲学』15号, 2013年), 他。

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