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健康リスク・コミュニケーションの手引き

健康リスク・コミュニケーションの手引き

健康に被害を及ぼすリスクが発生した場合に何をどう伝えるべきなのか。待望のリスク・コミュニケーションのマニュアルがついに刊行。

著者 吉川 肇子 編著
ジャンル 心理学 > 社会
心理学 > 健康
心理学 > コミュニケーション
コミュニケーション
出版年月日 2009/07/01
ISBN 9784779502354
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 本体2,700円+税
 

目次

第1章 健康リスク・コミュニケーションの考え方
1.健康リスク・コミュニケーション
(1)リスク・コミュニケーションとは
(2)リスク・コミュニケーションにおける健康リスク・コミュニケーションの位置づけ
(3)「欠陥モデル」に見るリスク・コミュニケーションの問題
(4)リスク概念の拡大
(5)特別な配慮のあるべき人に対してどうすべきか
2.コミュニケーションの技術
(1)説得的コミュニケーションの技術の利用
(2)通常のリスク・コミュニケーションと緊急時の
リスク・コミュニケーション
(3)一対一か,一対多か
3.本書の生かし方

 第1部 健康リスク・コミュニケーションの手引き
第2章 リスク・コミュニケーションの言語表現 
1.相手に理解させること
(1)共通の基盤
(2)トピックの明確化
(3)透明性の錯覚
(4)リスクを分かりやすく伝えるには
2.確率の表現
3.推意
(1)会話の推意
(2)レビンソンの推意
(3)リスク伝達上の留意点

4.言語スタイルとコミュニケーションの印象
:丁寧さや信頼性との関わり
(1)丁寧さ
(2)丁寧さがすべてではない
(3)不確実な表現がもたらす印象
(4)謝罪の表現
(5)非言語的コミュニケーション

第3章 リスク・コミュニケーションの技法 
1.リスク・コミュニケーションの計画
(1)コミュニケーション相手を知る
(2)社会調査,フォーカスグループ・インタビュー,問いあわせの分析 
(3)情報の内容の検討
(4)リスクの提示方法についての注意点
(5)Q&A(質問と回答)の作成
(6)資料の見直し
2.コミュニケータの基本的な技術
(1)コミュニケータの聞き方
(2)コミュニケータの話し方
(3)コミュニケータの選定
(4)リスク・コミュニケーションの訓練
3.さまざまな関係者への対応
(1)マス・メディアへの対応
(2)問いあわせ対応
(3)情報提供のタイミング
4.さまざまな参加手法と,その評価
(1)さまざまな参加手法
(2)手法の選択
5.リスク・コミュニケーションの評価

資料1 調査票
資料2 グループインタビューフロー
資料3 言語表現の具体的な事例
資料4 避けることが望ましい公文書用語
資料5 使用が望ましくない否定的な用語
資料6 リスク比較
資料7 Q&A
資料8 「内分泌かく乱物質」を正しく理解するために 

 第2部 健康リスク・コミュニケーションの事例
第4章 人は健康リスクをどのように見ているか 
1.はじめに
2.健康リスク認知のプロセス
(1)健康リスクへの気づき
(2)健康リスクのイメージの形成
(3)健康リスクの大きさの見積もり
(4)健康リスク評価
(5)健康リスク制御
3.健康リスク認知に影響するリテラシーと批判的思考
(1)科学リテラシーと健康リテラシー
(2)メディアリテラシーと批判的思考能力
4.環境ホルモンのリスク認知プロセスに批判的思考態度が及ぼす影響
(1)批判的思考態度とリスク認知の男女共通の過程
(2)批判的思考態度とリスク認知の男女差のある過程
5.健康リスク情報とメディア
(1)健康安全情報の情報源
(2)環境ホルモン情報の信頼性
6.まとめ:健康リスク・コミュニケーションへの示唆

第5章 有害化学物質による危機管理事例 
1.保育園園舎改修工事に伴う園児のアスベスト曝露事例
(1)はじめに
(2)文京区アスベスト曝露事例の経緯
(3)アスベスト曝露による健康リスクの評価
(4)おわりに
2.蛍光灯の安定器破裂による小学校児童のPCB曝露事例
(1)はじめに
(2)八王子市PCB曝露事例の経緯
(3)PCB曝露による健康リスクの評価
(4)おわりに
3.まとめ

第6章 科学的エビデンスに基づく健康リスク評価とリスク・コミュニケーションへの展開
1.科学的エビデンスに基づく健康リスク評価
(1)健康リスク評価のステップ
(2)健康リスク評価の方法
2.リスク・コミュニケーションへの展開の事例
資料1 三宅島で生活するための3つの「リ」
資料2 三宅島火山ガスに関する検討会報告書説明会
資料3 質問と回答集
資料4 いくつできるかな?

第7章 よりよい健康リスク・コミュニケーションに向けて 
1.事例としての内分泌攪乱化学物質のリスク・コミュニケーション
2.内分泌攪乱物質問題からの示唆
3.今後の検討課題

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内容説明

リスク発生! その時に危機管理者は何をどのように伝えればよいのか?
健康に被害を及ぼすさまざまなリスクが発生した場合に危機管理者は何をどのように伝えればよいのか。待望のリスク・コミュニケーションのマニュアルがついに刊行。関係者がリスクに関する情報を交換し相互に働きかけあいながら,ともに意思決定に参加する双方向コミュニケーションを円滑に行なうための処方箋がここにある。

【著者紹介】(*は編者)
吉川肇子*(きっかわ・としこ)
第1,3,7章。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学 博士(文学)。現在 慶應義塾大学商学部准教授
岡本真一郎(おかもと・しんいちろう)
第2,3章 京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)現在 愛知学院大学心身科学部教授
楠見 孝(くすみ・たかし)
第3,4章 学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学 博士(心理学)。現在 京都大学大学院教育学研究科教授
上市秀雄(うえいち・ひでお)
第3,4章 東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了 博士(学術)。現在 筑波大学大学院システム情報工学研究科講師
内山巖雄(うちやま・いわお)
第3,5章 東京大学医学部卒 医学博士。現在 京都大学名誉教授
宮川雅充(みやかわ・まさみつ)
第3,5章京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了 博士(工学)現在 吉備国際大学国際環境経営学部専任講師
村山留美子(むらやま・るみこ)
第3,5章 早稲田大学大学院人間科学研究科修了 博士(医学)現在 京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻助教
大前和幸(おおまえ・かずゆき)
第3,6章 慶應義塾大学医学部卒 医学博士 現在 慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教授
武林 亨(たけばやし・とおる)
第3,6章 慶應義塾大学医学部卒 博士(医学)現在 慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教授
菊池有利子(きくち・ゆりこ)
第3,6章 慶應義塾大学大学院医学研究科修了 博士(医学)現在 ミネソタ大学公衆衛生大学院疫学・地域保健学科研究員

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