看護心理学

看護に大切な心理学

看護心理学

看護に役立つ「行動の制御と変化」がわかる学習心理学を中心に、チーム医療やストレス対処に役立つ心理学を実践に即して解説する。

著者 鋤柄 増根
ジャンル 医療・看護・福祉
テキスト
心理学
出版年月日 2013/03/01
ISBN 9784779506963
判型・ページ数 B5 ・ 168ページ
定価 2,640円(税込)

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看護には「行動の変化がこころの変化へつながる」ことの理解が欠かせない。
そこで本書では、実践に役立つ「行動の制御と変化」の学習心理学を中心に、
チーム医療やストレス対処に活用できる心理学まで、実践に即して解説する。

【著者紹介】
鋤柄増根(すきがら・ますね)
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授

まえがき  

1章 「こころ」を研究する目的
1.心理学の目的
(1)こころはどこにあるのか
(2)「こころ」と行動
2.心理学を学ぶ意味:看護師の立場から

2章 「こころ」を測る
1.なぜ測定が必要か
2.個人差測定
3.精神物理測定
(1)精神物理測定
(2)信号検出理論
4.根拠に基づく看護・医療の基礎としての測定

3章 「こころ」の変化
1.学  習
(1)学習とは何か
(2)臨床実践における学習心理学の意義
(3)古典的条件づけ
(4)オペラント条件づけ
(5)不適応行動の形成と消去
(6)運動技能の学習
(7)学習研究技法の応用
2.発  達
(1)発達とは何か
(2)発達の代表的な理論
(3)各発達段階の特徴
(4)自閉症児・者の各発達段階の特徴

4章 「こころ」の健康
1.ストレスとメンタルヘルス
(1)ストレスの理論
(2)ストレスの影響
(3)現代社会のストレス
(4)ストレスへの対処方法(コーピング)
(5)ワーク・ライフ・バランス
2.「こころ」の健康を測る
(1)特定領域の「こころ」の健康を測る
(2)パーソナリティ全体の「こころ」の健康を測る
(3)「こころ」の健康に影響する知的および発達的側面を測る
(4)信頼性と妥当性
3.「こころ」の健康を取り戻す
(1)来談者中心療法
(2)精神分析療法
(3)行動療法
(4)認知行動療法

5章 「こころ」と社会
1.社会の中での人間
(1)社会的役割と自己
(2)対人認知
(3)社会的推論
2.医療現場での対人関係
(1)対人関係の成り立ち
(2)対人葛藤
(3)社会的スキル
3.医療現場という社会
(1)集団とは何か
(2)集団における影響過程
(3)集団の意思決定
(4)リーダーシップ
4.円滑なチーム医療のために
(1)集団間関係
(2)集団間葛藤の解消
5.文化による行動の違い
(1)文化的自己観
(2)組織風土と組織文化

6章 看護に役立つ心理学とは?
1.ぶりの照り焼き
2.看護師側の理由,患者側の理由
3.「ここは,安穏浄土」
4.患者教育再考 患者自らの力を引き出す
5.心理学を役立て,看護学生として生き残る
6.心理学を役立て,看護師として働き続ける

文  献
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