工学倫理の諸相
エンジニアリングの知的・倫理的問題
本書では、工学倫理を技術者だけでなく、技術の影響や危害を受ける人すべてに関わる倫理、技術を取り巻く社会の倫理として捉える。そして、ものづくり工学技術の内部に入り込み、そこに含まれる倫理的・哲学的問題を取り上げ論考するとともに、工学と関わる人間の行動規範、社会制度の基盤整備をめざす。
●好評発売中!!
『倫理学のフロンティア』シリーズ
【著者紹介】
齊藤 了文(さいとう・のりふみ)1953年生まれ。関西大学社会学部教授。哲学専攻。『<ものづくり>と複雑系』<講談社選書メチエ>(講談社、1998年)「工学倫理と制度設計」(『日本金属学会誌』66巻12号、2002年12月)、他。
岩崎 豪人(いわさき・たけと)1962年生まれ。関西学院大学文学部非常勤講師。哲学専攻。『はじめての工学倫理』〔共著〕(昭和堂、2001年) 『工学倫理入門』〔共訳〕(丸善、2002年)、他。
0 人工物に媒介された倫理 (齊藤了文)
1 はじめに
2 人工物問題
3 人工物と過失責任
I リスク
1 工学におけるリスク問題 (八木晃一)
1 はじめに
2 製品の事故
3 工業製品に使用される材料の特性
4 製品設計のための規格・基準と新材料開発
5 経年劣化対策
6 リスクベース工学の創造
7 リスクベース材料工学における今後の研究
8 おわりに
2 安全性とリスクの倫理 (岩崎豪人)
1 はじめに
2 安全とリスク
3 倫理の役割
4 安全文化
5 安全に関わる工学倫理の特徴
6 倫理の基盤
II 専門家
3 原子力の専門家の特徴と倫理 (西原英晃)
1 はじめに
2 人工物としての原子力
3 原子力技術業
4 安全確保の合理性
5 「東電問題」に見る技術者倫理
6 規制制度の整備と自律性の確立
7 おわりに
4 設計に基づく工学倫理(伊藤均)
1 工学設計と情報
2 工学設計という行為
3 人工物環境と設計
III 責 任
5 製造物責任法と過失 (杉本泰治)
1 はじめに
2 市民感覚
3 法律家の関心
4 技術者の関心
5 技術者倫理の関心
6 事故調査と技術者の責任 (大和文雄)
1 「責任」概念
2 工学の特徴と事故調査の重要性
3 システム性事故と刑事免責
4 不法行為法における帰責原理とその変遷
5 おわりに
IV 組 織
7 企業倫理とエンジニア (野田忠吉)
1 はじめに
2 エンジニアの仕事と特性
3 組織におけるエンジニアの役割
4 管理者としてのエンジニアの役割
5 おわりに
8 エンジニアと組織の問題(齊藤了文)
1 はじめに
2 エンジニアの位置づけ
3 知識社会における組織
4 一つの帰結
V 文献紹介
9 欧米における技術者倫理・技術倫理の動向(杉原桂太・大野波矢登)
1 はじめに
2 米国における技術者倫理
3 欧州における技術倫理
4 おわりに
あとがき
1 はじめに
2 人工物問題
3 人工物と過失責任
I リスク
1 工学におけるリスク問題 (八木晃一)
1 はじめに
2 製品の事故
3 工業製品に使用される材料の特性
4 製品設計のための規格・基準と新材料開発
5 経年劣化対策
6 リスクベース工学の創造
7 リスクベース材料工学における今後の研究
8 おわりに
2 安全性とリスクの倫理 (岩崎豪人)
1 はじめに
2 安全とリスク
3 倫理の役割
4 安全文化
5 安全に関わる工学倫理の特徴
6 倫理の基盤
II 専門家
3 原子力の専門家の特徴と倫理 (西原英晃)
1 はじめに
2 人工物としての原子力
3 原子力技術業
4 安全確保の合理性
5 「東電問題」に見る技術者倫理
6 規制制度の整備と自律性の確立
7 おわりに
4 設計に基づく工学倫理(伊藤均)
1 工学設計と情報
2 工学設計という行為
3 人工物環境と設計
III 責 任
5 製造物責任法と過失 (杉本泰治)
1 はじめに
2 市民感覚
3 法律家の関心
4 技術者の関心
5 技術者倫理の関心
6 事故調査と技術者の責任 (大和文雄)
1 「責任」概念
2 工学の特徴と事故調査の重要性
3 システム性事故と刑事免責
4 不法行為法における帰責原理とその変遷
5 おわりに
IV 組 織
7 企業倫理とエンジニア (野田忠吉)
1 はじめに
2 エンジニアの仕事と特性
3 組織におけるエンジニアの役割
4 管理者としてのエンジニアの役割
5 おわりに
8 エンジニアと組織の問題(齊藤了文)
1 はじめに
2 エンジニアの位置づけ
3 知識社会における組織
4 一つの帰結
V 文献紹介
9 欧米における技術者倫理・技術倫理の動向(杉原桂太・大野波矢登)
1 はじめに
2 米国における技術者倫理
3 欧州における技術倫理
4 おわりに
あとがき