今泉六郎

ドイツの大哲学者ヘーゲルの書棚にあり、ヘーゲル自身の書き込みがされた貴重な著書は、なぜ現代日本の古書店で発見されることになったのか？　数奇な巡り合わせを導いた明治日本の陸軍獣医の肖像。


●著者紹介
1961年、福岡県生まれ。ボーフム大学大学院修了、文学博士。現在、明治学院大学教授。専門は思想文化論。和辻賞、日本随筆家協会賞などを受賞。
単著に『〈あいだ〉の解釈学』（世界書院、2006年）、『ヘーゲル哲学入門』（ナカニシヤ出版、2009年）、『新版・体系への道』（創土社、2010年）、『東山魁夷』（ナカニシヤ出版、2014年）など。編著に『メディア論』（御茶の水書房、2007年）、『インター・カルチャー』（晃洋書房、2009年）、『新しい時代をひらく』（角川学芸出版、2011年）、『若者の未来をひらく』（角川学芸出版、2011年）など。