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“共にある”ことを目指す特別支援教育

関係論から発達障碍を問い直す

“共にある”ことを目指す特別支援教育

共有できる体験、共にあるという実感を大切にした発達障碍の新しい捉え方と、今後の特別支援教育、インクルーシブ教育への提言。

著者 勝浦 眞仁
ジャンル 心理学
心理学 > 障害
心理学 > 教育
心理学 > 発達
出版年月日 2016/03/31
ISBN 9784779510502
判型・ページ数 A5・264ページ
定価 本体3,700円+税
 

目次

第Ⅰ部 理論編
序章 広汎性発達障碍のある子どもたちの生きる世界に迫るために
はじめに
第1節 広汎性発達障碍の子どもとかかわった体験を通して
第2節 発達障碍のある子どもとのかかわりにおいて私たちが問うべきこと
第1項 どのような枠組みで発達障碍のある子どもたちを見ているのか
第2項 発達障碍のある子どもたち独特の世界の“捉え方”や“感じ方”を掴めているのか
第3項 発達障碍のある子どもたちだけでなく,かかわり手の変容は問われているのか
第3節 本書の目指すところ

第1章 発達障碍とは─自閉症概念の出現から高機能広汎性発達障碍に至るまで─
第1節 自閉症概念の出現(1960年代後半まで)
第1項 自閉症概念の出現する以前
第2項 Kannerが見ていた子どもたちとの関係性
第3項 Aspergerが見ていた子どもたちとの関係性
第4項 Kanner・Asperger以降における自閉症概念の動向
第5項 我が国における自閉症概念の出現
第2節 自閉症概念の展開と発達障碍概念の萌芽(1970年代)
第1項 従来の自閉症概念を転回する必要性
第2項 Rutterが見ていた子どもたちとの関係性
第3項 我が国における発達障碍概念の萌芽
第4項 発達障碍のある子どもたちへの多様な支援とその展開
第3節 発達障碍概念の拡大と展開(1980年代から現在まで)
第1項 Wingが見ていた子どもたちとの関係性
第2項 自閉症の中核症状の探求
第3項 発達障碍に対する多様な支援方法の広まり
第4項 我が国における発達障碍概念の展開
第4節 本書で明らかにしたいこと

第2章 方法─「関与・観察」とエピソード記述─
第1節 特別支援教育研究における子どもたちの描き方
第2節 本研究の方法
第1項 子どもたち独特の世界の“捉え方”や“感じ方”をどのようにして掴んでいくのか
第2項 対人関係をどのように描き出していくのか
第3項 本研究における倫理上の配慮

第Ⅱ部 事例編
第3章 事例検討
事例1 相貌性を知覚するアスペルガー症候群生徒の1事例─知覚共有体験から生まれた理解と援助─
第1項 支援員の立場から生まれた問い
第2項 事例検討
第3項 事例1のまとめ
事例2 共にあろうとする気持ちを育んだ情動調律─特別支援学級に在籍する自閉症をもつ生徒の事例から─
第1項 情動調律が持つ意味とは
第2項 事例検討
第3項 事例2のまとめ
事例3 支援を必要とする児童とかかわる学校ボランティアの育ち─ボランティア体験を学級担任とエピソードで共有する試み─
第1項 学校ボランティアの体験から
第2項 事例検討
第3項 事例3のまとめ

第4章 総合考察─発達障碍の新たな理解と特別支援教育─
第1節 発達障碍に対する立ち位置─同じでもなく違うでもなく─
第2節 発達障碍とは何か─関係論から発達障碍を問い直す─
第3節 関係性を重視した特別支援教育のあり方─“共にある”ことを目指して─
第4節 今後の課題

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内容説明

発達障碍のある子たちと心を砕いて関わるなかで彼らの体験している世界が掴めるときがある。共有できる体験、共にあるという実感を大切にした発達障碍の新しい捉え方と、今後の特別支援教育、インクルーシブ教育への提言。

●著者紹介
勝浦眞仁(かつうらまひと)
桜花学園大学保育学部准教授
京都大学大学院人間・環境学研究科後期博士課程研究指導認定退学(2011)
博士(人間・環境学)(2014)

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