〈共同体〉をめぐる政治学

〈共同体〉をめぐる政治学

近代化による分断を超えた、新たな連帯は可能か。アレント論、石牟礼論、コミュニティ論等を通して探る、新しい〈共同体〉の姿。

著者 伊藤 洋典
ジャンル 法律・政治  > 政治学
テキスト
出版年月日 2013/03/01
ISBN 9784779506673
判型・ページ数 4-6 ・ 272ページ
定価 2,640円(税込)
在庫 品切れ・重版未定

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近代化による分断を超えた、人々の新たな連帯はつくれるのか。

ハンナ・アレント論、石牟礼道子論、コミュニティ論など、多彩な議論を通じ、

新しい〈共同体〉の可能性に迫る市民社会論。

 

【著者紹介】

伊藤洋典(いとう・ひろのり)

1960年 大分県に生まれる。
1986年 九州大学法学部卒業。
1991年 九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
現 在 熊本大学教授。博士(法学)。(政治思想専攻)
著訳書 『ハンナ・アレントと国民国家の世紀』(木鐸社,2001年),『「近代」と「他者」』〔編著〕(成文堂,2006年),『「地域公共圏」の政治学』〔共編〕(ナカニシヤ出版,2004年),『自分からの政治学』〔共著〕(法律文化社,1996年),M. カノヴァン『アレント政治思想の再解釈』〔共訳〕(未來社,2004年),他。

 

まえがき

第一章 ハンナ・アレントにおける人間的なものの条件
 1 はじめに
 2 『全体主義の起原』の論理
 3 アレントの近代批判
 4 むすびにかえて

第二章 公共的人間の今日的位相
 1 はじめに
 2 ロールズの議論
 3 共同体の議論
 4 「幸福の追求」と共同体
 5 おわりに

第三章 「高度成長期」の政治学における二つのパラダイム
     ――疎外論と政策論の展開と交差――
 1 はじめに
 2 松下圭一の場合
 3 高畠通敏の場合
 4 谷川雁の場合
 5 むすびに

第四章 風景への帰属、あるいは帰属の風景
 1 序 論 
 2 「私」に連なる世界
 3 世界との分離
    ――近代批判――
 4 共同体の挫折
 5 おわりに

第五章 コミュニティ論の今日的位相とその射程
     ――移動時代における「帰属」と「自治」の観点から――
 1 はじめに
 2 コミュニティ論の論点
 3 コミュニティと場所制
 4 コミュニティと自治
 5 メンバーシップなき自治
 6 自治と政治的共同体のゆくえ
 7 むすびにかえて


 注
 おわりに
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