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風力発電の社会的受容

風力発電の社会的受容

再生可能エネルギーの利用をどう進めるべきか。理念と現実のギャップを分析・解消し、ステークホルダーの合意形成を導く方法を探る。

著者 本巣 芽美
ジャンル 社会・文化 > 社会学
出版年月日 2016/03/15
ISBN 9784779510359
判型・ページ数 A5・288ページ
定価 本体7,700円+税
 

目次

序 章

第1章 日本における風力発電の導入の歴史
1.1 研究開発の時代
1.2 地方自治体による風力発電所の導入
1.3 風力発電所導入の制度的インセンティブと民間企業の参入
1.4 自治体と民間企業の共同事業
1.5 市民風車の登場
1.6 RPS 法から固定価格買取制度への移行
1.7 固定価格買取制度および環境影響評価法における課題
1.8 震災後の新たな政策
1.9 今後の国の目標
1.10 本章のまとめ

第2章 風力発電の受容性と導入問題
2.1 風力発電の受容性
2.1.1 社会的受容への関心の高まり
2.1.2 社会的受容の定義
2.1.3 事業の成功と失敗の基準
2.1.4 一般的受容と地域的受容の違い
2.2 一般市民の風力発電の受容性:一般的受容
2.2.1 風力発電に対する一般市民の受容性
2.2.2 一般市民と風力発電との接点
2.2.3 風力発電に関する情報内容
2.2.4 マスメディアと風力発電
2.2.5 一般的受容のまとめ
2.3 立地地域住民の風力発電の受容性:地域的受容
2.3.1 調査方法
2.3.2 生活における幸福感(Well-being)
2.3.3 配分的正義(Distributive justice)
2.3.4 手続きの手法(Procedural design)
2.3.5 地域的受容のまとめ
2.4 本章のまとめ

第3章 風力発電に関する科学技術コミュニケーション
3.1 科学技術コミュニケーションにおけるゲーミング利用
3.1.1 風力発電の科学技術コミュニケーションに求められる
もの
3.1.2 科学技術コミュニケーション
3.1.3 ゲーミング
3.2 風力発電の導入問題をテーマとしたゲーミングデザイン
3.2.1 ゲーミングの目的
3.2.2 フレームゲームの援用
3.2.3 「説得納得ゲーム:風車コミュニケーション」の設計
3.3 実施概要
3.4 実施結果
3.4.1 ゲーミング実施前の風車の短所の認識
3.4.2 短所認識・非認識による長所と短所の理解の変化
3.4.3 風力発電に対するイメージの変化
3.4.4 風車の種類による受容性の違い
3.4.5 構造理解
3.4.6 一般市民の視点
3.4.7 設計した意図を越えた学び
3.5 考  察
3.5.1 なぜ「納得」が多かったか
3.5.2 調査ツールとしてのゲーミング
3.5.3 地域住民を対象とした利用へ
3.5.4 ゲーミングの意義
3.6 本章のまとめ

第4章 地域的受容の規定因
4.1 調査概要
4.1.1 調査背景と目的
4.1.2 風力発電所の近隣住民に関する先行研究
4.2 調査票の設計と分析方法
4.2.1 調査票の設計
4.2.2 分析の方法
4.3 データの収集方法
4.3.1 調査地域の選定
4.3.2 サンプリング方法,調査票の配布と回収方法
4.4 データの分析
4.4.1 データの収集
4.4.2 基本属性
4.4.3 単純集計結果
4.4.4 総合評価の分析結果
4.5 考  察
4.6 本章のまとめ

第5章 風力発電所に対する住民の反対運動
5.1 反対運動
5.2 反対運動はなぜ生じたか
5.2.1 調査概要
5.2.2 反対住民の問題認識
5.2.3 問題の要点
5.2.4 補  足
5.3 風力発電の導入プロセス
5.3.1 風力発電所建設の手引き書
5.3.2 調査方法と調査対象事例の概要
5.3.3 検証結果
5.3.4 導入プロセスのまとめ
5.4 考  察
5.5 本章のまとめ
5.5.1 受容性のメカニズム
5.5.2 住民参加の役割
5.5.3 能動的反対への作動要因

終 章

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内容説明

再生可能エネルギーの利用をどう進めるべきか。理念と現実の違いはなぜ起きるのか。そのギャップを分析・解消し、ステークホルダーの合意形成を導く方法とは――科学技術コミュニケーションツールとしてのゲーミングの可能性を探る。

●著者紹介
本巣芽美(もとす めみ)
名古屋大学大学院環境学研究科洋上風力発電事業と地域の共発展寄附講座講師
2013年 東京大学大学院学際情報学府博士課程修了
主著に,『再生可能エネルギーのリスクとガバナンス―社会を持続していくための実践』(共編著,ミネルヴァ書房,2015)など。

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