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メディア・コンテンツ論  新刊

メディア・コンテンツ論

現代社会に遍在し氾濫するメディア・コンテンツを理論的、実務的視点から多角的に読み解く。

著者 岡本 健
遠藤 英樹
ジャンル テキスト
経済・経営 > マーケティング
社会・文化 > 社会学
社会・文化 > 文化研究
シリーズ 人文・社会 > メディアの未来
出版年月日 2016/06/20
ISBN 9784779509728
判型・ページ数 4-6・272ページ
定価 本体2,500円+税
 

目次

第1章 メディアの発達と新たなメディア・コンテンツ論:現実・情報・虚構空間を横断した分析の必要性(岡本 健)
1 メディア・コンテンツとは何か
2 メディアの発達とコンテンツ
3 「メディア・コンテンツ論」の必要性
4 メディア・コンテンツとさまざまな越境
5 本書のメディア・コンテンツ論

第2章 アニメはどこから作られるのか:変わる原作の生まれ方(柿崎俊道)
1 はじめに 
2 オリジナルアニメはギャンブルか? 
3 社員プロデューサーの力 
4 アニメの中心は原作付き 
5  デジタル化,ネットワーク化により「原作」の生まれ方が変わるかもしれない

第3章 メディア・コンテンツと著作権:「よき人生」のための「文化コモンズ論」「かかわり主義」(山田奨治)
1 メディア・コンテンツの「消費」が変わった 
2 「グッズ」から「グッド・ライフ」へ  
3 文化コモンズ論の可能性 
4 著作権を変える力 

第4章 コンテンツ論の新たな展開:「コンテンツ= 中身」論の限界と間コンテンツ性(井手口彰典)
1 コンテンツ=中身という前提/限定 
2 現象としての〈恋チュン〉
3 同人文化と二次創作
4 要素の共有/非共有
5 「お題」という可能性
6 まとめ:「間コンテンツ性」への着目

第Ⅱ部 メディア・コンテンツ分析の視角
第5章 グローバル化の中のコンテンツ文化を考える:雑誌『Tarzan』に見る男性身体のイメージとその変容(岡井崇之)
1  メディア・コンテンツ分析という視点
2  グローバル化のなかの雑誌コンテンツ
3  メディア・コンテンツで「男性身体」はどのように表象されてきたの
か?
4 『Tarzan』は男性身体をどのように描いてきたのか?
5 結論にかえて

第6章 「ゾンビ」と人間・文化・社会:「他者」との関係性に注目して(岡本 健)
1 ゾンビ文化の拡がり 
2 ゾンビ・コンテンツの誕生 
3 ゾンビ・コンテンツの展開 
4 ゾンビと「他者」 

第7章 「魔法少女」アニメからジェンダーを読み解く:「魔」と「少女」が交わるとき(須川亜紀子)
1 はじめに:コンテンツとしての「魔法少女」
2 日本のアニメーションにおける主人公
3 魔と魔女と少女
4 「 魔」と女性と少女
5 『 魔法使いサリー』と『ひみつのアッコちゃん』:プロトタイプの確立
6 『 魔女っ子メグちゃん』と『魔法の天使クリィミーマミ』へ:リブから「女の時代」
7 1990 年代『セーラームーン』の衝撃:恋も仕事も
8 2000 年代以降の深夜アニメにおける「魔法少女」再考 
9 まとめ

第8章 家族の視点から「J ホラー」を読み解く:変容する家族,メディア,恐怖(レーナ・エーロライネン)
1 J ホラーとはなにか
2 家族構造の歴史
3 変化する母親,子ども,父親
4 伝染する「恐怖」と居場所

第9章 コンテンツ分析の視角としての「フォルム論」:推理小説,あるいは近代社会の自己意識をめぐる物語(遠藤英樹)
1 はじめに
2 推理小説の歴史
3 推理小説の定義
4 マルクスの「価値形態論」
5 フォルムの再帰的叙述
6 む す び

第Ⅲ部 メディア・コンテンツと社会の関係性
第10章 グローバルな社会におけるメディア・コンテンツ:マレーシアと日本におけるインターネットとジャーナリズム(前田至剛)
1 社会に規定されるネット利用 
2 ネットユーザーの違い:日本・マレーシア比較
3 マレーシア経済とネットの関わり 
4 マレーシア政治とネットの関わり 
5 マレーシアの政治風土 
6 マレーシアジャーナリズムとメディア
7 ネットを「自由」にした社会的条件 
8 社会的に規定されるネット上のコンテンツ

第11章 コンテンツの国際的・地域的展開:スーパー戦隊シリーズのフォーマットとナラティブの関係(平 侑子)
1 はじめに:コンテンツとしての「スーパー戦隊シリーズ」
2 コンテンツの構成要素:フォーマットとナラティブ
3  コンテンツの海外展開:スーパー戦隊シリーズからパワーレンジャー・シリーズへ 
4 日本における展開
5 まとめ:より大胆なコンテンツの展開へ

第12章 コンテンツビジネスの新たなあり方:アニメ番組の制作と二次利用を中心に(増本貴士)
1 はじめに
2 アニメ番組の制作資金
3 アニメ番組の著作権
4 おわりに

第13章 コンテンツの「消費」の仕方と地域との出会い:「コスプレ」というコンテンツ文化(鎗水孝太)
1 はじめに
2 「コスプレ」という文化的実践
3 コスプレ・ツーリズム 
4 おわりに 

第14章 コンテンツツーリズムというアプローチ:アニメコンテンツと地域社会をめぐる新たな潮流とその特性から( 山村高淑)
1  コンテンツツーリズムの政策論:国家政策におけるコンテンツツーリズムの位置づけ
2 アニメ・コンテンツツーリズムの展開経緯
3 アニメ・コンテンツツーリズムの特性
4  コンテンツツーリズムのステイクホルダー論:まとめにかえて

おわりに コンテンツ論を越境するコンテンツ論へ(遠藤英樹)

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内容説明

越境するコンテンツを捉える――
現代社会に遍在し氾濫するメディア・コンテンツをアニメ制作や著作権、同人文化、二次創作、ジェンダー、ゾンビ、魔法少女、J ホラー、推理小説、ネットメディア、コンテンツビジネス、コスプレ、聖地巡礼などをめぐり理論的、実務的視点から多角的に読み解く。

大学でも,メディア・コンテンツに関する科目が開講される学部学科が増えている。こうした科目は,メディア産業,コンテンツ産業に従事する人々を育成する学科ではもちろん,そうではない学科においてもみられる。氾濫するメディア・コンテンツを読み解く方法は,現代社会で生活していく上で重要な教養となりつつあるのではないだろうか。「まえがき」より


●著者紹介
執筆者紹介(執筆順,* は編者)
岡本 健 *(おかもと・たけし)
奈良県立大学准教授
担当章:はじめに,第1章,第6章,第8章翻訳

柿崎俊道(かきざき・しゅんどう)
ライター,聖地巡礼プロデューサー
担当章:第2章

山田奨治(やまだ・しょうじ)
国際日本文化研究センター教授
担当章:第3章

井手口彰典(いでぐち・あきのり)
立教大学准教授
担当章:第4章

岡井崇之(おかい・たかゆき)
奈良県立大学准教授
担当章:第5章

須川亜紀子(すがわ・あきこ)
横浜国立大学准教授
担当章:第7章

レーナ・エーロライネン
ヘルシンキ大学博士後期課程
担当章:第8章

遠藤英樹*(えんどう・ひでき)
立命館大学教授
担当章:第9章,おわりに

前田至剛(まえだ・のりたか)
流通科学大学准教授
担当:第10章

平 侑子(たいら・ゆうこ)
奈良県立大学特任講師
担当章:第11 章

増本貴士(ますもと・たかし)
奈良県立大学特任准教授
担当章:第12章

鎗水孝太(やりみず・こうた)
北海道大学大学院博士後期課程
担当章:第13章

山村高淑(やまむら・たかよし)
北海道大学教授
担当章:第14章

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