心が活きる教育に向かって

幸福感を紡ぐ心理学・教育学

心が活きる教育に向かって

心が活きる教育について教育学・心理学が交差する新たな研究。領域を創造する試みを通して編まれた最先端の研究成果!

著者 子安 増生
ジャンル 心理学  > 教育
教育・語学・文学  > 教育学
出版年月日 2009/06/01
書店発売日 2009/06/30
ISBN 9784779503658
判型・ページ数 4-6 ・ 210ページ
定価 1,980円(税込)

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心の謎を理解し、解明し、解決する!
京都大学グローバルCOEが心の謎を理解し、解明し、解決する!心が活きる教育について教育学・心理学が交差する新たな研究領域を創造する試みを通して編まれた最先端の研究成果を集成。

【著者紹介】
子安増生(こやす・ますお)
京都大学大学院教育学研究科

序章 心が活きる教育に向かって
 1.本書の目的
 2.COE拠点形成の目的
 3.これまでの活動の成果
 4.有能感・生命感・達成感・幸福感
 5.心が活きる教育とは
 6.本書の構成

第1部

第1章 《NHK青年の主張》における幸福感のゆくえ
 1.はじめに
 2.1955年体制の「小さな幸せ」
 3.「青春」の終焉と修養の没落
 4.「政治的正しさ」とお笑いネタ
 5.おわりに

第2章 能力と幸福、そして幸福感――強さと弱さ
 1.はじめに
 2.UNICEFの幸福度調査
 3.OECDにおける能力と幸福の概念
 4.「強さ」志向の教育政策と「弱さ」への着目
 5.弱さの力に根ざした教育実践
 6.おわりに

第3章 家庭と学校における幸福感――日独比較調査に向けて
 1.幸福感の国際的・学際的調査の立ち上げ
 2.幸福感調査の主題設定についての吟味
 3.幸福感調査の計画と手法の調整

第4章 ブータンに学ぶ幸福感と教育――伝統と近代の衝突と共生
 1.国民総幸福(GNH)と教育
 2.ブータンの教育システムの発展と幸福
 3.教育における伝統と近代

第5章 共育空間を創造する地域活性化――ビジョン喪失リスクへの挑戦
 1.コミュニティの活性化とは
 2.過疎というリスク
 3.ある先駆的な地域活性化運動
 4.結語

第6章 南極に活きるこころ
 1.はじめに
 2.南極というフィールド
 3.南極におけるこころのリスク
 4.いざ、南極へ
 5.南極におけるリスクをいかにのりきるのか
 6.南極でこころはいかに活きるのか

第7章 動物の幸福と人の幸福
 1.はじめに
 2.動物の心
 3.新たな動物観とヒトの幸福

第2部
 1.人間のきずなの進化
 2.幸福感の多様性
 3.心が活きる実験心理学
 4.中和剤としての幸福感
 5.「からだ」から「こころ」へ―江戸時代にみる人間形成の原理―
 6.話を聴くということ
 7.「つまずき」を活かす思想―「逆転の発想」に学ぶ―
 8.液状化する「不幸」
 9.心理療法から見た幸福感
 10.至福のファーブル
 11.仕合せをむすぶナラティヴ
 12.リスク社会と幸福感の歪曲した言説―仏教的な批判―
 13.子どもはいつから幸福を感じるか

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