ケアの始まる場所

哲学・倫理学・社会学・教育学からの11章

ケアの始まる場所

臨床的ケア学のフロンティアを拓く。既存の学野の枠を超えた、気鋭の研究者達による現場性・当事者性を追求した実践的ケア研究。

著者 金井 淑子
竹内 聖一
ジャンル 哲学・倫理  > 哲学
哲学・倫理  > 倫理学
社会・文化  > 社会学
教育・語学・文学  > 教育学
出版年月日 2015/02/25
ISBN 9784779508806
判型・ページ数 A5 ・ 254ページ
定価 2,420円(税込)

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「ケアの手前にあるもの」への視線から、臨床的ケアロジーのフロンティアを拓く。既存の学野を横断するケア学の構築に向けた、気鋭の研究者達による、現場性・臨床性・当事者性を追求した実践的ケア研究の成果。

 序 論

第Ⅰ部 かかわりあう

 第1章 コミュニケーションとしてのケア
    ■竹内聖一

 第2章 内発的義務論における経験の直接性と〈場〉  
    ■佐藤 靜

 第3章 〈持っている〉ナルシシズムと〈成就する〉ナルシシズム
    ■楠 秀樹

 第4章 妊娠の身体性
      ――フェミニスト現象学の観点から代理出産を考える――
    ■齋藤 瞳

 コラム1 「セクシュアル・マイノリティ」をめぐるカテゴリーの変容――おなべ? レズビアン? FTM?――(武田麻紀子)
      

第Ⅱ部 つながる

 第5章 〈リベラリズムの生殖論〉から〈ケア倫理の生殖論〉へ
      ――生殖と男性の関係から考えるケア問題――
    ■齋藤圭介

 第6章 「教育」と「ケア」をめぐる相克
      ――「幼保一元化」の検討から――
    ■丹治恭子

 第7章 関係性としてのケア
      ――「共」の結びつきと「じか」の関係構築――
    ■春日清孝

 コラム2 商品棚のオンリーワンからかけがえのないあなたへ(草島 豊)

第Ⅲ部 いたむ

 第8章 死者とケア
      ――ケアにおいて存在しうる死者――
    ■小館貴幸

 第9章 「リスク」という物語に馴化させられる社会
    ■横山道史

 第10章 〈核災〉と〈いのち〉の選別
     ■米田祐介



 第11章 ケアの思想と臨床知をつなぐ
      ――自己へのケア/記憶のケアへ――
     ■金井淑子

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