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はじめよう!科学技術コミュニケーション

はじめよう!科学技術コミュニケーション

なぜ,今,科学を人々に伝えることがこれほどまでに必要とされているのか?議論を創り出す数々の実践法を集約。

著者 北海道大学CoSTEP 編著
ジャンル 自然科学・工学
教養・共通科目 > 教養科目
出版年月日 2007/12/01
ISBN 9784779502231
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 本体2,000円+税
 

目次

第1章 なぜ今,科学技術コミュニケーションか(杉山滋郎)
1 サイエンス・カフェに行ったこと,ありますか?
2 科学技術コミュニケーション
3 双方向的なコミュニケーション
4 トランス・サイエンス
5 「欠如モデル」からの脱却
6 「出前授業」の活用
7 発信しよう。市民も,地方からも

第1部 科学技術コミュニケーションの現状と課題

第2章 科学技術ジャーナリズム(隈本邦彦)
1 なぜ科学技術ジャーナリズムを学ぶのか
2 科学技術ジャーナリズムの現状は?
3 科学技術ジャーナリズムに寄せられる批判
4 でも相手を批判しない報道なんて……
5 科学者・専門家とメディアが協力しない手はない
6 メディアをうまく活用して情報発信する

第3章 メディアとしての科学館 その新しい活用に向けて(石村源生)
1 科学館と科学技術コミュニケーション
2 科学館の役割
3 メディアとしての科学館の特長
4 科学館の抱える課題
5 科学館と科学技術コミュニケーションの新しい関係に向けて

第4章 サイエンスライターの可能性(難波美帆)
1 サイエンスライターになるには
2 サイエンスライティングを学ぶ意義
3 サイエンスライティング教育―アメリカの場合
4 サイエンスライター……科学技術コミュニケーターとして,当事者として
5 雑誌とがんライターが果たした役割
6 ネットワーク型社会における市民ライター

第5章 「参加する市民」を支援する(三上直之)
1 「科学技術への市民参加」とコミュニケーター
2 事例:コンセンサス会議
3 コミュニケーターの五つの役割
4 市民としての科学技術コミュニケーター

第6章 科学技術の充実のために(細川敏幸)
1 はじめに
2 科学者は何をしているのか
3 理科教育の危機的状況
4 科学・技術のイメージと不安
5 市民に期待される科学リテラシー
6 科学者からサイエンスコミュニケーターへの期待

第7章 理科研究者にとっての科学技術コミュニケーション(栃内 新)
1 なぜ科学技術コミュニケーションが必要なのか
2 理系研究者が行う科学技術コミュニケーションの現状
3 期待される科学技術コミュニケーション
4 ハウ・トゥ「理系研究者の科学技術コミュニケーション」

第8章 人文・社会科学と科学技術コミュニケーション(石原孝二)
1 文系と理系
2 人文・社会科学と理系の学問の違い
3 科学技術コミュニケーションにおける人文・社会科学の役割
4 人文・社会科学と科学技術コミュニケーター

第2部 コミュニケーションの道具箱

第9章 ラジオ(隈本邦彦)
1 ラジオ番組をつくろう
2 企画を立てる
3 さてインタビューを始めよう
4 取材のための機材
5 音声編集機材
6 編集の留意点
7 書き言葉と話し言葉
8 スタジオで収録
9 放送法その他の制約を忘れてはいけない
10 ポッドキャスティング(Podcasting)
11 子どもたちにうまく伝わっているか 
12 ラジオ番組と科学技術コミュニケーション

第10章 ウェブ(石村源生)
1 はじめに
2 ウェブサイトの構想をつくる
3 ウェブサイトの制作計画を立てる
4 ウェブサイトの制作体制を整える  105
5 ウェブ制作チームを運営する
6 コンテンツを制作する
7 公開用サイトを運営する
8 おわりに

第11章 サイエンス・カフェ(岡橋 毅・三上直之)
1 はじめに
2 今すぐはじめるサイエンス・カフェ
3 サイエンス・カフェの作り方
4 参加者だけでなく,研究者も「学ぶ」場として
5 サイエンス・カフェの挑戦
6 さあ,自分で始めよう

第12章 サイエンス・ギャラリー(宮入 隆)
1 サイエンス・ギャラリーとは
2 気軽に立ち寄れる場をつくろう
3 CoSTEPでの実践事例―「一日サイエンス・ギャラリー」
4 場所探しと会場設計
  場所の選定/会場の設計
5 展示パネルの制作ポイント 
  「わかりやすさ」を実現するために/「偏らない」情報提供のために
6 「一日サイエンス・ギャラリー」の実践から
7 最後に

第13章 広報誌(難波美帆)
1 はじめに
2 作ってみよう広報誌・広報記事

第14章 出前授業(佐藤祐介)
1 はじめに:初等中等教育における理科学習を取り巻く環境 
2 「学校現場」と「専門家」をつなぐ
3 コミュニケーター自身が授業を提供するケース
4 出前授業をコーディネートする場合
5 出前授業を受け入れる側へのアドバイス
6 教育現場における科学技術コミュニケーターの役割

第15章 広報デザイン(大津珠子)
1 はじめに
2 広報におけるデザインの必要性
3 広報デザインにおける五つの“S”
4 五つの“S”を実践する
5 最後に

あとがき

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内容説明

科学と社会の対話を生み出し,共鳴させる知
なぜ,今,科学を人々に伝えることがこれほどまでに必要とされているのか? その背景,可能性,そして人々にわかりやすく正確に伝えるだけでなく,議論を創り出す数々の実践法を集約。この本を片手にはじめよう!

CoSTEP*(コーステップ)とは?
この本は,北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の教育実践の中から生まれました。CoSTEP は,科学技術の専門家と市民との橋渡しを担う人材を育てる教育組織で,大学院修士課程レベルの1年間の教育プログラムを,社会人や大学院生などが受講しています。受講生は,教室での授業のほか,ラジオ番組やイベントの制作などの実習を通して,科学技術コミュニケーションの理論から応用に至るまで,幅広い知識とスキルを習得します。E-learning を使って遠隔地で学ぶ選科生も含め,すでに100人近い受講生が巣立ち,研究機関や官公庁,マスメディアなどの民間企業,さらには市民活動の現場で,「科学技術コミュニケーター」として活躍しています。カリキュラムなどの詳細は,ウェブサイトhttp://costep.hucc.hokudai.ac.jp をご覧ください。
*CoSTEP: Communicators in Science and Technology Education Program

【著者紹介】(*は編集委員)
杉山滋郎*(すぎやま・しげお)
北海道大学大学院理学研究院教授。
専門分野:科学史,科学技術社会論

隈本邦彦(くまもと・くにひこ)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット特任教授。
専門分野:科学技術ジャーナリズム

石村源生(いしむら・げんせい)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット特任准教授。
専門分野:知覚心理学,博物館コンサルティング,展示プランニング

難波美帆(なんば・みほ)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット特任准教授。
専門分野:サイエンスライティング,編集

三上直之*(みかみ・なおゆき)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット特任准教授。
専門分野:環境社会学

細川敏幸(ほそかわ・としゆき)
北海道大学高等教育機能開発総合センター教授。
専門分野:科学教育,衛生学

栃内 新(とちない・しん)
北海道大学大学院理学研究院自然史科学部門准教授。
専門分野:進化発生学

石原孝二*(いしはら・こうじ)
北海道大学大学院文学研究科創成科学共同開発研究機構准教授。
専門分野:科学技術哲学,倫理学,現象学

岡橋 毅(おかはし・たけし)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット博士研究員。
専門分野:社会学,科学技術社会論

宮入 隆(みやいり・たかし)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット博士研究員。
専門分野:農業経済学,科学技術社会論

佐藤祐介(さとう・ゆうすけ)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット博士研究員。
専門分野:天文学,理科教育

大津珠子(おおつ・しゅこ)
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット博士研究員。
専門分野:グラフィックデザイン

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