歴史としての社会主義

東ドイツの経験

歴史としての社会主義

社会主義とは何だったのか。東ドイツ社会を生きた人々の日常生活の一面を掘り起こし、社会主義社会の歴史的経験を検証する。

著者 川越 修 編著
河合 信晴 編著
ジャンル 法律・政治  > 政治学
出版年月日 2016/07/30
書店発売日 2016/07/30
ISBN 9784779510809
判型・ページ数 A5 ・ 296ページ
定価 4,620円(税込)

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社会主義とは何だったのか。その歴史は21世紀に生きる私たちに何を示唆しているのか。農村や工場で働き、余暇を楽しみながら老いてゆく人々、彼、彼女ら東ドイツ社会を生きたごく普通の人々の日常生活の一面を掘り起こし、社会主義体験とは何だったのかを検証する。

●著者紹介
川越 修(かわごえ・おさむ)
一橋大学大学院経済学研究科博士課程中退。現在、同志社大学経済学部教授。社会経済史学専攻。『社会国家の生成』(岩波書店、2004年)、『明日に架ける歴史学』(共著、ナカニシヤ出版、2016年)、『歴史のなかの社会国家』(共編著、山川出版社、2016年)ほか。

河合信晴(かわい・のぶはる)
ロストック大学哲学部歴史学研究所博士課程現代史専攻修了。現在、慶應義塾大学通信教育課程、明治大学政治経済学部他兼任講師。ドイツ現代史専攻。『政治がつむぎだす日常――東ドイツの余暇とふつうの人びと』(現代書館、2015年)、「余暇史における「公」と「私」――ドイツ独裁体制研究を例にして」(三田学会雑誌 108巻1号、2015年)ほか。



足立芳宏(あだち・よしひろ)
京都大学大学院農学研究科教授。農業史専攻。

石井 聡(いしい・さとし)
近畿大学経済学部教授。西洋経済史専攻。

高岡智子(たかおか・ともこ)
静岡大学情報学部講師。専門は、音楽学、文化政策、音響論。

市川ひろみ(いちかわ・ひろみ)
京都女子大学法学部教授。国際関係論・平和研究専攻。

植村邦彦(うえむら・くにひこ)
関西大学経済学部教授。社会思想史専攻。

上ノ山賢一(かみのやま・けんいち)
金沢星稜大学経済学部講師。マクロ経済学、金融政策論専攻。

清水耕一(しみず・こういち)
岡山大学名誉教授・特命教授(研究)。制度経済学・労働問題・自動車産業の研究。

第Ⅰ部 いまなぜ東ドイツか

 第一章 歴史としての東ドイツ

 第二章 東ドイツ研究の現在

第Ⅱ部 東ドイツ社会を生きる

 第三章 農村の社会主義体験
      土地改革から農業集団化へ(一九四五‐一九六〇)

 第四章 職場における「つながり」
      工業企業現場の実態

 第五章 東ドイツでの余暇活動
      休暇旅行の実態から

 第六章 高齢者と社会

 第七章 東ドイツのポピュラー音楽の系譜

 第八章 東ドイツ「平和革命」と教会
      建設兵士の活動を中心に

第Ⅲ部 歴史としての社会主義

 第九章 思想としての社会主義/現に存在した社会主義

 第一〇章 東ドイツの「中間グループ」の役割

 第一一章 社会主義経済再考
       東ドイツ計画経済の現実

あとがき

参考文献
東ドイツ史略年表
索引

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