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ウィトゲンシュタインの誤診

『青色本』を掘り崩す

ウィトゲンシュタインの誤診

ウィトゲンシュタインの『青色本』を徹底的に読み解き、批判的に乗り超え、哲学の新たな可能性を切り拓く永井哲学ワールド。

著者 永井 均
ジャンル 哲学・倫理 > 哲学
出版年月日 2012/07/01
ISBN 9784779506710
判型・ページ数 4-6・254ページ
定価 本体1,800円+税
 

目次

はじめに

1 哲学における達成とは

2 私的体験が素材となって実在が構成されていると言いたい誘惑

3 語は対立項なしには使われえないか

4 ただ私自身の体験だけが実在すると言いたい誘惑

5 だが他人も「まったく同じこと」が言える

6 世界の素材としてのエーテル状の私的体験

7 ウィトゲンシュタイン的独我論

8 ウィトゲンシュタイン的独我論の永井的拡張
   (付・コウモリだったらどんなかな)

9 私と世界をつなぐすべての出発点

10 「自分の感覚を記述するのに回り道をせざるをえない」

11 野田総理の目のまわりの黒あざの絵は実物の黒あざと照合できる

12 「このゲームにゴールはない」

13 私と他人が身体の部分を共有した場合

14 二冊の本は同じ色であることができない

15 私が痛いとき私はそれを知っている

16 私は彼の痛みを文法的に「文法的に」感じることができない

17 文法に対する不満?

18 「無意識的な考え」という表現

19 日常言語に対する不満 vs. 言語そのものからの余剰

20 自痛み‐他痛み vs. 実痛み‐虚痛み

21 「この紙はあこくない」

22 「私の頭を彼の頭の中に突き刺して……」

23 独我論と記憶――偶丸奇森の思考実験

24 幾何学的な目と幾何学的な記憶

25 「つねに」と「いつであれ」、そして独今論との類比

26 「用は足りる」が「理解できてはならない」

27 「白のキングに紙の冠をかぶせる」

28 「歩きながら周りを見まわすときには……」

29 「私」の客体用法と主体用法

30 個々の身体に口がついていることの意義

31 痛みを感じている人は口から泣き声を出している人か?

32 表出説を使用説につなぐ

33 感覚与件は存在するか

34 独我論的指示の構造

35 「文字盤を針に固定して一緒に回るようにしてしまった」

36 二つの思考が拮抗している

37 「私はここにいる」という形而上学的驚き

38 今だ!

39 身体は痛みを感じうるか

40 心という観念の起源

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内容説明

ウィトゲンシュタインの『青色本』を
徹底的に読み解き、批判的に乗り超え、
哲学の新たな可能性を切り拓く永井哲学ワールド!

【著者紹介】

永井 均(ながい・ひとし)

1951年東京都に生まれる。1982年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。日本大学教授。(専攻/哲学・倫理学)。
著書:『〈私〉の存在の比類なさ』(勁草書房),『転校生とブラック・ジャック』(岩波現代文庫),『翔太と猫のインサイトの夏休み』,『倫理とは何か』(以上、ちくま学芸文庫),『なぜ意識は実在しないのか』〈双書哲学塾〉(岩波書店),『西田幾多郎』(NHK出版),『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書),『〈子ども〉のための哲学』,『これがニーチェだ』,『私・今・そして神』(以上、講談社現代新書),『マンガは哲学する』(講談社),ほか多数。

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