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知のリテラシー 文化

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目次

まえがき

1 マンガ――その無自覚なまでの習得過程と影響力 (吉村和真)
   はじめに――あなたはこのマンガを読めますか
   1 マンガを問う視座と意義
     マンガは子どもの読物 / 「されどマンガ」と「たかがマンガ」 / マンガと母国語
   2 幼年誌と学年誌の位置
     マンガと出会う窓口 / 「ぴっかぴかコミックス」の登場 / 各誌データ一覧から考える
   3 学年誌マンガの特徴
     物語展開、絵柄、コマ割り / 連動性 / 音喩の特徴と影響
   結  び――あなたがあのマンガを読めたということは

2 ファッション――着ることと脱ぐことと (小野原教子)
   はじめに――服は言葉
   1 着/脱
     人間は衣服を着る動物である / 着ること/脱ぐこと / ユニフォームとはなにか
   2 イメージ
     パンク・ロック・ファッション / 聞こえるファッション
   3 コミュニケーション
     新しい言葉 / 着物、きもの、キモノ、kimono
結  び

3 映画――僕たちが映画を「わかる」まで (河田 学)
   はじめに――「映画」は定義できるか?
   1 映画とは何か?――「語り」という視点から
     「映画を観る」ということ / 「語り手」の話 / 映画における「語り」
   2 「主観ショット」と「客観ショット」
     カメラが伝える映画の「意味」 / 見えるはずのない光景
   3 「カメラ目線」の問題
     フィクションではカメラ目線は許されない? / 小説のカメラ目線、許されるカメラ目線
   結  び

4 音楽――音楽なしでは生きられない? (葉口英子)
   はじめに――音楽が溢れる日常
   1 音楽とメディア
     ポピュラー音楽の流動性 / 音楽を運ぶ?モノ?とメディアの変遷 / 音楽ケータイ主義
   2 音楽をめぐるコミュニケーション
     音楽の好み / 音楽とスタイル / 快楽としての音楽
   3 無意識の音楽
     音楽のテーマパーク / 音楽と映像 / 音楽を「図」と「地」で考える
   結  び

5 建築――建築が作り出す空間をとらえる=空間リテラシー (ウスビ・サコ)
   はじめに
   1 空間の記号学
     「空間」のもつ「イミ」 / 空間のセミオロジー
   2 空間の機能と役割
     「すまい」のなかの個室 / 「子ども部屋」の個室化 / サブカルチャーを支える個室
   3 空間の文化創造と広がり
     「まち」の規範 / カフェをとおして「まち」をとらえる
   結  び

6 写真――モノを透かしみる機械の眼 (松本健太郎)
   はじめに
   1 写真の透明性――カメラという装置の媒介作用をめぐって
     写真記号の特殊性 / 写真による現実の共有化
   2 機械の眼は、僕らが現実を見る方法をどう変えたのか
     メディアの延長作用 / 人間と機械の融合 / 機械的視覚の干渉
   3 写真の不透明性――装置をオペレートする人間の媒介作用をめぐって
     オペレータと、その視界のフレーミング / ダブル・メディエーション
   結  び――対象世界との距離感

7 絵画――目には語を!? シュルレアリスム絵画とはなにか (大窪優子)
   はじめに
   1 「見ること」と「知ること」
     具象? 抽象? / 「無意識」がやってきた! / 雲よ、私の欲望を教えておくれ
   2 絵画という記号
     自動記述――「言葉」の探求からはじまった / 「謎のないところに愛するものがあるだろうか?」
   3 シニフィアンの生産、あれこれ
     コラージュ / オートマティスムと絵画 / ダリ:パラノイア的=批判的活動
   結  び

8 美術工芸品――ダサい土産物がなぜ売れる? (鵜飼敦子)
   はじめに
   1「土産」と「工芸」
    「美術」+「工芸」=? / リモージュの小箱と漆器箱
   2「土産」と「イメージ」
    「土産」話 / 空想世界の「土産」 / 地域ブランド
   3「イメージ」と「美術工芸品」
     もち運ばれるイメージ / 「ニッポン」イメージの形成 / ジャポニスムと「美術工芸品」
   結  び

9 食文化――おいしいものを食べるとき、私たちが食べるもの (河田学+林智信)
   はじめに――「伝統」にだまされる?
   1「伝統」にだまされる?
     米は日本人の主食? / 「米=主食」神話の起源――食と「イメージ」
   2 食と健康
     なんでお米の学校給食にこだわるの? / なぜ「完全米飯給食」なのか?
   3 健康にならなくちゃ!?
     食と健康 / 食べ物と土地 / 「健康ゲーム」の行方
   結  び

10 スポーツ――スポーツ新聞を投げすてるための方法序説 (福田裕大)
   はじめに
   1 スポーツが生まれるとき
     スポーツの誕生 / 身体という問題 / スポーツとファシズム
   2 スポーツの変遷
     スポーツのアメリカナイゼーション / ドーピングという現象 / 身体の再発見
   3 現代のスポーツ
     主体的なスポーツマンと新しい集団性 / ビジネス化するスポーツ
   結  び

  あとがき

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内容説明

大好評4刷!

身近な目線から考えるポップカルチャーの新しい教科書!
まず、身近なことから考えよう。「あたりまえ」と思っていた「視点」を少しずらしてみれば、みえなかった「文化」がみえてくる。マンガにはじまり、ファッション、映画、音楽、建築、写真、絵画、美術工芸品、食文化、スポーツまで、身近なはずの「10の文化」に潜む「なぜ?」「なに?」を、やさしく丁寧に解き明かす。全く新しい角度から体験するスリリングな「文化」の入門テキスト。

日本初の「マンガ学部」を擁する京都精華大学学長 島本 浣氏 推薦
マンガからスポーツまで、本書は現代の多様な文化を読み解き、時代のキーワードである「生きた文化力」を身につけるための新感覚のテキストである。

■正誤表はこちら■ 

 

【著者紹介】(*は編者)
吉村和真(よしむら・かずま)[第1章]
1971年まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期過程単位取得退学。現在、京都精華大学マンガ学部准教授。

小野原教子(おのはら・のりこ)[第2章]
1968年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、兵庫県立大学経営学部准教授。

河田 学(かわだ・まなぶ)[第3章,第9章]
1971年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都精華大学・京都造形芸術大学非常勤講師。

葉口英子(はぐち・ひでこ)[第4章]
1971年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期単位取得満期退学。現在、静岡産業大学情報学部情報デザイン学科専任講師、中部大学人文学部非常勤講師。

ウスビ・サコ(Oussouby SACKO)[第5章]
1966年生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。現在、京都精華大学人文学部准教授。

松本健太郎(まつもと・けんたろう)[第6章]
1974年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。
現在、中部大学・京都精華大学非常勤講師。

大窪優子(おおくぼ・ゆうこ)[第7章]
1975年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、パリ第七大学第三課程在学。

鵜飼敦子(うかい・あつこ)[第8章]
1974年まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。現在、京都嵯峨芸術大学・同志社女子大学非常勤講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在学。

林 智信(はやし・とものぶ)[第9章]
1978年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在学。

福田裕大(ふくだ・ゆうだい)[第10章]
1979年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在学。

 


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