話し合いトレーニング

伝える力・聴く力・問う力を育てる自律型対話入門

話し合いトレーニング

様々な大学での授業実践から生まれた、コミュニケーション能力を総合的に発揮する話し合いのトレーニングをワークテキスト化!

著者 大塚 裕子 編著
森本 郁代 編著
ジャンル 教育・語学・文学  > 高等教育
テキスト
教養・共通科目  > 初年次教育
出版年月日 2011/02/01
書店発売日 2011/02/28
ISBN 9784779505218
判型・ページ数 B5 ・ 132ページ
定価 2,090円(税込)

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コミュニケーションを磨くグループワーク!
さまざまな大学での授業実践から生まれた、コミュニケーション能力を総合的に発揮する話し合いのトレーニングを便利で使いやすいワークテキストのかたちにしました。情報共有や問題解決のための伝える力・聴く力・問う力を育むグループワークの決定版です!書き込み便利なワークシート付き 


*本書のベースとなった芝浦工業大学での授業実践が関東工学教育協会賞(業績賞)、(社)日本工学教育協会工学教育賞、第14回交通工学研究会技術賞を受賞しました!


「まえがき」より一部抜粋
 近年,社会では「コミュニケーション能力」に対するニーズが非常に高まっています。就職活動で,企業が学生に求める能力の1位は常にコミュニケーション能力です。書店ではコミュニケーション能力を高めるためのノウハウ本が平積みで売られています。これだけ多く売られているのは,求める人が多くいる,すなわち,求めなければいけないと人に思わせる社会的状況があるからでしょう。
 しかし,これほど有無を言わせぬスローガンのように掲げられる「コミュニケーション能力」ですが,どういう能力かについては案外曖昧なまま使われていることが多いようです。また定義されていたとしても,その定義や構成要素は多種多様であり,なかなか一意に決められるものではありません。それは,状況や場面,必要とされるコミュニケーションの目的に応じて,重視され,求められるコミュニケーション能力も多様だからです。
 本書では,コミュニケーション能力が総合的に発揮される場として,情報の共有や問題の解決のための「話し合い」を想定しています。そして,そのような場で必要な力を「伝える力,聴く力,問う力」と考えたうえで,これら話し合いに必要な能力と,その学習方法を紹介しています。


【著者紹介】(*は編者)
大塚裕子
*(おおつか・ひろこ)
財団法人計量計画研究所(IBS)言語・行動研究室主任研究員。
担当:1章,コラム2,2章(2-1,2-2),コラム6,コラム7

森本郁代
*(もりもと・いくよ)
関西学院大学法学部准教授。
関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科准教授(兼担)。
担当:7章,コラム5,コラム8

山内保典(やまのうち・やすのり)
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任研究員。
担当:コラム3,コラム4,コラム監修

水上悦雄(みずかみ・えつお)
独立行政法人 情報通信研究機構知識創成コミュニケーション研究センター音声コミュニケーショングループ専攻研究員。
担当:2章(2-3),4章

武井紀子(たけい・のりこ)
芝浦工業大学大学院修士課程修了。
担当:2章(2-4,2-5)

富田英司(とみだ・えいじ)
愛媛大学教育学部講師。
担当:3章,コラム1,コラム9

岩倉成志(いわくら・せいじ)
芝浦工業大学工学部土木工学科教授。
担当:5章

竹内和広(たけうち・かずひろ)
大阪電気通信大学情報通信工学部情報工学科准教授。
担当:6章

第1章 はじめに
1-1 話し合いが自律しているということ
1-2 自律的対話能力の必要性
1-3 自律型対話プログラムの特徴と概要
1-4 本書の使い方
1-5 お使いになる先生へ
 コラム1 どの話し合いの形式にどんな効果があるの?
 コラム2 話し合いにもルールがあるの?
第2章 まずはやってみよう
2-1 ディスカッション練習の流れ
2-2 話し合いのルールと考え方
2-3 テーマの選び方
2-4 自分たちのディスカッションを評価する 
2-5 友人たちのディスカッションを評価する
 コラム3 科学コミュニケーションはどうして必要なの?
第3章 話し合いを通してお互いを高めるには
3-1 ふり返ることの意味
3-2 ふり返りの順序と準備
3-3 参加者同士・観察者同士でのふり返り
3-4 参加者・観察者合同のふり返り
3-5 ふり返りのコツ
 コラム4 話し合いは,良いことばかりなの?
 コラム5 コミュニケーション力をトレーニングするには?
第4章 スキルを改善する手法1:発見シート
4-1 発見シートとは
4-2 発見シートの使い方
4-3 発見シートのFAQ
4-4 各項目の解説
第5章 スキルを改善する手法2:議論ステップモデル
5-1 多様な観点や多様な立場で意見を積み上げるスキル
5-2 議論ステップモデルとは何か
5-3 議論ステップモデルを使うときの留意点
 コラム6 話し合い以外に意思決定の方法はあるの?
 コラム7 話し合いに道具は必要なの?
第6章 話し合いをまとめて発表する
6-1 プレゼンテーションの準備
6-2 プレゼンテーション資料を作る
6-3 発表と質疑応答
 コラム8 裁判員制度での評議は普段の話し合いと何が違うの?
 コラム9 コミュニケーション能力は就職活動にとって大事なの?
第7章 おわりに
7-1 自律的対話能力が求められる場面とは
7-2 自律的対話社会の構築に向けて

引用・参考文献
付 録

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