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コミュニケーション研究法

コミュニケーション研究法

研究倫理などの心構えから、フィールドワークや実験法、質問紙法、統計まで、コミュニケーション研究に必須の多彩な研究手法を解説。

著者 末田 清子 編著
抱井 尚子 編著
田崎 勝也 編著
猿橋 順子 編著
ジャンル テキスト
心理学 > 方法論
教養・共通科目 > 教養科目
出版年月日 2011/07/01
ISBN 9784779505461
判型・ページ数 B5・291ページ
定価 本体3,200円+税
 

目次

はじめに  i

第1部 導入編

1 コミュニケーションを科学する(抱井尚子・末田清子)    
1. 本章の目的/2. 科学とは何か/3. 社会科学としてのコミュニケーション学/4. コミュニケーションを科学することの価値

2 コミュニケーション研究のアプローチ(末田清子)
1. 本章の目的/2. 研究テーマとアプローチの多様性/3. 客観的真実(truth)か複数の現実(multiple realities)か?  10 / 4. 分析単位が個か全体か?/5. 現状理解か社会変革か?/6. コミュニケーション研究アプローチの歴史的変遷/7. まとめ

3 科学的・社会的営為としての研究(抱井尚子)   
1. 本章の目的/2. 研究,方法論,研究デザイン,研究手法そして研究計画/3. 科学的・社会的営為としての研究/4. 研究アプローチの選択/5. 量的研究と質的研究/6. 研究計画書・研究論文の書き方/7. おわりに

4 研究倫理(中田亜希子)
1. はじめに/2. 研究倫理の必要性/3. 課題の設定とデザインを組むときの倫理的問題/4. データ収集時の倫理的問題/5. 量的研究の倫理的問題/6. 質的研究の倫理的問題/7. 分析の際の倫理的問題/8. 研究を公表する際の倫理的問題/9. 研究倫理委員会とは 

5 先行研究調査とその方法(井上美砂)
1. 先行研究調査とは何か/2. 先行研究調査の重要性/3. 先行研究調査の目的/4. 先行研究調査の位置づけ/5. 先行研究調査のステップ/6. 文献・情報の入手方法/7. おわりに

6 量的研究の概要(田崎勝也)
1. はじめに/2. 量的研究とは/3. 量的研究の目的と科学思想/4. 測定と数量化/5. 測定法の選択/6. 因果関係と研究デザイン/7. おわりに

7 実験法(磯 友輝子)
1. 本章の目的/2. 因果関係が成り立つための3つの前提/3. 実験法における3つの変数:独立変数/4. 実験法における3つの変数:従属変数/5. 実験法における3つの変数:剰余変数/6. 実験法で考慮すべき3つの妥当性/7. さまざまな実験法/8. 実験法の限界/9. おわりに
実験法の研究例 視線行動が印象形成に及ぼす影響:3者間会話場面における非言語的行動の果たす役割 

8 質問紙法(守﨑誠一)    
1. はじめに/2. 質問紙調査の手順/3. 質問紙の構成/4. 測定尺度の作成/5. 質問紙調査の実施方法と注意点:標本数と標本抽出の方法/6. おわりに
質問紙法の研究例 日本人とアメリカ人の自己呈示行動:文化的自己観と個人主義/集団主義の影響

9 データの要約と記述統計(田崎勝也)    
1. はじめに/2. データの入力と整理/3. 分布の様子を知る:記述統計値の算出/4. おわりに

10 統計的推測と仮説検定(田崎勝也)   
1. はじめに/2. 母集団と標本/3. 標本分布の役割/4. 正規分布の性質/5. 仮説検定のロジック/6. 仮説検定の実際/7. 変数の組み合わせと検定法/8. おわりに

第3部 質的研究法
11 質的研究の概要(抱井尚子)   
1. 本章の目的/2. コミュニケーション研究における質的研究の歴史的動向/3. 質的研究とは/4. 質的研究を選択するうえでの心構え

12 インタビュー法(猿橋順子)   
1. インタビュー法の目的/2. インタビュー法の種類/3. インタビューの実施/4. 分析法:KJ 法を拠り所に/5. おわりに 
インタビュー法の研究例 日本語の非母語話者が日本の教育環境で学習意欲を維持する要因:日本で教育を受けた外国籍の学生へのライフヒストリーインタビューを通して

13 フィールドワーク(猿橋順子)    
1. 本章の目的/2. フィールドへのコンタクト/3. データの収集・記述方法/4. 論文の執筆/5. おわりに
フィールドワークの研究例 非識字であることの意味と対応行動:在日韓国・朝鮮人一世女性とニューカマー女性の共通性

14 会話分析(小谷真理子)    
1. 会話分析の目的/2. データ収集と書き起こし/3. データ分析/4. 会話分析の利点と限界
会話分析の研究例 会話内の修復組織における自己訂正の優先性

15 グラウンデッド・セオリー・アプローチ(平山修平)    
1. グラウンデッド・セオリー・アプローチの目的/2. データ収集/3. データ分析法/4.GTA の利点と限界
グラウンデッド・セオリー・アプローチの研究例 依存と批判のコミュニケーション:医師と患者のポジショニング

第4部 応用編
16 ミックス法(抱井尚子・稲葉光行)     
1. 本章の目的/2. ミックス法とは/3. ミックス法による研究の類型/4. 研究論文の発表/ 5. ミックス法の利点と限界 
ミックス法の研究例 私たちの世代はどうなるの?:質的および量的研究法を用いた大学生に対する政治広告の影響に関する分析  

17 アクションリサーチ(久保田真弓)    
1. アクションリサーチの特徴/2. 何を捉えてみるのか/3. アクションリサーチの形式分類/4. アクションリサーチの実施方法/5. 心構え/6. アクションリサーチの研究の利点と限界

18 テキストマイニング(稲葉光行)  
1. テキストマイニングの目的/2. データ収集/3. データ分析法/4. テキストマイニングの利点と限界
テキストマイニングの研究例 テキストマイニングによる非営利ネットワークの組織化プロセスの可視化  

19 PAC(個人別態度構造)分析(末田清子)  
1. 本章の目的/2.PAC分析/3.PAC 分析のプロセス/4.PAC 分析を採用する意義と課題
PAC分析の研究例 大学生の高齢者に対するイメージ

付録
索引 

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内容説明

実験法や質問紙法など多彩な研究手法を網羅

コミュニケーションの何を明らかにしたいのかによって研究手法は選ばなければならない。本書では、研究倫理などの心構えから、フィールドワークや実験法、質問紙法、統計まで、多彩な研究手法を網羅して解説する。

【著者紹介】
末田清子
(すえだ・きよこ)
英国ランカスター大学大学院応用社会学研究科博士号取得(2002)Ph.D.
現在,青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科教授

抱井尚子
(かかい・ひさこ)
米国ハワイ大学大学院教育心理学研究科博士課程修了(2001)Ph.D.
現在,青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科教授,Journal of Mixed Methods Research編集委員

田崎勝也
(たさき・かつや)
米国ハワイ大学大学院教育心理学研究科博士課程修了(2001)Ph.D.
現在,青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科准教授

猿橋順子
(さるはし・じゅんこ)
青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際コミュニケーション専攻博士後期課程修了(2004)
現在,青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科准教授

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