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教育認知心理学の展望  新刊

教育認知心理学の展望

認知心理学の観点から教育の諸問題を考える「教育認知心理学」。学校教育を支えるその基礎から最先端の研究まで、広く深く紹介する。

著者 子安 増生
楠見 孝
齊藤 智
野村 理朗
ジャンル 心理学
心理学 > 感覚・知覚・認知
心理学 > 教育
出版年月日 2016/03/30
ISBN 9784779510496
判型・ページ数 A5・312ページ
定価 本体2,800円+税
 

目次

1 心のモデルのデザイン
1.はじめに  
2.脳のモデル  
3.行動の公式  
4.心の捉え方  
5.無意識のモデル  
6.情報処理モデル  
7.記憶のモデル  
8.知能のモデル  
9.心の発達のモデル  
10.社会的相互作用モデル  
11.構造方程式モデル  
12.ま と め  

2 感覚と知覚
1.はじめに  
2.感覚・知覚・認知  
3.基本的な感覚の種類  
4.感覚・知覚情報の統合  
5.錯覚と注意  
6.教授・学習に関わる研究例  
7.まとめと展望 

3 認知心理学と脳科学の方法
1.はじめに  
2.脳損傷患者と脳画像化技術:構造的画像  
3.ボクセルを基底とした損傷部位と症状のマッピング  
4.脳画像化技術:機能的画像  
5.脳刺激法  
6.脳電図・事象関連電位:神経活動の時間的情報  
7.脳部位と脳部位の情報連絡:解剖学的結合・機能的結合  
8.脳の各部位で計算される神経表象の質:多ボクセルパタン分析  
9.深部埋め込み電極  
10.機能的画像の結果は心理学理論の区別に役立つか?  

4 身体と意識
1.はじめに  
2.「身体に宿る心」という信念  
3.心身問題  
4.環境の中で生きる脳:情報処理モデルとその限界  
5.「考える力」の基盤としての身体  
6.身体と無意識  
7.ま と め  

5 言語と思考
1.はじめに  
2.名づけと認識  
3.概念メタファー理論  
4.慣習的メタファー表現と思考  
5.アナロジーによる思考  
6.ま と め  

6 メタ認知と批判的思考
1.はじめに  
2.メタ認知  
3.批判的思考  
4.メタ認知と批判的思考  
5.ま と め  

7 知能と創造性
1.はじめに  
2.「頭の良さ」をどう理解するか:知能をめぐる研究  
3.創造的であることの意味と意義  
4.21世紀を創る教育認知心理学となるために  

8 問題解決と意思決定
1.はじめに  
2.問題解決  
3.意思決定  
4.まとめ:よりよい問題解決と意思決定のための批判的思考  

9 感情と認知
1.はじめに 
2.感情の認知評価理論  
3.感情と注意  
4.感情と記憶  
5.感情と社会的判断  
6.感情と認知に関する包括的理論  
7.感情知能  
8.おわりに  

10 記憶と実行機能
1.はじめに  
2.記憶の働きと分類  
3.実行機能の概念  
4.実行機能を支える記憶  
5.記憶を支える実行機能  
6.ま と め  

11 遺伝と環境
1.はじめに 
2.遺伝と個人差  
3.遺伝と環境の相互作用  
4.環境による影響と世代間伝達:エピジェネティクス  
5.ま と め  

12 学習と動機づけ
1.はじめに  
2.動因低減説から内発的動機づけ理論へ  
3.内発的動機づけのアンダーマイニング現象と認知的評価理論  
4.自己決定理論  
5.アトキンソンの達成動機づけ理論  
6.ワイナーの原因帰属理論  
7.学習性無力感理論  
8.改訂学習性無力感理論  
9.自己調整学習  

13 学校教育の展開と認知心理学の発展
1.はじめに  
2.学校教育における質の向上と平等性の追求  189
3.教育の質の向上としての「深い学習」の重視  190
4.1人1人の「深い学習」は達成されているか:学力やリテラシーの現状 
5.認知心理学の発展Ⅰ(1970年代以前):認知主義に基づく学習方法の提案と認知プロセスのモデル化  
6.認知心理学の発展Ⅱ(1980 年代):変化前と変化後の対比
7.認知心理学の発展Ⅲ(1990 年代):変化のプロセスの記述
8.認 知心理学の発展Ⅳ(2000 年代以降):変化のメカニズムの解明  
9.認知心理学の発展と今後の学校教育の展開 

14 教授法と学習効果
1.はじめに  
2.発見学習  
3.探求型教授法  
4.批判と論争  
5.整理と展開  
6.成功か失敗か  
7.ま と め  

15 心理・教育測定
1.はじめに 
2.心理・教育測定における信頼性と妥当性  
3.信頼性と妥当性のトレード・オフの関係  
4.信頼性を高めるデザイン  
5.妥当性を高めるデザイン  
補  遺  

16 認知の発達
1.はじめに  
2.認知発達へのアプローチ  
3.乳児期の認知発達  
4.幼児期の認知発達  
5.児童期の認知発達  
6.青年期の認知発達  
7.成人期以降の認知発達  
8.認知の生涯発達理論に向けて  

17 認知の障害
1.はじめに  
2.視覚認知の障害  
3.聴覚認知の障害  
4.高次認知の障害  
5.認知心理学と支援技術  
6.ま と め  

18 社会と文化の影響
1.はじめに  
2.社会心理学における認知的研究の発展・展開  
3.文化心理学における認知的研究の発展  
4.文化心理学における認知的研究の展望と方向性  
5.ま と め  

◎コラム
1 こころの未来  
2 自己・身体・知覚  
3 質的研究の方法  
4 熟達の過程  
5 アナロジーの発見機能  
6 日本人の心理  
7 青年の創造性  
8 メタ認知の役割  
9 感情表出の発達  
10 スリップ:行為のエラー 
11 発達の個人差への支援  
12 ダイエット行動  
13 素朴概念と科学的概念  
14 幼児の描画指導  
15 協調的学びの評価  
16 親の発達  
17 自閉症の認知特性  
18 合意の形成  

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内容説明

認知心理学の観点から教育の諸問題を考える、京都大学大学院教育学研究科のオリジナルでユニークな講座「教育認知心理学講座」。しかしその視点は学校教育に欠かせない。その基礎から最先端の研究まで、広く深く紹介する。

●著者紹介
楠見 孝(くすみ たかし)
京都大学大学院教育学研究科教授

子安増生(こやす ますお)
京都大学大学院教育学研究科教授

齊藤 智(さいとう さとる)
京都大学大学院教育学研究科准教授

野村理朗(のむら みちお)
京都大学大学院教育学研究科准教授

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