エンカウンター・グループと国際交流

エンカウンター・グループと国際交流

世界各国の人々が集うエンカウンター・グループの様々な実践が異文化交流の新たな可能性を拓く。

著者 松本 剛
畠瀬 直子
野島 一彦
ジャンル 心理学  > 臨床・障害
社会・文化  > 異文化・多文化
出版年月日 2005/10/01
書店発売日 2005/10/05
ISBN 9784888489911
判型・ページ数 A5 ・ 176ページ
定価 2,420円(税込)

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異文化の人々と「気持ち」で交流する――世界各国の人々が集うエンカウンター・グループの様々な実践が異文化交流の新たな可能性を拓く。

【著者紹介】
松本 剛(まつもと・つよし) 大阪学院大学国際学部助教授。主著に、『実践・カウンセリングプロセスハンドブック』(共著、金子書房、2004年),他。
畠瀬 直子(はたせ・なおこ) 関西大学文学部教授。主著に、『暮らしに生かすカウンセリング』(誠信書房、2004年)など。
野島 一彦(のじま・かずひこ) 九州大学大学院人間環境学研究院教授。主著に、『エンカウンター・グループのファシリテーション』(ナカニシヤ出版、2000年),他。

第I部 PCA日本フォーラムについて

第1章 パーソンセンタード・フォーラムの歴史
心理的葛藤克服から、人種・国家間葛藤の克服へ
カール八十才をメキシコで祝う、1982年
エンカウンター・グループ発祥の地でカールを偲ぶ、1987年
アジアからの参加者に出会う、1992年
オリンポス山の麓で、日本文化を通じて交流する(1995年)
葛藤関係の克服と浄化を示す南アフリカの地で(1998年)

第2章 プログラム・研究発表
パーソンセンタード・アプローチ:C.Rogers,E.Gendlin,R.Carkhuffの貢献(Carlos Alemany)
戦争と大量殺戮の心理的影響に対するヒューマニストの視点(Oya G.Ersever)
参加による成長がコミュニケーション・パターンに影響する(Sararavani Govender)
南米とアルゼンチンにおけるパーソンセンタード・アプローチ(Silvia Jauregui)
ハインツ・コフートにおける共感について(エド・カーン)
キリスト教、禅、パーソンセンタード・アプローチ(Jeff Leonardi)
看護とカウンセリング(Takako Mito & Grace Chikadons)
視覚的メタファー:真実の自己発見のための手がかり(Cora Moore & Val Rapmmund)
日本文化に触れるワークショップ(墨絵の導入)(村山尚子)
パーソンセンタード・アプローチと共に生きる(Anne Newell)
『肯定的関心―カール・ロジャーズ及び彼に影響を受けた著名な人々』と柘植明子先生の最終稿「原稿全体の統合に向けての覚え書き」(坂田裕子)
PCAファミリー:同じ源流から出た多様な視点(Albert S. Segrera)
ワークショップ:全く異なる体制の壁を超えた体験のSHARE(Larisa van Amsterdam-Kisleva)

第3章 PCA Japan Forumをふりかえって―人間関係研究会スタッフによる座談会より

第4章 参加者の感想
日本で初めてのPCAフォーラム(伊藤義美)
First Contact(坂中正義)
PCA参加感想(曽小瑩)
PCAフォーラムに参加して(萩原透公)
PCAフォーラム感想(久能徹)
赤穂フォーラムに参加して(法眼裕子)
PCA Forum in Japanに参加した感想(石川容子)
PCA国際フォーラムに参加してから、【愛が溢れる集い】(金奎卓)
ラベンダーのかほり(三國牧子)
パーソンセンタード表現アートセラピーのワークショップを行って(小野京子)
日本でのPCA国際フォーラムの意味(森田夏美)
PCA国際フォーラムと私(Grace H.Chickadonz 翻訳・注:森田夏美)

第II部 日本における国際交流に関連するエンカウンターグループの展開

第1章 日本における多文化エンカウンター・グループの試み
日本における多文化相互交流BEGの試み(清水幹夫)
コミュニティ・ミーティングとスモール・グループの意味と位置づけ(下田節夫)
通訳と一人ひとりが孤立しない工夫(榊祐子)
Community Meetingのファシリテーション(高松里)
「参加者の感想と満足度」(参加者の推移と複数回参加者の特質)(福岡直樹)
明日香プロジェクトへの多数回参加者3人へのインタビュー(畠瀬稔)
全体的考察(清水幹夫)

第2章 母国語(中国語)による福岡在住外国人「保護者の集い」の実践(曽小瑩)
はじめに
活動の社会的背景
福岡在住外国人親子心理支援チーム
「保護者の集い」の構造
「保護者の集い」の経過
コメント

第3章 母国語(韓国語)による福岡在住外国人「保護者の集い」の開催(金奎卓)
はじめに
「保護者の集い」の構造
「保護者の集い」の経過
コメント

第4章 日本滞在韓国人の子どもたちへの心理的援助―土曜学校の実践を通じて(金奎卓)
はじめに
活動の背景
グループの構成
グループの経過
肯定的自己概念の変化
コメント

第5章 ビデオ「鋼鉄のシャッター」を用いた大学教育の試み―国際学部生にとってのエンカウンター・グループ(松本剛)
はじめに
演習の展開過程
学生の感想

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