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近代「国語」の成立における藤岡勝二の果した役割について

近代「国語」の成立における藤岡勝二の果した役割について

忘れられた言語学者、藤岡勝二。新村出や金田一京助などとの比較も通してその思想を読み解き、近代「国語」の誕生に迫る。

著者 柿木 重宜
ジャンル 教育・文学 > 語学・言語学
出版年月日 2013/07/01
ISBN 9784779507793
判型・ページ数 A5・184ページ
定価 本体2,800円+税
 

目次

序文

はじめに

1章 先行研究

2章 藤岡勝二の言語思想について
2.1  藤岡勝二の経歴(1872-1935)
2.2  藤岡勝二の研究テーマ
2.2.1  日本語系統論説(ウラル・アルタイ語族説) 
2.2.2  一般言語学 
2.2.3  アルタイ諸語の文献学的研究 
2.2.4  国語国字問題(ローマ化運動の理論と実践) 
2.2.5  辞書学 
2.2.6  宗教学 
2.2.7  日本語教育 

3章 国語調査委員会官制発足以前の状況
3.1  帝国教育会の言文一致会
3.2  国語調査会(1900-1902)と委員

4章 国語調査委員会(1902-1913)について
4.1  国語調査委員会の委員
4.2  国語調査委員会の調査方針と活動状況
4.3  国語調査委員会の研究成果

5章 国語調査委員会の重要項目(標準語・言文一致・仮名遣い)における藤岡勝二の役割
5.1  標準語
5.2  言文一致(口語体)
5.2.1  『國語研究法』にみられる藤岡の言文一致論 
5.2.2  言文一致の確立期について 
5.2.3  藤岡勝二の「言文一致論」と方言意識について 
5.3  仮名遣い
5.3.1  「棒引仮名遣い」について 
5.3.2  「棒引仮名遣い」の消失の原因について 
5.3.3  藤岡勝二が用いた「棒引仮名遣い」について 
5.4  臨時仮名遣調査委員会について
5.4.1  臨時仮名遣調査委員会以前の状況─『明治三十八年二月假名遣改定案ニ對スル世論調査報告』─
5.4.2  臨時仮名遣調査委員会 

6章 『言語學雑誌』の資料的価値について─藤岡勝二の言説を中心にして─
6.1  『言語學雑誌』について
6.1.1  『言語學雑誌』の巻号数 
6.1.2  『言語學雑誌』の体裁と内容 
6.2  『言語學雑誌』に寄稿した藤岡勝二の論文について
6.2.1  藤岡論文の内容とその特徴 
6.2.2  藤岡論文に対する国語学者の評価 
6.3  「雑報」にみられる藤岡勝二の日本語教育について

7章 藤岡勝二とその周辺
7.1  藤岡勝二と同時代の言語学徒たち
7.1.1   藤岡勝二と同時代の博言学科の学生 
7.1.2   藤岡勝二の東京帝国大学時代の同僚 
7.1.3   藤岡勝二の東京帝国大学時代の門下生 
7.1.4   藤岡勝二の担当した科目 
7.1.5   藤岡勝二の印象 

8章 藤岡勝二の言語観
8.1  藤岡勝二の国語観
8.1.1  藤岡勝二に影響を与えた言語学者(ホイットニー・パウル・スウィート) 
8.1.2  社会言語学の曙光 
8.1.3  藤岡言語学の後継者とその位置づけ─博言学から言語学へ─
8.2  藤岡勝二のローマ字観
8.2.1  藤岡勝二と「ローマ字ひろめ会」 
8.2.2  「ローマ字ひろめ会」の活動 
8.2.3  『ROMAJI』に寄稿した言語学者と国語学者 
8.3  「ローマ字ひろめ会」における藤岡勝二の役割
8.3.1  『ROMAJI』にみられる特記事項 
8.3.2  訓令式ローマ字が採用された理由

おわりに
引用文献
藤岡勝二(1872-1935)の主要業績一覧
謝 辞 
事項索引
人名索引

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内容説明

忘れられた言語学者、藤岡勝二。
言文一致や仮名遣い、ローマ字化など、
藤岡がどのような言語思想を有し、近代国語の成立に関わったのか、
新村出や金田一京助など当時の若き言語学徒たちとの比較もしながら、
様々な角度から考察する。

【著者紹介】

柿木重宜(かきぎ・しげたか)

博士(言語文化学)大阪大学
一橋大学大学院社会学研究科(社会言語学専攻)博士後期課程単位取得(1994)
現職 滋賀短期大学ビジネスコミュニケーション学科教授
    大阪大学非常勤講師
    全国大学国語国文学会委員
主著
『ふしぎな言葉の学―日本語学と言語学の接点を求めて―』(2000)ナカニシヤ出版『なぜ言葉は変わるのか―日本語学と言語学へのプロローグ―』(2003)ナカニシヤ出版『日本語の語源を学ぶ人のために』(2006、共著)世界思想社
『京都の地名検証3』(2010,共著)勉誠出版『日本語再履修』(2012)ナカニシヤ出版
他010年,共著)他

 

● 日本語学会の機関誌『日本語の研究』第11巻1号(pp.67-78)にて紹介されました。

http://www.jpling.gr.jp/kenkyu/syokai/

 

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