議論能力の熟達化プロセスに基づいた指導法の提案
なぜ日本人は議論に弱いのか?
高等教育での議論教育の導入とカリキュラム開発の可能性とは? イギリス議会をモデルとするパーラメンタリー・ディベート(PD:Parliamentary Debate)の第一人者による議論教育への道を拓く貴重な提言!
「第7章 結論」より一部抜粋
高等教育の抜本的な改革が始まった現在,データによってその効果性が裏付けられた議論教育に関する知見は特定の領域を越えたリテラシー教育の手段として学問分野から実社会まで広く研究成果の応用が可能である。
【著者紹介】
中野美香(なかの・みか)
九州大学大学院比較社会文化学府国際社会文化専攻博士後期課程修了。博士(比較社会文化学)。現在,福岡工業大学工学部電気工学科助教。
主著に、「大学1年生からのコミュニケーション入門」』ナカニシヤ出版,2010、「福岡工業大学電気工学科の1年生を対象とした1年間のディベート教育の効果」電気学会論文誌A 130(1)81-86, 2010。「電気系学生のコミュニケーション能力の育成を目的とした教育設計」電気学会論文誌A 129(5)379-385, 2009。「実践共同体における大学生の議論スキル獲得過程」『認知科学』14(3),398-408,2007,説明の心理学―理論と実践 比留間太白・山本博樹(編) 第4章「説明と口頭表現」ナカニシヤ出版 pp.53-64,2007。
第1章 序 論
1.1 研究の背景と目的
1.2 議論に関する先行研究と本論文の位置づけ
1.3 本論文の構成
第2章 パーラメンタリー・ディベートの歴史と特徴
1.1 歴史的背景
2.2 PDと他形式の構造的枠組みの相違点
第3章 ディベートに対する大学生経験者の主観的認知
3.1 目 的
3.2 方 法
3.3 文化・形式にとる学生の主観的認知の相違点
3.4 利点と動機の関連性
第4章 国際大会における日本人学生の議論成績を規定する要因の検討
4.1 目 的
4.2 方 法
4.3 主観的英語力と議論志向性
4.4 学習者の意識・態度に対する教育的配慮
4.5 日本人参加者に足りない要素
4.6 大会成績を規定する他の要因の探索
第5章 議論スキルの獲得過程の解明
5.1 目 的
5.2 方 法
5.3 結果と考察
5.4 学習者の意識・態度に対する教育的配慮
5.5 指導への示唆
第6章 高等教育への導入方法とカリキュラム開発
6.1 グローバル化社会で高等教育に何が求められるか
6.2 指導の枠組みと学習環境づくり
1.1 研究の背景と目的
1.2 議論に関する先行研究と本論文の位置づけ
1.3 本論文の構成
第2章 パーラメンタリー・ディベートの歴史と特徴
1.1 歴史的背景
2.2 PDと他形式の構造的枠組みの相違点
第3章 ディベートに対する大学生経験者の主観的認知
3.1 目 的
3.2 方 法
3.3 文化・形式にとる学生の主観的認知の相違点
3.4 利点と動機の関連性
第4章 国際大会における日本人学生の議論成績を規定する要因の検討
4.1 目 的
4.2 方 法
4.3 主観的英語力と議論志向性
4.4 学習者の意識・態度に対する教育的配慮
4.5 日本人参加者に足りない要素
4.6 大会成績を規定する他の要因の探索
第5章 議論スキルの獲得過程の解明
5.1 目 的
5.2 方 法
5.3 結果と考察
5.4 学習者の意識・態度に対する教育的配慮
5.5 指導への示唆
第6章 高等教育への導入方法とカリキュラム開発
6.1 グローバル化社会で高等教育に何が求められるか
6.2 指導の枠組みと学習環境づくり
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