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グローバル・イシュー  新刊

都市難民

グローバル・イシュー

かつて国連難民高等弁務官事務所に従事した著者が,農村から都市部へと向かう難民の実態と,援助のあり方を包括的に議論する。

著者 小泉 康一
ジャンル 法律・政治 > 国際政治
出版年月日 2016/12/15
ISBN 9784779510861
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 本体3,700円+税
 

目次

 まえがき

序 章 問題の概観

  1 はじめに

  2 現代の危機と移動する多様な人々

  3 急激な都市化と都市型災害

  4 不可視の人々
     ――利便性と危険性――

  5 〝現実は選択の問題ではない〟という多様な理由を理解する

第1章 背景と文脈

  1 都市難民とは何か

  2 困難な定義

  3 UNHCRの見方と取り組み

  4 敬遠・忌避される難民キャンプ

  5 都市にとって、なぜ都市難民が問題なのか

  6 都市難民が抱える特有の事情

第2章 都市難民へのアプローチ
     ――基本となるデータと分析法――

  1 はじめに

  2 移動の心的状況

  3 都市への流入と困難な実態把握

  4 国際強制移動研究と生計アプローチ

第3章 難民の法的保護
     ――国家の政策と法制――

  1 はじめに

  2 国家の安全保障への懸念と負担の感覚

  3 厳しさを増す〝北〟への入国と暴力的抵抗

  4 法の実施と難民保護

  5 UNHCRの新政策と保護活動

  6 登録と難民認定

  7 書類入手と法的地位

  8 労働権

  9 まとめ
     ――人道と政治(市民権)――

第4章 都市で生きる

  1 はじめに

  2 受け入れ国での障害

  3 深刻な住居問題

  4 頻繁な移動と登録

  5 〝ただ待つ〟ことは病気にする

  6 生きるための戦略・工夫

  7 歪んだ戦略を強いられる難民もいる  

  8 絆の社会ネットワーク

  9 当面の課題 

  10 調査と介入 

第5章 都市の成長と危機移動
     ――地方自治体と国際人道援助――

  1 はじめに

  2 地方自治体の責任と役割

  3 多様な対象者と援助 

  4 移動と開発

  5 都市開発と人道活動

  6 人道空間と人道行為者

  7 人道援助とコミュニティでの生活

  8 法的枠組みと統合過程

第6章 グローバルな避難民と都市対応の人道活動

  1 はじめに

  2 不可逆的な都市化と国民国家の人口管理政策

  3 グローバル化の高まりと南北間の格差の拡大

  4 おわりに
     ――広い視野と新しい人道指針――

終 章 都市難民の研究
     ――倫理と科学的厳密さ――

     *

 注

 あとがき

 参考文献 

 人名索引

 事項索引

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内容説明

世界中の都市へ,スラムへと逃げ込む難民をどう救うのか。かつて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)でプログラム・オフィサーとして従事した著者が,農村から都市部へと向かう難民の実態と,援助のあり方を包括的に議論する。


●著者紹介
小泉康一(こいずみ・こういち)
1948年 仙台市に生まれる
1973年 東京外国語大学インドシナ科卒業
1977年 東京外国語大学大学院修士課程修了
    国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)タイ駐在プログラム・オフィサー,英オックスフォード大学難民研究所客員研究員,ジュネーヴ大学国際関係高等研究所客員研究員として研究に従事
現在 大東文化大学国際関係学部教授
専攻 難民・強制移動民研究
主著 『「難民」とは何か』(三一書房,1998年),『国際強制移動の政治社会学』(勁草書房,2005年),『グローバリゼーションと国際強制移動』(勁草書房,2009年),『国際強制移動とグローバル・ガバナンス』(御茶の水書房,2013年),『グローバル時代の難民』(ナカニシヤ出版,2015年),Koichi Koizumi and Gerhard Hoffstaedter (eds), Urban Refugees: challenges in protection, services and policy, Routledge, London,2015,『多文化「共創」社会入門』〔共編著〕(慶應義塾大学出版,2016年),他

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