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『リスク・コミュニケーションの思想と技術』が『毎日新聞』に紹介されました
2016/11/21
リスク・コミュニケーションの思想と技術
共考と信頼の技法
対象のもつリスクに関連する情報をステークホルダーに可能な限り開示し,互いに共考することによって,解決に導く道筋を探る思想と技術を市民社会に向けて展開する。この分野の生みの親の数十年にわたる研究と実践の成果をここに公開。
●著者紹介
木下冨雄(きのした とみお)
兵庫県出身。
京都大学文学部心理学専攻卒業,同大学大学院修士課程修了。
京都大学助手,大阪女子大学助教授,京都大学助教授を経て京都大学教授(教養部長,総合人間学部長を歴任)。
京都大学を退任後摂南大学教授,甲子園大学学長を経て(公財)国際高等研究所フェローに着任,現在に至る。
京都大学文学博士,日本社会心理学会元理事長,日本リスク研究学会元会長。
正誤表
本文中に誤りがございましたので、お詫びして訂正申し上げます。
第Ⅰ章 リスクとはなにか
1 リスクの語源とそこに秘められた価値観
2 リスクが概念化された時代的・経済的・学問的背景
3 リスクの一般的な定義
4 個別学問分野によって異なるリスクの定義
5 安全・安心とリスク
6 リスクと日本文化
第Ⅱ章 リスク・コミュニケーションとはなにか
1 リスク・コミュニケーションの誕生
2 リスク・コミュニケーションの原点となる定義
3 筆者によるリスク・コミュニケーションの定義
4 リスク・コミュニケーションの背景となる思想
5 リスク・コミュニケーションの背景となる技術
6 リスク・コミュニケーションは他の技法とどこで区別されるのか
7 リスク・コミュニケーションにおける諸学の機能的同型性
8 リスク・コミュニケーションに対する誤解
9 リスク・コミュニケーションに関してよく聞かれる疑問
10 リスク・コミュニケーションが有効な場面と有効でない場面
第Ⅲ章 我が国におけるリスク・コミュニケーションの流れ
1 日本におけるリスク学事始め
2 阪神・淡路大震災(1995 年)以前の広報
3 阪神・淡路大震災(1995 年)以後の広報
4 2000 年過ぎからのリスク・コミュニケーションのブーム
5 福島原発事故後のリスク・コミュニケーション
第Ⅳ章 リスク・コミュニケーション場面の構造とそれに関わる要因
1 リスクの種類と性質に関する要因
2 送り手側の要因
3 受け手側の要因
4 コンテンツ要因
5 メディア要因
6 場と運営法の要因
7 社会的・歴史的要因
8 リスク・コミュニケーション設計手順
第Ⅴ章 リスク・コミュニケーション実施上のポイント
1 相手の理解ないし受け止め方
2 情報の提供の仕方
3 誠実性の表現の仕方
4 コミュニケーション過程の制御の仕方
第Ⅵ章 リスク・コミュニケーションの効果
1 リスク・コミュニケーションの評価基準
2 リスク・コミュニケーションの効果モデル
3 実験的手法による効果の検討
4 調査的方法による効果の検討
5 観察法による効果の測定
6 受け手の行動に表れた効果の測定
7 リスク・コミュニケーション効果の多元性
第Ⅶ章 リ スク・コミュニケーションにおけるマスコミと第三者組織の役割
1 リスク・コミュニケ-タ-としてのマスコミの役割
2 リスク・コミュニケーションにおける第三者組織の役割
第Ⅷ章 リスク・コミュニケーターの養成
1 リスク・コミュニケ-タ―養成の組織づくり
2 研修の基本方針
3 カリキュラムの設計と実施
4 研修の対象者
5 幹部職員に対する説明会
6 研修に必要な資材
第Ⅸ章 統合的リスク・コミュニケーションに向けて
1 リスク・コミュニケーションの空間的拡大
2 リスク・コミュニケーションの時間的拡大
3 統合的リスク・コミュニケーションに向けて
4 統合的リスク・コミュニケーションの先行例
5 おわりに
あとがき
引用・参考文献
事項索引
人名・著者索引
1 リスクの語源とそこに秘められた価値観
2 リスクが概念化された時代的・経済的・学問的背景
3 リスクの一般的な定義
4 個別学問分野によって異なるリスクの定義
5 安全・安心とリスク
6 リスクと日本文化
第Ⅱ章 リスク・コミュニケーションとはなにか
1 リスク・コミュニケーションの誕生
2 リスク・コミュニケーションの原点となる定義
3 筆者によるリスク・コミュニケーションの定義
4 リスク・コミュニケーションの背景となる思想
5 リスク・コミュニケーションの背景となる技術
6 リスク・コミュニケーションは他の技法とどこで区別されるのか
7 リスク・コミュニケーションにおける諸学の機能的同型性
8 リスク・コミュニケーションに対する誤解
9 リスク・コミュニケーションに関してよく聞かれる疑問
10 リスク・コミュニケーションが有効な場面と有効でない場面
第Ⅲ章 我が国におけるリスク・コミュニケーションの流れ
1 日本におけるリスク学事始め
2 阪神・淡路大震災(1995 年)以前の広報
3 阪神・淡路大震災(1995 年)以後の広報
4 2000 年過ぎからのリスク・コミュニケーションのブーム
5 福島原発事故後のリスク・コミュニケーション
第Ⅳ章 リスク・コミュニケーション場面の構造とそれに関わる要因
1 リスクの種類と性質に関する要因
2 送り手側の要因
3 受け手側の要因
4 コンテンツ要因
5 メディア要因
6 場と運営法の要因
7 社会的・歴史的要因
8 リスク・コミュニケーション設計手順
第Ⅴ章 リスク・コミュニケーション実施上のポイント
1 相手の理解ないし受け止め方
2 情報の提供の仕方
3 誠実性の表現の仕方
4 コミュニケーション過程の制御の仕方
第Ⅵ章 リスク・コミュニケーションの効果
1 リスク・コミュニケーションの評価基準
2 リスク・コミュニケーションの効果モデル
3 実験的手法による効果の検討
4 調査的方法による効果の検討
5 観察法による効果の測定
6 受け手の行動に表れた効果の測定
7 リスク・コミュニケーション効果の多元性
第Ⅶ章 リ スク・コミュニケーションにおけるマスコミと第三者組織の役割
1 リスク・コミュニケ-タ-としてのマスコミの役割
2 リスク・コミュニケーションにおける第三者組織の役割
第Ⅷ章 リスク・コミュニケーターの養成
1 リスク・コミュニケ-タ―養成の組織づくり
2 研修の基本方針
3 カリキュラムの設計と実施
4 研修の対象者
5 幹部職員に対する説明会
6 研修に必要な資材
第Ⅸ章 統合的リスク・コミュニケーションに向けて
1 リスク・コミュニケーションの空間的拡大
2 リスク・コミュニケーションの時間的拡大
3 統合的リスク・コミュニケーションに向けて
4 統合的リスク・コミュニケーションの先行例
5 おわりに
あとがき
引用・参考文献
事項索引
人名・著者索引