東南アジアの魚とる人びと

東南アジアの魚とる人びと

20年にわたるフィールド調査から,グローバル化するアジアの漁業と人びとのくらしが見える。

著者 田和 正孝
ジャンル 地理・歴史・人類学
地理・歴史・人類学  > 地理学
シリーズ 人文・社会  > 地球発見
出版年月日 2006/02/01
書店発売日 2006/02/01
ISBN 9784779500022
判型・ページ数 4-6 ・ 212ページ
定価 1,980円(税込)

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獲る・採る・摂る・盗る――。国境が入りくみ海賊も横行する東南アジアの海で,貴重な資源を“とる”人びと。20年にわたるフィールド調査から,グローバル化するアジアの漁業と人びとのくらしが見える。

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『地球発見』シリーズ

【著者紹介】
田和正孝(たわ・まさたか)
1954年 兵庫県生まれ。
1981年 関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(地理学)。
現 在 関西学院大学文学部教授。漁業文化地理学専攻。
著 書 『変わりゆくパプアニューギニア』(丸善,1995年),『漁場利用の生態――文化地理学的考察』(九州大学出版会,1997年),『海人たちの自然誌――アジア・太平洋における海の資源利用』〔共著〕(関西学院大学出版会,1998年),他。

はじめに

序章 東南アジアの漁業を読み解くキーワード
はじめに/魚とる舞台/漁村を分類する/共有のジレンマとは/
「獲り方」から見る漁業/調査者として

 I 越境と資源管理

1 マラッカ海峡の越境漁
越境漁と拿捕事件/パリジャワのかご漁業/内なるコンフリクト/
内なるコンフリクトから外なるコンフリクトへ/海賊行為と漁業者/
越境の構造
   
2 漁業者の知恵
資源をいかに管理するか/タイの資源管理/マングローブを守る島/
プッシュネットの侵漁をどう防ぐか/タイの漁業者の知恵

 II アジアをつなぐ人とモノ

3 アジアをめぐる活魚流通
活魚ブームの背景/消費地・香港/東インドネシアのハタ生産地から/
ハタの流通から見えるもの/最近の活魚情報

4 マレー半島塩干魚紀行
塩干魚とは/加工の方法/マレーシアでの生産状況/
「塩干魚のふるさと」東海岸/西海岸の生産地/
消費の状況/変化する塩干魚生産

 III 漁業地域の変貌

5 変わる海口
パリジャワの変貌/パリジャワ漁業地区/漁港周辺の変化/
漁業経営の変化/変わる海口

6 干潟漁業の二〇年
二〇年ぶりのサピアン/フィリピンの資源管理/サピアン概況/
漁具・漁法の変化/養殖業の変化/違法漁業と資源管理/
サピアン漁業のこれから

参考文献 / おわりに

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