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ファシリテーションで大学が変わる:大学編

アクティブ・ラーニングにいのちを吹き込むには

ファシリテーションで大学が変わる:大学編

参加者(学習者)中心の学びや創造の場をつくる技芸であるファシリテーションの技術・心構えと大学教育でのリアルな活用法を解説。

著者 中野 民夫 編著
三田地 真実 編著
ジャンル 教育・文学 > 教育学
教育・文学 > 高等教育
コミュニケーション
出版年月日 2016/03/30
ISBN 9784779510571
判型・ページ数 A5・176ページ
定価 本体2,200円+税
 

目次

はじめに―今後,高等教育で最も求められるものは,「対話」―

第1部 アクティブ・ラーニングを活かすためのファシリテーション
第1章 ファシリテーションでアクティブ・ラーニング型授業が活きる!(三田地真実)
1.「アクティブ・ラーニング」か,「アクティブ・ラーニング型授業」か?
2.「アクティブ・ラーニングの失敗」とは,何を意味するのか?
3.アクティブ・ラーニング型授業を成功させるために―ファシリテーションの活用―
4.良い塩梅の「ガードレール」をうまく建てる技=ファシリテーション

第2章 名ファシリテーターから学んだこと―スキル以上に大切なこと―(中野民夫)
1.深い呼吸と共にそこに在る―ハワード・シェクター―
2.一人ひとり手をとって挨拶―ジョアンナ・メイシー―
3.ふりかえり,フィードバックは徹底的に―パロマ・パベル―
4.ファシリテーションは社会の公器―マイケル・ドイル―

第2部 ファシリテーションでこんなに変わった大学の授業・活動―実践編―
第3章 大教室での参加型授業―「教える」より「学び合う」場をつくろう!―(中野民夫)
1.大教室の現状とチャレンジ
2.まずは座り方から
3.皆が一言話すチェックイン
4.学生に発表の機会を
5.ゲストにもライフストーリーを語ってもらう
6.あてない主義
7.スマホや居眠り,人に迷惑かけなければいい?
8.フィードバックの輪を回す
9.最後のレポートはお互いに発表し合う
10.大教室での参加型授業の工夫8ヶ条  
11.学生にとっての意義
12.ファシリテーションの基本技の応用

第4章 対話中心型授業をファシリテーションでデザイン・実施する!―追体験型授業実践報告―(三田地真実)
1.そもそものきっかけ
2.プログラムデザインに入る前の段階
3.授業デザインの構想段階
4.シラバス作成
5.実際の1回の90分の授業デザイン
6.担当の章は誰がどうやって決めるのか?
7.実際の授業の流れ
8.評価はどうするのか?
9.学生の感想から
10.ファシリテーションを活用した場づくりのコツ

第5章 一般教養科目の授業がファシリテーションで変わる!―決められた枠の中でもアクティブにするポイント―(番田清美)
1.ファシリテーションに出会うまで
2.英語で「一般教育科目としての英語」を教える
3.教員の授業を,学生に振り返らせる
4.PDCA(Plan-Do-Check-Act)を回し続ける
5.肝心なのは,ファシリテーションの3つの根っこ
6.授業をデザインする―事前の準備―
7.学生のアクティブ・ラーニングを導く必須事項
8.大学におけるアクティブ・ラーニングで目指すこと・必要なこと  

第6章 理系の授業がファシリテーションで変わる!―ワークショップ型の授業をどこで組み入れるかのコツ―(中川雅史)
1.アクティブ・ラーニングの必要性
2.アクティブ・ラーニングで何をやらなくてはいけないか
3.どのようにアクティブ・ラーニング型授業をやるか
4.ワークショップ型の授業
5.なぜファシリテーションが必要か
6.どこまでワークショップのお膳立てをするか
7.ワークショップ型の授業をどこで組み入れるか

第7章 教員養成の授業がファシリテーションで変わる!―ファシリテーションで学ぶ,ファシリテーションで教える―(竹林地毅)
1.特別支援教育教員養成コースで身につけられるようにすべき資質能力
2.ファシリテーションを学ぶ授業,ファシリテーションを活かした授業づくりの必要性・有効性
3.実践1:ファシリテーションのスキルを学ぶ授業の概要
4.実践2:ファシリテーションを活かした授業の概要
5.2つの実践における学生の学び・変容
6.2つの授業実践を振り返って・課題
7.おわりに

第8章 キャンパスの課外活動がファシリテーションで変わる!―多様な学生が集まる場をファシリテートすることで生まれる可能性―(田所真生子)
1.プログラム誕生の経緯
2.新しいプログラムを設計・開発する!
3.プログラムに参加して得られたものとは
4.プログラムに対する評価
5.おわりに

第3部 ファシリテーションを成功させる理論とマインド編
第9章 ファシリテーターの分析力をアップする―機能的に学生の行動を見るための『行動分析学』のススメ―(三田地真実)
1.アクティブ・ラーニングとアクティブ・ラーニング型授業
2.行動を見るためのフレームとして
3.「主体的な学び」という魔法のささやき

第10章 楽しい修行のすすめ―身体と呼吸と心を調えマインドフルに―(中野民夫)
1.スキルを超えた何か大切なこと
2.鴨川の朝の楽しい修行
3.今ここをマインドフルに
4.調身・調息・調心
5.3つのシャンティ

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内容説明

学生に「考える」という行為をもたらすには、本当に小さな「問いかけ」でいい。参加者(学習者)中心の学びや創造の場をつくる技芸であるファシリテーションの技術・心構えと、大学教育でのそのリアルな活用法を解説する。小中学校編との姉妹本。

●著者紹介
中野民夫(なかの たみお)
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。ワークショップ企画プロデューサー。東京大学文学部卒。広告会社博報堂に就職。90年前後に休職留学しカリフォルニア統合学大学院で組織変革やワークショップを学ぶ。帰国後,人と人・自然・自分自身をつなぎ直すワークショップや,参加型場づくりの技法ファシリテーションの講座を多数実践。同志社大学教授を経て,2015年秋から東工大の新たな教養教育に参画。主著に『ワークショップ』『ファシリテーション革命』(以上,単著,岩波書店),『みんなの楽しい修行』(単著,春秋社)など。

三田地真実(みたち まみ)
星槎大学共生科学部・大学院教育学研究科教授。言語聴覚士。米国オレゴン大学教育学部博士課程修了(Ph.D.)。帰国後,教育現場において今後ファシリテーションが必須であると直感し,中野民夫氏が講師を務める講座に飛び込む。その後,専門分野である応用行動分析学,コミュニケーション障害学を基盤とした「ファシリテーション」を展開,教育・医療・福祉現場での理解啓発に努めている。主著に『特別支援教育「連携づくり」ファシリテーション』(単著(堀公俊監修),金子書房),『参画型マネジメントで生徒指導が変わる!』(共著,図書文化社)など。

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